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海岸線一帯が好釣り場の小樽は、ファミリーフィッシングの家族連れや常連など多くの釣り人でにぎわいます。しかし釣り場が多すぎるので、初めてだとどの釣り場へ行けばよいのかわからないこともしばしばあるでしょう。そこで今回は、小樽港のおすすめ釣り場7選と、狙える魚種をそれぞれピックアップしてご紹介します。
 
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小樽港の釣り場が家族連れや初心者におすすめできる2つの理由!

小樽港の釣り場は、家族連れや初心者におすすめです。その理由は2つあります。

小樽港の釣り場がおすすめできる理由
  1. 陸っぱり・船釣りどちらも手軽に楽しめる
  2. 車を停められる利便性が高い場所にある

その理由をお伝えするのでぜひ参考にしてください。

その1:陸っぱり(おかっぱり)・船釣りどちらも手軽に楽しめる

小樽港は、陸っぱり・船釣りのどちらも楽しめます。小樽港周辺の料理屋に、釣った魚を持ち込みたいと伝えて予約すればそのお店で調理して食べられますよ。

新鮮な魚の刺身や天ぷらは絶品です。旅行で小樽に立ち寄った際は、釣りの計画をぜひ組み込んでみてください。

その2:車を停められる利便性が高い場所にある

小樽港周辺の釣り場は車が停められるため利便性が高い場所と言えます。

車の進入が禁止されているスポットでも、有料の駐車場が近くにあるため困りません。小樽港から少し離れていても、徒歩10分くらいで目的の釣り場へ到着しますよ。

さらに小樽港の近くには、カフェ・ホテル・観光スポットがあるため子どもたちが釣りに飽きても大丈夫です。

【季節別】小樽港の釣果情報

小樽港の釣果情報は季節に応じて大きく変わります。ここでは、春・夏・秋・冬の季節にわけて、それぞれの時期に釣れやすい魚を紹介します。小樽港での釣りを考えている方はぜひ参考にしてみてください。

春に釣れる魚の種類

春の小樽港で釣れる主な魚
  • ホッケ
  • ウグイ
  • クロガシラガレイ
  • ソイ
  • サクラマス
  • ヤリイカ
  • ハチガラ
  • ガヤ

そのほか、冬に釣れやすいニシンやカレイも4月上旬に釣れるときがありますよ。

夏に釣れる魚の種類

夏の小樽港で釣れる主な魚
  • ソイ
  • サバ
  • ブリ
  • ワカシ
  • カレイ
  • ハゼ
  • イワシ

春に釣れていた魚たちが消え始め、夏に旬を迎える魚たちが釣れだします。

秋に釣れる魚の種類

秋の小樽港で釣れる主な魚
  • シロザケ
  • ハチガラ
  • ガヤ
  • シャコ
  • サヨリ
  • サバ
  • ヒラメ

ほかには、早い時期にまぎれ込んでくるホッケやイカナゴが釣れるときもあります。

冬に釣れる魚の種類

冬の小樽港で釣れる主な魚
  • カレイ
  • ホッケ
  • ハゼ
  • アナメイ
  • メバル
  • ソイ
  • ニシン
  • タラ

そのほかには、イカやコマイが釣れるときがあります。

小樽港周辺のおすすめ釣り場スポット7選

小樽港周辺には数多くの釣り場があります。ここでは、それらの釣り場から7つを厳選して紹介します。

第1位「厩(うまや)岸壁・北防波堤」

小樽 釣り

小樽港で人気と釣果共にナンバーワンなのが、厩(うまや)岸壁と隣接する北防波堤です。周辺の環境に恵まれた、初心者や常連などに人気の好釣り場です。狙える魚種が多様なので、四季折々の魚を釣って楽しめますよ。

ロックや回遊魚などなんでもOK

厩岸壁が人気な理由は、小樽で狙える魚種のほぼ全てが釣れるからです。北防波堤付近は車が入れませんが、厩岸壁のほとんどが車から竿を出せます。釣りやすい春・夏・秋だけでなく冬も人気の釣り場です。

