ミッドレングスサーフボードとは?
ミッドレングスサーフボードとは、その名の通り中間の長さのサーフボードです。
ショートボードでもなくロングボード(一般的に9フィート以上のもの)でもない長さのものを総称してミッドレングスサーフボードと言います。
日本ではファンボードと呼ばれている時代もありましたが、ファンボードはどちらかというと初心者のボードというイメージが強いかと思います。
ここ数年で定着してきたミッドレングスという呼び名は、クールでカッコいいという印象に変化してきました。
ミッドレングスサーフボードがなぜ話題なのか?
ここ数年で世界的にミッドレングスサーフボードがちょっとしたブームになっています。その理由を紐解いてみましょう。
ミッドレングスが話題の理由①多様なモデル展開
ミッドレングスのブームの理由には、サーフィンの楽しみ方やボードの多様化があるかと思います。
10年以上前は、ほとんどのサーファーがパフォーマンス仕様のショートボードに乗るのが一般的でした。
しかし、現在ではショートボードでもたくさんの選択肢があり、多様なモデルが展開されています。
そのなかで、初心者向けと思われていたミッドレングスのジャンルも見直されてきているのです。
ミッドレングスが話題の理由①ミドル〜シニア世代のサーフィンブーム
さらに、大きな理由の一つが、ミドル~シニア世代のサーファー人口の増加があげられます。
コロナ禍の影響でアウトドアスポーツの需要が高まり、ミドル〜シニア世代の方が再度サーフィンをやり始めるカムバックサーファーが増加しているのです。
80年代前後にサーフィンが流行った時代を楽しんでいたサーファーは、現在50代以上。
気持ちではショートボードに乗りたいけど体力的に難しかったり、ロングボードだと持ち運びなどが難しい人にはミッドレングスは最高の選択肢です。
ミッドレングスサーフボードの魅力と楽しみ方
ミッドレングスサーフボードの魅力①ショートボードには無いリラックスしたスタイル
ショートボードよりも浮力があるのでテイクオフは早く余裕が生まれ、緩慢なセクションも走ってくれます。
ショートボードのように狭いパワーゾーンをタイトに狙いながら走らせるというよりは、ボードが走ってくれるので自由に大きく波のフェイスを使ってリラックスしたスタイルを楽しむ事ができるのが魅力の一つです。
動画のカリフォルニアのデボン・ハワードのようなクールなスタイルを出したミッドレングスの動画に触発されたサーファーもきっと多いはず。
こんなパーフェクトな波をミッドレングスで走ったら最高に気持ちいいはず!
ミッドレングスサーフボード魅力②持ち運びが楽&パフォーマンスを楽しめる
ロングボードよりも幅や厚みも無いので持ち運びはもちろん海での取り回しもラクチンになります。
一般的に9フィート(約274cm)以上のロングボードは保管する場所もとるので、マンションのエレベーターに乗らなかったり、車種によっては車内に積み込めなかったりと制限があります。
それがミッドレングスサーフボードになると一気に解消されるのです。
それゆえに、ロングボーダーのセカンドボードとしての需要にもミッドレングスサーフボードは対応してくれます。
また、今までロングボードに乗っていたサーファーからすると、ミッドレングスサーフボードはボードコントロールのしやすさやパフォーマンスサーフィンを楽しむことができます。
ミッドレングスサーフボード魅力③自由な発想で楽しむ事ができる
ショートボーダーでもロングボーダーでも楽しむことができるミッドレングスサーフボードの楽しみ方は、乗り手次第で自由自在です。
リラックススタイルで乗って良し、タイトなターンを楽しんでも良し、同じボードでもアスリートサーファーが乗っても週末サーファーが乗っても、万人が楽しむことができます。
そんな自由な発想を楽しむことができるのが魅力です。
おすすめのミッドレングスサーフボード!
さまざまなモデルがリリースされており、それぞれにコンセプトの違いはあります。
なかには通好みなアウトラインのものもありますが、まずはベーシックなアウトラインのボードを選ぶといいでしょう。
チャネルアイランズ「CI MID」モデル
ミッドレングスブームに一気に火をつけた人気モデル。
あまりの人気にメーカー在庫は不足状態が続いているようです。
デボン・ハワード考案のモデルで彼のクールなライディングの通り、ミッドレングスといえばまずこのモデルを!と言っていいぐらい魅力が詰まったモデルです。
ジャスティスサーフボード『モダンクラシックMID』モデル
出典:ジャスティスサーフボード
ミッドレングスならかっこいいカラーで細かいオーダーがしたいという方は、やはりドメスティックブランドが要望も伝えやすく反映してもらいやすいです。
国内トップブランドのジャスティスサーフボードからリリースされているモダンクラシックMIDモデルはオーダーとしては比較的価格もお求めしやすい設定になっております。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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