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釣りは、最初の1本を釣り上げられるかがその後を大きく変えるターニングポイント。釣りにおいては、釣果を上げるために重要な要素に「時期」があります。なかでも、バス釣りの好機は梅雨時期。
今回は、初心者必見の梅雨のバス釣り攻略法を解説します。
 

梅雨のバス釣りが良い理由とは?

梅雨のバス釣り

バスは比較的、通年狙える魚です。

しかし、とくに梅雨時期を好んで釣行に出るアングラーが多いです。じつは、梅雨時期はバス釣りのもっとも好機と言われています。

とくにまだコツをつかんでいない初心者は、最初の1本をあげるのにも最適です。では、なぜ梅雨時期はバス釣りの好機なのでしょう。

理由①スポーニング後の回復期で食いがいい

バスの産卵期は春で、この時期は活性が読みやすくなっています。スポーニングは行動にあわせて以下の3つの周期に分けられています。

  • プリスポーン(産卵準備)
  • ミッドスポーン(産卵中)
  • アフタースポーン(産卵後)

プリスポーン期は、産卵のために荒食いになり、とくに活性が高くなるタイミングです。ミッドスポーンは産卵に集中するため、活性が極端に落ちます。

アフタースポーンは産卵後の回復期で、産卵直後は活性が落ちますが、体力回復のために隠れているためポイントが定めやすく、荒食いとまでいかないまでも捕食行動は活発です。

梅雨時期はアフタースポーンの後期にあたり、気温も上がり調子になり活性もあがりはじめるため、ポイントを定めやすく釣りやすいわけです。

理由②低気圧で活性があがる

バス釣りに限らず、ほとんどの魚釣りでは低気圧が好まれます。

魚は浮き袋の空気量で水中を移動しますが、低気圧になるとで浮き袋が膨らみやすく、釣りやすい表層に集まることがひとつのポイントです。

また低気圧時は雨が降りやすく、雨に流された昆虫などが水面に浮き、捕食行動に入りやすくなることがあります。こういった理由から、低気圧は魚釣りの好機で、バス釣りにおいても同様に低気圧が好まれます。

梅雨時期は低気圧が停滞するので、梅雨時期は釣りの好機になるというわけです。もちろん悪天候の釣行は危険も伴うので、十分注意しましょう。

理由③曇りとにごりで警戒心が下がる

バスは水中では食物連鎖の上位にいるので、あまり警戒心が高くないように思われています。

しかし水上の生き物からすれば、魚は貴重なタンパク源で、常に狙われる存在です。このためバスも水上の生き物に警戒し、身を守れるストラクチャーに付くというわけです。

とくに天気がいいと水中から水上の生き物を察知しやすく、プレッシャーが高くなります。

逆に曇りや雨で水上が見えにくくなればバスも警戒心を解き、雨が降り濁ればよりプレッシャーが低くなります。曇りや雨が多くなる梅雨時期が釣りやすいことには、こういった理由もあります。

 

梅雨はトップの活性があがるとは?

梅雨のバス釣り

梅雨のバス釣りでは「トップの活性が上がる」のが通説になっています。

アフタースポーン期は回復のために低層やストラクチャーに隠れる行動を取るとも言われますが、どちらが本当なのでしょうか。バスの修正と梅雨時期の環境をあわせて考えてみましょう。

表層に集まりやすい

アフタースポーン期は、確かに根についてあまり動かないというのは事実です。

しかし梅雨時期に入ればアフタースポーン後期の回復期に入り、逆に活性があがっていることが多いです。

また、雨によって濁りが出たり水面が揺れているとバスの警戒心が解かれ、水上までの距離も測りにくくなるため水面まで食いあがってきます。

水深があるダム湖などではとくに浮き袋への影響も大きくなり、バスにとって水面近くが泳ぎやすくなります。これらの要素が合わさる梅雨時期は、トップ(表層)の活性があがるというわけですね。

中層~表層を狙おう

トップの活性が上がるとはいえ、常に表層を泳いでいるわけではありません。

実際に梅雨のバス釣りに出かけた方はお分かりのとおり、表層にいるバスを狙うサイトフィッシングのようなシチュエーションは少ないですよね。

ほとんどがトップを泳がせたルアーに、下から食いあがってくることが多いと思います。これは上で説明したとおり、濁った水の影響で表層への抵抗が下がっているためだと予想できますね。

このため、水が濁っていても日が出て表層へのプレッシャーが高かったり、表層のルアーに対して警戒している(スレている)ことも考えられます。

表層への食いが渋い場合は、実際にバスが泳いでいそうな中層も探ってみるといいでしょう。

釣り番組で上記のようなことを勉強してから、釣りにいくと無駄に時間を過ごすこともなく、いいですよ。



 

梅雨時期におすすめのルアーは?

様々なルアーの中から梅雨向きのルアーを選ぶには?

では、トップゲームを楽しむためのルアーはどういった種類になるのでしょうか。

バス専用ルアーは多数ありますが、トップゲーム用で、初心者でも狙いやすいとなると少し範囲が狭まってきます。

ここでは、どういった種類のものを、どういうシチュエーションで使えばいいか解説していきます。

初心者向け「プロップベイト」

ハードルアーのなかでおすすめするのは、トップウォータープラグと呼ばれる種類のルアー。

トップウォータープラグにもいくつかの種類があるので、巻くだけでアピールできるものを選ぶといいでしょう。

具体的には「プロップベイト」で、プロペラが付いたルアーです。表層、もしくは表層直下を狙うルアーで、プロペラの効果で巻いて来るだけでアピールできます。

ペンシルやポッパーなどはアクションを付けないと上手く泳いでくれないので、やや上級者向きです。

バークレイ ルアー DEX チョッポ 120mm
バークレイ ルアー DEX チョッポ 120mm

覚えると幅が広がる「フロッグ」

名前のままカエルのような形のルアーがフロッグです。

フロッグは中空で柔らかいルアー本体にフックを通してある構造で、通常は針先が隠れていて、魚が食いついたときにルアーが潰れて針が出るすぐれものです。

針が引っかかりにくいため、ストラクチャーを狙って投げる雷魚釣りで好まれるルアーですが、バス釣りでもストラクチャー周りを狙いたいときにもメリットがあります。

EVERGREEN フロッグ ポッパーフロッグ 6cm
EVERGREEN フロッグ ポッパーフロッグ 6cm

コスパの重視の「ワーム(ノーシンカーリグ)」

初心者アングラーでも一度はお世話になったことがあるだろうワーム。

ワームといえば中層から低層を狙うものと思われがちですが、それはオモリを付けているからです。オモリを外せばワームは中層から表層を狙うときの強い味方になります。

アピール力も折り紙つきで、コストも安く済むので、ロストのリスクを気にする初心者におすすめしたいですね。

DAIWA ヒラメ ワーム フラットジャンキー ロデムグラブ
DAIWA ヒラメ ワーム フラットジャンキー ロデムグラブ
 
梅雨時期は、環境的にもバスの習性的にももっとも釣果に繋がりやすいタイミングです。とくに雨の日や雨上がりはトップの活性が上がり、食いあがってくるド迫力のファイトが楽しみやすい時期でもあります。
今年まだ最初の一本をあげていないという方は、ぜひトップルアーを用意して、梅雨時期に大物を狙ってみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。