基本のおすすめ道具 5つ
シュノーケル・ゴーグル・アクアスコープ
川遊びといえばやはり、川を泳ぐ魚を間近で見てみたいですよね。
シュノーケルは水中で呼吸ができるので最適ですが、呼吸の方法が難しかったり、あごが疲れてしまったりする難点もあります。
子どもには、いつも学校で使っている水泳用のゴーグルで十分です。
泳ぎが得意じゃない、顔を水につけるのも怖いという子どもには、アクアスコープ(箱めがね)がおすすめ。
アクアスコープを水に少し入れて上から覗くだけで、水中がクリアに見えじっくり観察できます。
アクアスコープはネット通販や量販店などで安価で売られていますが、手作りもできますよ。
作り方は、ペットボトルや牛乳パックを切って筒を作り、片側にピンと張ったラップを輪ゴムできつく止めるだけ。
簡単にできるのでやってみてください。視界の透明さにきっと驚くはずです。
魚取りのタモ網と飼育ケース
川の生き物を見つけたら、タモ網で捕まえてみましょう。
小さな生き物も取りこぼさないように、一辺が平らになっているタイプのなるべく目のこまかいタモ網を選んでください。
虫取り網でも使えますが、ふちが円形なので、隙間から魚に逃げられやすくおすすめできません。
メダカやドジョウなどの魚、タニシやサワガニ、カエルなど、川のなかは生き物天国です。
水草の近くに網をおいて、植物を足でガサガサする(通称ガサガサ)だけでも、隠れていた生き物が出てきて結構捕れますよ。
また、川底の石をひっくり返してみると、カゲロウやカワゲラなどの水生昆虫の幼虫がへばりついていたりします。
捕った生き物はプラスチックの飼育ケースに入れて観察しましょう。
ケースが無ければ透明なタッパーでも代用可能です。
川の生き物は小さいものが多いので、ルーペがあるとこまかいところまでよく見えて楽しめます。
川の生き物図鑑や、写真が載っているウェブのページを印刷して持っていくと、名前や生態が調べられてさらに面白いですよ。
基本的に川の生き物は非常に弱いので、優しく扱うことを教えてあげましょう。
少し観察したら、生き物は元の住処に還してあげましょうね。
釣り竿
生き物観察だけでは物足りなくなったら、釣りに挑戦してみるのも楽しいですよ。
下流~中流域で釣れるのは、タナゴやオイカワ、カワムツなどです。
5センチ~20センチくらいの小魚ですが、子どものみならず大人も十分に満足できます。
短い釣り竿、糸、ウキ、ウキを止めるゴム管、オモリ、針、だけのシンプルな仕掛けを用意すればOK。
釣具店にはこれらが一式になった小物釣り用のセットも販売されています。
餌はサシ(ハエの幼虫)などがよく釣れます。虫が苦手ならうどんやご飯粒、小エビなんかでも大丈夫です。(全く釣れない場合もありますが…。)
魚が食いつきやすい棚(深さ)を探り当てれば、どんどん釣れちゃいますよ。
ただし、遊漁券が必要な場合や、釣り事体が禁止されている場所もあるので、事前に確認してください。
また、小さすぎる子どもの場合、尖った釣り竿や釣り針を扱うのは危険です。分別のつく年齢になってからはじめましょう。
水鉄砲
子ども同士で遊ぶなら、水鉄砲は絶対に盛り上がるはず!しかし、よくある拳銃型の水鉄砲は、すぐに砂がつまって使い物にならなくなってしまいます。
川では押し出すタイプの水鉄砲がおすすめです。ホームセンターなどでプラスチックのものが売られていますが、竹を買って自分で工作してもいいですね。
ペットボトルのキャップに穴をあけてストローを通したものや、マヨネーズの空き容器を利用したものでも遊べます。
小さい子どもなら、じょうろで水浴びするだけでも喜びますよ。
ボディボード
川の流れを楽しみたい!それなら、断然ボディボードがおすすめ。
実は、浮き輪は安全面を考えるとNGなんです。軽いのですぐ流されてしまいますし、転覆すると浮き輪からなかなか脱出できず、逆立ち状態のまま溺れてしまいます。
ゴムボートなども同様で、川だと岩や枝などに擦れて穴が開いてしまうことも。
ボディボードなら流されにくい上に丈夫なので、安心してプカプカできます。