人気ゆえに混雑しやすいので、トラブル防止のために隣への声掛けは忘れずに行いましょう。また投げ釣りの技術をある程度習得してから楽しむとよいでしょう。

厩岸壁と北堤防の釣果情報

チカ・サバ・マイワシなどの回遊魚、エギングでのイカ、投げ釣りでのカレイが狙えます。北防波堤は、投げ釣りでカレイやカジカ、ルアーでロックフィッシュを狙える一級ポイントですよ。

外海側のテトラ帯では穴釣りでアブラコが狙えるでしょう。サケ・マス以外のほとんどの魚が釣れるといっても過言ではありませんよ。

厩岸壁の周辺情報

厩岸壁を出てすぐの場所に温泉施設「湯の花 手宮殿」があります。泉質が優れているうえ、食事が安くておいしい宿泊施設ですよ。中心街が近いので、少し歩けば買い物ができます。

第2位「南防波堤」

小樽 釣り

南防波堤は、札幌から小樽港へ向かったときに最初にある釣り場です。800mほどある一直線の防波堤です。ほぼ全域が好釣り場ですよ。

風が強い日が多い釣り場ではありますが、天気がよければ釣り人で日夜にぎわいます。南防波堤はロックフィッシュ狙いがおすすめです。回遊魚ももちろん釣れますよ。

ロックフィッシュの定番ポイント

北海道のソルトウォーターでのルアーゲームは、ソイやアブラコといったロックフィッシュ(根魚)狙いが人気です。そのようなルアーゲームにあこがれる方にぜひ挑戦してほしい釣り場が南防波堤です。

ただし防波堤の幅が狭く混雑しやすいのと、雨風をさえぎるものが一切なく天候に左右されやすい釣り場なので、しっかりした装備とライフジャケットを忘れないようにしましょう。また冬はトドが泳いでいるので投げるときは要注意ですよ。

南防波堤の釣果情報

ロックフィッシュのなかでもとくにソイの魚影が濃く良型がよく釣れます。マゾイ・シマソイ・クロソイの3種も狙えますよ。

投げ釣りではカレイが狙えるため、ロックフィッシュとあわせて楽しんでみてください。

外海側には回遊魚が回ってくるので、シーズンに入ればサビキ仕掛けでチカ釣りなどを楽しめますよ。

サクラマスやブリが釣れる時期があるのでショアジギングを手軽に楽しめるでしょう。さらにイカ狙いのエギングもできますよ。

南防波堤の周辺情報

500mほど歩きますが、大型商業施設の「ウィングベイ小樽」があります。食料品はもちろん、フードコートや薬局もあるため基本的な補給には事欠きません。

ただし徒歩圏内に釣り具店がありません。到着前に十分な量の釣り具を用意しておきましょう。

第3位「北浜岸壁」

小樽 釣り

3番目におすすめの釣り場は、小樽中心部にある北浜岸壁です。隣の色内公園が立ち入り禁止になったことでやや混雑しやすく、入り口がわかりにくい傾向があります。しかし釣れる魚種が多いおすすめポイントです。

商業施設が周辺に多いのでファミリーフィッシングにおすすめです。

中心街に近く初心者にもおすすめの釣り場

北浜岸壁は、赤レンガ倉庫などの観光地に徒歩で行けるほど近場にあります。飲食施設などに事欠かないので、初心者やファミリーフィッシングにおすすめです。車を停めて釣り場に行けるため荷物の運搬が楽でしょう。

北浜岸壁の釣果情報

北浜岸壁で狙いたい魚は回遊する魚です。マイワシやチカなどのファミリーフィッシングで狙いたい魚がよく釣れます。筆者も、サビキ仕掛けでホッケが入れ食い状態で楽しめました。

足場がよく釣座を構えやすいので、サビキ釣りの道具はなるべくもって行きたいポイントですね。

投げ釣りの場合はやや遠投しなければいけないので、しっかりとした道具を揃え、技術を磨いてから挑戦するとよいでしょう。

北浜岸壁の周辺情報

徒歩圏内にコンビニや飲食店があります。「あっぱれ亭」のエビ塩ラーメンは行くたびに足を運んでしまうおいしさですよ。

北岸壁の入り口付近にあるホームセンター「DCMホーマック手宮店」には基本的な釣り具が数多く置いているので、なにか足りないときは頼ってもよいでしょう。

また品揃えのよい親切な釣り具専門店「フィッシングPAPA」が少し離れた位置にあります。初めての釣りなら、店員に相談しながら道具を揃えるのがおすすめです。

第4位「祝津漁港」

4番目は、小樽港より少し離れた場所にある「祝津漁港」です。「弁天岩(弁天島)」よりさらに北上したところにあります。釣れる魚の種類が多いのが魅力です。おいしい食堂や観光スポットが近くにある点も見逃せませんよ。

