ツインスタビとはなにか?
ツインスタビ(ツイン+スタビライザー)のフィンとは、3枚セットのフィンモデルではありながら、サイドの2枚が大きく、センターが極端に小さくなったフィンタイプの総称です。
フィンの2大ブランド、FCSとFUTURE両方にいくつかのモデルがリリースされています。
ツインフィンのスピード感と、トライフィンのコントロール性能を両立させたようなフィンセットとなり、ここ数年のツインフィンブームの影響で需要が高まっています。
ツインスタビの魅力に迫る
ツインスタビの魅力はツインフィンの特徴でもあるスピード感もありつつ、小さなセンタースタビライザーがあるため、ツインフィンよりもコントロールしやすい乗り味が楽しめることです。
そして、いまでも世のサーファーの皆さんが乗っているボードは圧倒的にフィンボックスが3つのトライフィンのボード。
そんなボードの足回りを手軽に変化させて乗り味を変化させることができるのもツインスタビの魅力です。
ツインフィンを使うならツインフィンのボードを用意しなければなりませんし、クアッド(4枚フィン)ならフィンボックスが4つのボードを用意しなければなりません。
しかし、ツインスタビなら使用しているトライフィンのボードに取り付けるだけで、乗り味を変化させることができる汎用性の高いフィンセットなのです。
ツインスタビ仕様のライディング
ツンスタビのフィンを使用したボードでのライディングで必見の動画をご紹介します。
言わずと知れたCTサーファー、フィリッペ・トリードがシャープアイのボードにFCSのMRフィンをセットしたライディングです。
そしてこちらは、チリサーフボードのBV2モデルのプロモーション動画。
通常のトライで乗っているカットもありますが、ツインスタビセッティングも推奨しているモデルでツンスタビでのラインディングもあります。
どちらの動画もツインスタビの特徴であるスピード感とフロー感が出ているのがわかります。
話題のツインスタビモデルMICK TWIN
リリース前から、FCSオフィシャルやMICK本人のSNSなどで少しずつ露出があり、感度の高いユーザーは発売を心待ちにしていた話題のフィンモデル。
今までもツインスタビのシグネチャーモデルはありましたが、ロブ・マチャドやデイブ・ラスタビッチ、マーク・リチャーズなどスタイルが際立ったサーファーのものが多いイメージで、それがツインスタビの一般的なイメージでした。
数年前までワールドツアーでハイパフォーマンスなサーフィンを魅せていた、コンペサーフィンのアイコン的存在のミック・ファニングのシグネチャーとなると、今までのツインスタビとは一線を画すものを期待せずにはいられません。
MICK TWINの特徴
アウトラインは、一昨年FCSからリリースされたH4に似てフォイルも同じく特徴的。素材はエアコアといって、EPSフォームを芯材に使用してかなり軽量な仕上がりになっています。
とにかく、スピード性能とコントロール性能を両立させるためにアウトラインと素材にこだわったフィンになっています!よりモダンに、幅広いサーファーのニーズに応えられるツインスタビに仕上がっていますよ。
その他のおすすめツインスタビモデル
話題のMICKTWIN以外にも魅力的なモデルがいくつもあります。ツインスタビの乗り味にハマった方はいろんなモデルを試してみても面白いと思います。
FCS【MRモデル】
FCS社のツインスタビの代名詞的なモデルといえば、このマーク・リチャーズのシグネチャーモデル。
ハニカムコアを使用したタイプと、コストパフォーマンスに優れたネオグラスタイプと2タイプから選ぶ事ができるのもユーザーには嬉しいポイントです。
FUTURE【MACHADOモデル】
スタイルマスター、ロブマチャドのシグネチャーモデル。
FUTUREのBLACKSTIX仕様となっており、カーボンと竹素材のしなり感によるスピード感とツインスタビの相性が抜群のフィンとなっています。
FUTURE【RASTAモデル】
フリーサーファー、デイブ・ラスタビッチのシグネチャーモデル。
ラスタのクラシカルなサーフィンスタイルに合わせて設計されたこちらのフィンは、やや大きめのサイドフィンに小さめのスタビライザーがついています。
ビジュアルは独創的ですが、フォイルやフレックスにこだわったフィンモデルです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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