映える写真が色々なメディアに取り上げられ人気上昇中のSUP。気軽に始められ、子どもからシニアまで幅広く楽しめるスポーツです。今回はSUPと釣りを掛け合わせたSUPフィッシングについて、気をつけるべき点や必要な道具を解説します。
SUPフィッシングとは
SUPフィッシングとはSUPで水上に浮かびながら同時に釣りも楽しんでしまうという、「SUP×釣り」のアクティビティ。
SUPの楽しみ方としては、
- 長い距離をマラソンのように楽しむ:ツーリング
- リラックスして自分を磨く:ヨガ」
- 速さを競う:レース
- 波に乗る:サーフィン
- SUP上で釣りをする:フィッシング
などお好みに応じていろいろな楽しみ方があります。
今回はその中でも初心者からベテランまで、誰でも気軽に楽しめるの「釣り」との融合SUPフィッシングをご紹介します。
SUPフィッシングは、安全にSUPを楽しむ技術があれば釣り竿1本からはじめられます。
沖の堤防や磯、深場のポイントなど、岸からは攻められないポイントで釣りができ、岸からは釣れないような大型の魚を釣ることも可能で、近年人気が上昇中です。
ただし、手軽にはじめられる反面、事故やトラブルもおきているので注意も必要です。
SUPフィッシングの道具
SUPフィッシングに必要な道具は、かんたんにいえば「SUPの道具」+「釣り道具」です。必要な道具と、あると便利な道具を順番に解説していきます。
SUPに必要な道具
SUPボード
SUPのボードにはサーフボードのような硬質のハードボードと空気を入れて膨らませるインフレータブルがあります。
SUPフィッシングで使用するボードは、釣り道具などを積載するので浮力と安定性が重要。そのためSUPフィッシングではインフレータブルタイプをおすすめします。
SUPパドル
SUPパドルは素材や構造にいくつかの種類があります、素材はアルミだとリーズナブルですが重く、カーボンだと高価ですが軽く漕ぎやすくなります。
構造は1ピースがおすすめですが、保管や持ち運び、サイズ調整の事を考えると初めは2ピースが使いやすいと思います。
予算に余裕があればカーボンの2ピースをおすすめします。
ライフジャケット
SUPフィッシングでは必ずライフジャケットを着用しましょう。
SUPの場合には肩や腕をかなり動かすので、ぶかぶかのライフジャケットでは使いにくく感じるので、体にフィットしたタイプやカヤックで使うような丈の短めのタイプがおすすめです。
初心者にはあまりおすすめしませんが、上級者は腰に巻き付けるウエストタイプも人気があるようです。
釣りに必要な道具
ルアーロッド
SUPフィッシングでは釣り竿は1本か2本のため、汎用性の高いものが便利です。取り扱いしやすい短めで、硬すぎず柔らかすぎず色々なルアーを投げられるタイプを選びましょう。
リール
海でのSUPフィッシングでは、リールに海水が掛かるのは当たり前ですし、最悪の場合、水没の危険性も高く、精密機械のリールはどうしても傷みます。
万が一の海水への水没や、落水での紛失も考えて、国産メーカーの低価格のシリーズがコスパも良くておすすめです。
SUPフィッシングは餌釣りよりもルアーフィッシングの方が荷物も少なくすんで手軽です。お気に入りのルアーをいくつか持って、気軽に水上散歩に出かけましょう。
ルアー
SUPフィッシングは餌釣りよりもルアーフィッシングの方が荷物も少なくすんで手軽です。
お気に入りのルアーをいくつか持って、気軽に水上散歩に出かけましょう。
あったら便利な道具
ちょっとした工夫でSUPフィッシングがぐっと快適安全に楽しめます。こちらでは、あったら便利な小物をまとめました。
防水バッグ
車のキーや財布など貴重品を入れておくのに便利。
防水でしっかりと水に浮くので万が一の時に安心です。いざという時はスイムブイとしても使えそうですね。
ボックス
こんなカゴに釣具や飲み物などをまとめておくとそのままSUPに乗せていくだけで準備完了です。
塩水で汚れてもザーッと水でゆすいで準備や撤収がササッと進みますし、忘れ物もなくなります。
ストリンガー
釣りをしない人は見慣れないかもしれませんが、釣った魚を水中につないでおくための紐です。
SUPの上は場所がないので帰るときまで泳がせておいて、まとめて引き揚げます。
フィッシングネット
釣った魚を取り込むときに使います。
インフレータブルSUPに針が刺さると大変なので、ちょっと離れたところでネットに取り込みましょう。網の目が細かいと針に絡んで取りにくいので、ラバー素材のネットだと楽です。
SUPフィッシングの注意点
SUPはボートより安く買えますし乗るのもかんたん。
すぐに乗れるようになる人も多いと思いますが、逆にそれが危機感を薄れさせてしまいます。
手軽にはじめられるアクティビティですが、命の危険もはらんでいるのです。
危険なのは潮の流れや風向きを考えずに沖へ出て流されてしまうこと、そしてSUPが破損したり落水して再乗艇できなくなることです。
そういった危険を避ける方法は、プロショップでスクールに参加したり、上級者の指導の下で基本的な知識と技術を身に着けることです。
自分の命を守れるようになってから、SUPフィッシングにチャレンジしましょう。
SUPは大自然の中、水面に浮かんでのんびりヨガでリラックスしたり、ツーリングでちょっとした冒険気分を味わったり、ルアーフィッシングで魚に遊んでもらったり、今まで体験したことがないような感覚を味わうことができます。危険もあるとお伝えしましたが、安全意識をもって基本を学ぶことで、子どもさんでも年配の方でも十分楽しめるアクティビティです。ぜひ、SUPフィッシングにチャレンジしてみてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。