静かな港でゆったりと釣りをしたい方におすすめ

「祝津漁港」は混雑しにくいため、静かな釣りを楽しみたい方におすすめです。きれいな海を眺めてリラックスしながら釣りを楽しめます。

ただし車の横付けが難しいため、「おたる水族館」の第一駐車場を利用し、徒歩で向かうのがよいでしょう。

祝津漁港の釣果情報

狙い目はカレイやホッケです。釣り人が少ない春先は釣果が期待できますよ。ただし爆釣できるほどではありません。サビキ釣り・ルアー釣り・投げ釣りで幅広く楽しめます。

簡単に釣りたい方にはエサを用いるサビキ釣りがおすすめです。イカ釣りは狙ってできるものではありませんが極稀に引っかかりますよ。イカが引っかかったらラッキーくらいに留めておきましょう。

祝津漁港の周辺情報

2,000件以上のクチコミをGoogleで獲得し、星4.3以上の評価がついている「民宿 青塚食堂」が近くにあります。この食堂のウリは、「祝津漁港」の魚をふんだんに使った定食です。

とくに名物の大型ニシンは初見の方は驚くでしょう。口コミが影響して11時00分~13時30分くらいまでは混雑している傾向があります。ゆっくりと食事をしたい方は時間をズラして行くのがおすすめです。

「民宿 青塚食堂」から北上すると「日和山灯台」に行けます。以前は、日和山灯台から海獣公園が見渡せたのですが、海獣公園の移転に伴い見れなくなりました。

しかし灯台から見える絶景は変わっていません。「祝津漁港」の近くに来たのなら、「民宿 青塚食堂」と「日和山灯台」にぜひ立ち寄ってみてください。

第5位「小樽運河」

小樽港と小樽の間を走っている「小樽運河」もおすすめ釣りスポットのひとつです。

近くにある色内埠頭は現在も立入禁止が解除されていません。第一~第三埠頭・小樽運河・小樽港周辺の釣り場で釣ってくださいね。

アクセスしやすい穴場スポット

「小樽運河」は、ほかの釣り場と違い小樽市の各施設に直接行ける場所です。鮭が産卵する時期になると鮭釣りを楽しめますよ。釣りに飽きたら小樽市内の観光を楽しめるでしょう。

小樽運河の釣果情報

ガヤ・ハゼ・アイナメ・アブラコ・エゾメバルなどが釣れます。大型のホッケやサクラマスが稀に釣れますよ。シーズンに入れば鮭釣りも楽しめる場所です。

小樽運河の周辺情報

小樽市内と小樽港を結ぶ場所にあるため不便ではありません。

お酒が好きな方は「小樽倉庫No.1」に立ち寄りましょう。ビール製造の様子を見学できるだけではなく、木曜日と土曜日は2,000円で飲み放題も楽しめます。

他には「ルタオ本店」「クレイジースパイス」「シロクマ食堂」がおすすめですよ。

近くにある「小樽芸術村ステンドグラス美術館」にも注目しましょう。この美術館にあるステンドグラスは、19世紀から20世紀初頭のイギリスで作られ、教会に飾られていたものです。

第6位「若竹岸壁」

「若竹岸壁」は、ウイングベイ前・「築港臨海公園」の近くにある場所です。家族連れで釣りをしたいと考えている方は見逃せませんよ。

あたたかい時期の週末になると人が集まる人気スポット

駐車場があり、徒歩で行けるため人が多く集まります。週末には家族連れが多く訪れていますよ。

釣りやすい場所を確保したい方は、日が昇る前から場所取りに出かけましょう。そのため釣りをゆっくり楽しみたい方は別の場所に行くのがおすすめです。

若竹岸壁の釣果情報

釣れる魚はほかの釣り場とほとんど変わりません。ソイ・アブラコ・ガヤ・サバなどが釣れます。水深は浅めのため、防波堤に棲んでいる魚は期待できないでしょう。

若竹岸壁の周辺情報

イオンモールが近くにあるため、不自由さを感じず快適に過ごせるでしょう。ホテル・レストラン・カフェ・映画館が揃っているので、子どもたちが釣りに飽きても暇を潰せますよ。

