波乗り前後にクラッシュの有無を確認をしよう!チェック箇所は4つ
サーフボードの寿命を縮める一番の原因が、クラッシュした箇所をそのままに放置して使用することです。その箇所から水が入ると芯材のフォームが傷みます。さらに水の入り具合によっては、ボードの重みも変わってしまう事例もあります。
日頃からボードにクラッシュ箇所が無いか、しっかりとチェックするようにしましょう。下記にチェック項目をまとめてみました。
傷の目安として、触ってみて爪が引っかかるようなら、修理または応急処置が必要です。サーフィンをする前にちょっとした傷を見つけた際に、便利なリペアテープなどを常備しておくと便利です。
DECANTリペアテープ
①テールとノーズ
サーフボードの前後末端部分は、持ち運びの時などにぶつけてクラッシュすることが多い箇所です。またテールに関しては、リーシュロックの紐が原因でサーフィン中にテールをクラッシュする事もあります。対策として、リーシュロックの紐は短めに使用するように気をつけるとよいでしょう。
②レール
サーフボードの側面部分は、サーフィン中の接触・保管時にボードを倒した場合などに傷が入る事が多い箇所です。気づきにくい小さな傷が入りやすいので、手で全体を触って引っ掛かりがないかチェックしましょう。
比較的修理はしやすい場所なので、初めてのセルフリペア挑戦にもおすすめの箇所です。サーフボード修理の記事は下記を参考にしてください。
③デッキとボトム
デッキとボトム部分はノーズやテール、さらにレールのような末端部分と比べると、工程上ガラスクロスが少ないため柔らかくなってへこみやすくなります。特に乗るデッキ部分は、フットマークが原因のクラッシュが多いです。
ストリンガー周辺がフットマークに合わせて傷が入っているような場合はわかりにくいので、しっかりとチェックしておきましょう。
④フィンボックス
フィンは一番負荷がかかる部分なので、使い込むと気づかないうちにフィンボックスまわりにヒビなどが入りやすいです。さらに、リーフや自分の体にフィンがヒットするような場合などでクラッシュする事が多いです。
それを放置して使用し続けると、乗っている時の負荷でどんどん悪化してしまいます。フィンボックスの修理は難易度が高いので修理工場にお願いすることをおすすめします。
サーフィン後はサーフボードを真水で洗おう
サーフィン後のボードについた海水をそのままにしておくと、ボードの劣化の原因になります。またフィンボックスがFUTREなどのスクリューを使用しているタイプだとネジが錆びて回りにくくなるばかりか、ネジ穴がつぶれて回すことができなくなるような例もあります。
海水をしっかりと洗い流した後に乾かして、ボードケースなどに入れましょう。
収納時はケースに入れて保管しよう
サーフボード保管時にボードケースへ入れずに保管している方がいますが、あまりおすすめしません。デリケートなサーフボードはちょっとした接触で割れる事があります。保管時はボードケースに入れて保管するとよいでしょう。
ボードケースはニットケースとハードケースがありますが、衝撃にも比較的強いハードケースが管理しやすくおすすめです。
FCS ハードケース
高温になるシチュエーションは避けよう
サーフボードを高温にさらすのは品質上よくありません。
例えば、夏場の車内やビーチなどの気温が高くなる場所に放置すると、熱による芯材(発砲素材)膨張が原因で表面の剥離や割れが出てくる場合もあります。また高温になると、表面に塗ったワックスもドロドロに溶けて後処理が大変になることもあります。
できるだけサーフボードを直射日光や高温になる場所には置かないよう注意しましょう。
シーズン毎にワックスダウンをしよう
サーフボードの性質上ワックスは季節ごとに塗り替えます。サーフィンをする度に塗っていくので、ずっと塗ったままの状態で重ね塗りするとボードも重たくなり汚れも目立ってきます。
春夏秋冬のシーズン毎に一度ワックスダウンして、塗り替えるのをおすすめします。その際に、ワックスで気づかなかったようなクラッシュ箇所が無いかもチェックするとよいでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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