北陸に訪れる春は、生命力に満ちあふれています。色鮮やかに咲く春の花に、元気をもらえるでしょう。今回は、北陸エリアで春にぴったりの登山スポットを5つご紹介します。観賞できる花も挙げてみますね。雪どけが進む山で、清々しい季節を満喫しましょう!

春の花を探しに行く!北陸の登山スポット5選

春の花が咲く登山 北陸

春登山の醍醐味は、冬のなごりと春の訪れを同時に感じられるところにあります。残雪のなかで咲く花や、植物が芽吹いた直後の美しい光景に出会えるのは、この時期だけですよ。

ここからは、北陸エリアで春におすすめの山を、5つご紹介しますね。

①【石川県・福井県】春の植物が湿原に咲く「赤兎山(あかうさぎやま)」

山頂付近の湿原に、たくさんの花が咲く赤兎山。5月下旬ごろから、鮮やかなニッコウキスゲが次々に開花します。新緑のグリーンに黄色い花が映え、登山の疲れを忘れるほどの美しさです。

また、山頂から尾根伝いに足を運ぶと、素晴らしい眺望が広がります。吹き抜ける風とともに、木道歩きを楽しみましょう。進んだ先には、貴重な高層湿原「赤池」があり、周辺は高山植物の宝庫!ササユリやモウセンゴケなど、めずらしい植物が観賞できますよ。

登山コース 鳩ヶ湯(はとがゆ)コース
コースタイム 約7時間
春の花 (5月下旬~)
ニッコウキスゲ・ササユリ・モウセンゴケ
標高 1,629m
アクセス 車:北陸自動車道「福井IC」、または東海北陸自動車道「白鳥IC」から、約1時間30分

②【石川県・福井県】ミズバショウの群生地「取立山(とりたてやま)」

春の花が咲く登山 北陸

約3,000株のミズバショウが群生する山として知られています。雪どけ水から白い顔をのぞかせ、すがすがしく咲く姿は必見ですよ。

また、登山口から30分ほどで到着する大滝も、見どころのひとつです。滝つぼまで下れば、落差約30mの迫力ある流れを体感できます。ただし、周辺は濡れていて滑りやすいため、足元に注意してくださいね。

天気がよければ、途中のこつぶり山から、残雪の白山が一望できることも。開放感たっぷりの光景を眺めながら、ひと息つくのもよいでしょう。

こつぶり山から取立山の山頂までは、およそ30分です。白く可憐なミズバショウを目に焼き付けて、頂上を目指しましょう。

登山コース 大滝コース
コースタイム 約4時間30分
春の花 (5月中旬~)ミズバショウ
標高 1,307m
アクセス 車:中部縦貫自動車道「勝山IC」から約30分

参考:福井県公式観光サイト「取立山 水芭蕉

③【福井県】色とりどりに咲く花々「鬼ヶ岳(おにがたけ)」

春の花が咲く登山 北陸

鬼ヶ岳の春は、淡い黄色の花を咲かせる、ヒュウガミズキからはじまります。続いて、真っ赤なベニドウダンがたわわに連なり、新緑の山に彩りを添えていくでしょう。

標高は約533mですが、はじめは急な登りが続きます。途中にある3か所の展望台には、鬼が住んでいた伝説にちなんで、鬼の名前がつけられていますよ。休憩を兼ねて眺望を堪能しつつ、ゆっくり登ってくださいね。

山頂に鎮座している、大虫神宮社跡も見どころ。展望台からは、越前市の街並みや、遠く日本海まで見渡せるかもしれません。

登山コース 周回コース
コースタイム 約2時間30分
春の花 (3~4月)ヒュウガミズキ
(4~5月)ベニドウダン
標高 532m
アクセス 車:北陸自動車道「武生IC」から約20分
※「JAカントリーエレベーター」裏に駐車場あり

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Greenfield編集部

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