JR小樽築港駅と小樽インターチェンジが近くにありアクセスしやすいのも特徴です。夏に旅行で小樽に来た際は、JRを使って石狩に足を伸ばして海水浴を楽しむのもよいでしょう。

第7位「弁天岩(弁天島)」

小樽港から車で約6分の場所にあります。高島漁港から見える大きな岩が「弁天岩(弁天島)」ですよ。小樽港周辺の釣り場に人が多いときや、気分転換をしたいときに行くとよいでしょう。

弁天岩(弁天島)周辺の釣りに飽きた方におすすめ

小樽港と比較すると殺風景に感じる場所です。しかしヨーロッパの風景や港町が好きな方は心をグッとつかまれるでしょう。

陸っぱり(おかっぱり)での投げ釣りやルアー釣りを楽しめます。陸っぱりとは、陸地から行う釣り全般を指します。周囲の景色を楽しみながら釣りをしたい方にぴったりな釣り場ですよ。

弁天岩(弁天島)の釣果情報

弁天岩で釣れる魚はほかの釣り場とさほど変わりません。ガヤ・イワシ・サバなど小型~中型の魚が釣れます。

ホッケ・ヤリイカ・ニシン・サクラマスなどの大型の魚も釣れますよ。ただし大物はなかなかゲットしにくいため期待しすぎないようにしましょう。

弁天岩(弁天島)の周辺情報

高島漁港の近くにあるため街に活気があります。カフェや飲食店が街中にあるため、小腹が空いたら買い出しに行けますよ。大漁祈願をしたい方は「高島稲荷神社」にお参りをしておきましょう。

小樽港でおすすめの釣り仕掛け3選

小樽港の釣り場でおすすめの釣り仕掛けは3つです。

  1. サビキ釣り
  2. 投げ釣り
  3. ルアー釣り

それぞれを詳細に紹介するので、小樽港で釣りをしたい方は参考にしてみてください。

1.サビキ釣り

カタクチイワシやタナのような小さい魚を狙うならサビキ釣りがおすすめです。サビキ釣りで釣った小魚をエサにして、ホッケ・カレイ・タラのような大きな魚を狙ってみましょう。

子どもも楽しめる釣り方なので、家族で釣りに挑戦してみたい方はチェックしましょう。

2.投げ釣り

遠くのポイントに潜む大きな魚を狙いたい方には投げ釣りをおすすめします。釣り竿を振って仕掛けを遠投するアクションは、子どもたちが楽しめるアクティビティになるでしょう。

周囲に人がいない場合は複数の仕掛けを投げても問題ないでしょう。釣り人が増えてきたら仕掛けを回収してスペースを譲ってくださいね。

3.ルアー釣り

ルアーと呼ばれる疑似餌を使ったルアー釣りは、釣りのゲーム性を存分に楽しめる釣り方と言えます。

時間帯や天候などによって大きく変わる魚の活性にあわせ、ルアーの種類・アクションのつけかた・水深などを考えなければなりません。

練り上げた釣り方が釣り場の状況にマッチすると、数十匹単位で釣れることもありますよ。

小樽では、ヤリイカやホッケのルアー釣りが盛んです。

小樽港釣り情報のまとめ

家族連れの方は、イオンモールが近くにあって交通の便がよい「若竹岸壁」に行くのがおすすめです。旅行で小樽に来た方は、フィッシングショップで釣りのショートコースを予約しておきましょう。

同じ場所ばかりに通っていた方は、釣り場を変えてみたり、釣り方を工夫したりしましょう。新しい発見があるかも知れませんよ。

小樽港は、釣れる魚が季節毎に変わる釣り場が豊富な利便性が高い港です。自分なりの楽しみ方をぜひ見つけ出してみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。