雪解けの時期になると、甲信越エリアの山々では春の花が咲きはじめます。3月中旬~4月にかけて、桜・カタクリ・ミツマタなど、多種多様な花々が見られるでしょう。今回は、春の花が楽しめる山を6つピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

 

①ミツマタの群生地!都留(つる)アルプス山|山梨県

春 登山  甲信越

山梨県の都留市の中央に位置する山です。3月末になると、ミツマタが盛りをむかえます。ミツマタの群生地は、登山口から近い場所にあるので、軽装でも登りやすいでしょう。

周辺には「都留アルプストレイルコース」があります。全長約8km、標高500〜650mの山々が連なるコースです。3つのコースにわかれており、「ファミリーコース」「一般コース」「がっつりコース」があるのが特徴。親子連れだけでなく、本格的な登山をする人も楽しめますよ。

また、コースの途中には、ヤマザクラが咲いている場所もあるので、ミツマタと一緒に楽しんでみてください。

電車を利用する場合、東桂駅からミツマタ群生地へすぐにアクセスできます。車でアクセスする場合は、東桂駅には駐車場がありません。都留市駅の駐車場にとめて、谷村発電所側から登るのがおすすめです。

エリア 山梨県
おすすめコース 東桂駅~都留アルプス山コース
コースタイム 約2時間18分
標高 713m
アクセス 電車:富士急行線「東桂駅」→徒歩約20分→都留アルプス山登山口

車:中央自動車道「都留IC」→約16分→都留市駅有料駐車場(1日400円)

 

②お寺としだれ桜のコラボレーション!身延山(みのぶさん)|山梨県

春 登山  甲信越

お寺としだれ桜をセットで楽しめる山です。

登山は、日本3大門のひとつに数えられる三門からスタート。287段ある階段、「菩提梯(ぼだいてい)」を登り、久遠寺へむかいます。急な階段が苦手な人は、階段手前の坂道から久遠寺へ行くルートがおすすめです。

久遠寺の境内には、五重塔としだれ桜のコラボレーションが見られる、イチ押しスポットがあります。しだれ桜のシーズンである3月中旬〜下旬、久遠寺周辺では交通規制がされるので、車で来る人は注意してください。

久遠寺を拝観したら、境内の裏から参道(トレッキングコース)へと入りましょう。全長約5kmの東コース(表参道)と、樹齢300年以上をほこる杉並木「千本杉」が広がる西コース(裏参道)があります。体力に自信がある人は、周回コースでの登山に挑戦してみましょう。東コースの途中では、ミツマタの群生が眺められますよ。

奥の院までは、ロープウェイが通っています。疲れたら、ロープウェイを使って下山できるので便利です。

エリア 山梨県
おすすめコース 身延山表参道(東)コース
コースタイム 約5時間30分
標高 1,153m
アクセス 電車:JR身延線「身延駅」→山梨交通「身延山」行きで約12分→三門

車:中部横断自動車道「身延山IC」→約22分→「甘露門下駐車場」または「せいしん駐車場(1時間300円、以降30分ごとに100円)」

 

③色とりどりの花が見られる!霧訪山(きりとうやま)|長野県

春 登山  甲信越

多種多様な花々が見られる、長野県に位置する山です。春の花としては、カタクリ・ミヤマネコノメソウ・ヒメスミレなどが挙げられます。

雪解け後の3月中旬頃、真っ先に咲くのは、黄色い可憐な福寿草やダンコウバイ、白い花びらをまとうミズバショウ。さらに、4月末には、赤紫色のオキナグサがシーズンをむかえますよ。

霧訪山の頂上には、鳴らすと願いが叶うとされている「霧訪の鐘」が設置されています。頂上からは、松本や伊那地域が一望できますよ。天気がよければ、北・南アルプスの山々や八ヶ岳、妙高山も眺められるでしょう。

ポピュラーなコースは「下西条本コース」です。ただし、電車の人は、小野駅から登る「かっとりコース」がアクセスしやすいのでおすすめ。「かっとりコース」は斜面が急ですが、整備が行き届いているので、歩きやすいでしょう。

エリア 長野県
おすすめコース 下西条本コース(電車の場合:かっとりコース)
コースタイム 約3時間5分
標高 1,305m
アクセス 電車:JR中央本線「小野駅」→徒歩約20分→かっとりコース登山口

車:長野自動車道「塩尻IC」→約15分→山ノ神自然園駐車場

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Greenfield編集部

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