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海外だけでなく、日本国内でも実際に目にする機会が多くなってきているフォイルサーフィン。そこで今回は、フォイルサーフィンの仕組みをはじめ、魅力や種類も掘り下げて紹介します。フォイルサーフィンについて深く知り、ぜひ挑戦してみましょう。

 

フォイルサーフィンとその仕組みは?

フォイルサーフィン 仕組み

フォイルサーフィンとは、サーフボードの下に「ハイドロフォイル」と呼ばれる水中翼を取り付けて行うサーフィンの一種です。

元々は高速船などに利用されてきた技術を、サーフィンやサップボードなどに取り入れたものです。サーフボードが加速することによって水中翼にはたらく、上向きに動く力である揚力(ようりょく)を活用しています。

揚力によってサーフボードが海面から離れて抵抗がなくなり、少しの力でボードを進められます。

 

フォイルサーフィンの魅力は?

フォイルサーフィン 仕組み

フォイルサーフィンの魅力は、サーフボードの下についている水中翼によって、少しの動力で楽しめる点です。天候や波の状況に大きく左右されやすい通常のサーフィンとは異なる特徴といえるでしょう。

また、フォイルサーフィンならではの走行感覚を味わえます。さらに、通常のサーフィンよりも長い時間ライディングを楽しめる点も魅力といえるでしょう。

フォイルサーフィンは、海面からボードが浮き上がることによって、目線が高くなります。それにより、通常のサーフィンでは味わえない、海面近くを浮遊している感覚を楽しめます。

また、波・風・ボートによる牽引など、さまざまなスタイルがあるのもフォイルサーフィンの大きな魅力といえるでしょう。スタイルによってボードの大きさやライディングの仕方が変わるので、まったく違った楽しみ方ができます。

それぞれのスタイルの詳細は、次で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

フォイルサーフィンのスタイルの種類は?

フォイルサーフィン 仕組み

フォイルサーフィンは大きく分けて、プロ―ンスタイル・サップスタイル・ウイングスタイル・トーイングスタイルの4つが存在します。それぞれについてひとつずつ詳しく紹介するので、自分好みのスタイルをぜひ見つけてください。

プローンスタイル|もっとも主流の基本的なスタイル

プローンスタイルは、通常のサーフィンに近い、もっとも主流のスタイルです。

サーフィンのショートボードの下に水中翼がついており、波に乗っているときは、まるで空中を浮いているかのように見えるのが特徴。

基本的に、通常のサーフィンと同様に、波の力と脚力で進むスタイルです。ある程度大きな波と脚力が必要なサーフィンとは異なり、小さな波と脚力でライディングが可能でしょう。

また、ボードが短くて操作性に優れているため、フォイルサーフィンの初心者におすすめのスタイルです。フォイルサーフィンに挑戦してみたい人は、まずはこちらのスタイルを検討してください。

サップスタイル|のんびりゆっくりと楽しめるスタイル

サップスタイルとは、サップボードの上に立って、パドルを漕ぎながら波に乗るスタイルです。通常のサップボードの下に水中翼がついているため、少ない力で前へ進めるのが特徴です。

サップスタイルでは、サーフボードよりもバランスがとりやすい、大きめのボードを使用します。サーフィンとは異なり、パドルを使ってゆっくりと進むため、自然を満喫しながら、のんびりと楽しみたい方におすすめです。

ウイングスタイル|風を活用した上級者向けのスタイル

フォイルサーフィン 仕組み

ウイングスタイルとは、ウイングと呼ばれるギアを使って行うスタイル。波だけでなく、ウイングでとらえた風も動力源として活用するのが特徴です。

通常のサーフィンとは異なり、パドリングや脚力だけでなく、風を読んでうまく軌道に乗せる技術も必要なため、比較的上級者向けのスタイルといえるでしょう。

うまく風に乗れれば、パドリングや脚力をほとんど使わずに、長時間のライディングを楽しめる点が大きな魅力です。また、風の強さによっては、非常に速いスピードでのライディングを楽しめるでしょう。

トーイングスタイル|スピード感あふれるサーフィンを楽しめるスタイル

トーイングスタイルとは、ボートに牽引してもらいながら進むスタイルです。

風や波など自然の動力を活用した通常のサーフィンでは得られないスピードや、バックフリップなどのアクロバティックなライディングが楽しめるでしょう。また、動力源がボートのため、波や風の状況に左右されずに、好きなときに楽しめる点も魅力です。

本記事では、フォイルサーフィンの仕組みと、魅力や種類について掘り下げて紹介しました。フォイルサーフィンは、ハイドロフォイルと呼ばれる水中翼を、サーフボードの下に取り付けて行う、新しいサーフィンの形です。天候や波の状況に左右されにくい、4つの異なるスタイルで、さまざまな乗り方を楽しめます。サーフィンの進化形ともいえるフォイルサーフィンは、今後多くの人にとっての魅力的な選択肢となるでしょう。

ライター

Greenfield編集部

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