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甲信越地方には、スケールの大きい山から低い山まで豊富にあります。雪原の山歩きや、雪化粧をまとった名峰を眺めながらの登山は、冬ならではの魅力。今回は、日帰りで楽しめる低山を6つ紹介します。甲信越の山が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

甲信エリアの冬でも登れる低山6選

甲信越の低山登山 冬6選

甲信越地方とは、長野県・山梨県・新潟県の3県のこと。日本アルプスをはじめとする、名峰が連なっているのが特徴です。

ここでは、雄大な山々を望める、おすすめの低山を6つピックアップ。冬でも日帰りハイキングが楽しめる山を紹介します。

①冬景色の名峰を望める!虫倉山(むしくらやま)|長野県

北アルプスの絶景に出会える山です。長野県の北部、北信エリアと呼ばれる場所にあり、信州百名山にも選ばれていますよ。

冬に登るなら、歩きやすい「不動滝コース」がおすすめ。ゆるやかな登りのルートで、積雪期でも比較的トレースがわかりやすいでしょう。

不動滝コースから登った先には東屋があります。そこで小休憩しながら、目の前に広がる白銀の山々をじっくりと楽しんでくださいね。

山頂には、360度の大パノラマが広がります。北アルプスのほか、八ヶ岳や戸隠連峰など、雄大な冬景色を満喫できますよ。

登山コース 不動滝コース
コースタイム 往復約3時間弱
標高 1,378m
アクセス 電車:JR北陸新幹線 「長野駅」下車後、タクシー利用で約70分

車:上信越自動車道「長野IC」から約65分

②神社参拝でリフレッシュ!太郎山(たろうやま)|長野県

神社参拝と登山が楽しめる、魅力的な低山です。山頂付近には、太郎山神社の本殿が鎮座していますよ。登り2時間をかけずに頂上まで行けるので、冬の日帰り登山にぴったりですね。

「表参道コース」の途中には、上田市街地を望めるベンチがあります。眼下に広がる景色を眺めながら、休憩しましょう。

さらに歩みを進めて、赤い鳥居をくぐり抜けたら、山頂まであと少し。頂上からは、北アルプス・八ヶ岳・富士山の眺望が堪能できるでしょう。

下山には、登りとは違う「裏参道コース」を選んでくださいね。北側の林では、樹々に付着した、繊細な霧氷が見られるかもしれません。

登山コース 表参道コース~裏参道コース
コースタイム 往復約2時間30分
標高 1,164m
アクセス 車:上信越自動車道「上田菅平IC」から約10~20分

③富士山を間近に感じられる!竜ヶ岳(りゅうがだけ)|山梨県・静岡県

甲信越の低山登山 冬6選

12月中旬から元旦にかけて、ダイヤモンド富士が見られる山として人気。富士山の山頂に重なる太陽は、神々しい輝きです。ぜひ一度、間近で眺めてみたいですよね。

本栖湖の深いブルーと、真っ白な雪原のコントラストは、冬の晴れた日だけの絶景です。雪景色のダイナミックな富士山が、大迫力で目の前に広がり、圧巻の景色といえるでしょう。

竜ヶ岳の山頂には、平らで広々としたスペースがあるのがポイント。ベンチに座って美しい富士山を眺めながら、ゆっくりとご飯を食べられるのがうれしいですね。

なお、積雪に備えて、軽アイゼンやチェーンスパイクの準備を忘れないようにしましょう。

登山コース 本栖湖キャンプ場コース
コースタイム 往復約4時間
標高 1,485m
アクセス 電車:富士急行線「河口湖駅」からバスで約50分。本栖湖バス停下車後、「本栖湖キャンプ場」まで徒歩約15分

車:中央自動車道「河口湖IC」から約40分

④山頂からの大パノラマは必見!高川山(たかがわやま)|山梨県

山頂からの大パノラマが魅力の高川山は、標高976mの山です。大月市の「秀麗富嶽十二景」にも選ばれており、頂上から望める富士山がイチオシ。天候条件がよければ、奥秩父・奥多摩・南アルプスまで見渡せるでしょう。

冬山がはじめての方には、登りやすいJR「初狩駅」からのルートが適しています。無理なく冬のハイキングを楽しめますよ。また、登山コースのバリエーションとして、大月駅へと下山する、縦走コースも検討してみてくださいね。

低山ですが、積雪が深いときには雪山の装備が必要です。雪道では、軽アイゼンを装着して転倒を防ぎましょう。水濡れを防ぐザックカバーや、サングラス、グローブなどの小物があれば重宝しますよ。

登山コース JR初狩駅出発コース
コースタイム 往復約3時間
標高 976m
アクセス 電車:中央本線「大月駅」から「初狩駅」で下車後、徒歩約30分

⑤雪の尾根歩きができる!大力山(だいりきさん)|新潟県

甲信越の低山登山 冬6選

開放感ある雪原の尾根歩きを味わえる山です。標高わずか504mほどですが、山頂付近からは、越後三山や魚沼市街地の冬景色を楽しめますよ。まるで彫刻のような山肌と、雪化粧をほどこした姿に、見とれてしまうかもしれませんね。

なお、低山とはいえ、日本有数の豪雪地帯です。急傾斜の場所があるので、冬装備は必須。使い慣れたアイゼン・ワカン・スノーシューのいずれかに加えて、トレッキングポールがあるとベストです。

積雪により、登山口の案内図が雪で埋もれている場合に備え、事前にルートをしっかりチェックしておきましょう。

登山コース 宝泉寺口コース
コースタイム 往復約2時間弱
標高 504m
アクセス 電車:JR上越線「小出駅」より宝泉寺まで徒歩約60分

※魚沼市観光オフィシャルサイト「大力山(だいりきさん)」をご参照ください。

⑥歴史を感じる登山!坂戸山(さかどやま)|新潟県

登山道に歴史の跡が色濃く残っている坂戸山。国の指定史跡にも登録されており、季節を問わず、多くの登山者が訪れます。

冬はメインルートの「薬師尾根コース」から登って、山頂の先に続く大城・小城ルートがおすすめ。魚沼盆地を眺めながら、稜線歩きができます。吹き抜ける風の音を聞きながら、一面の銀世界を楽しめるでしょう。

天気がよければ、苗場山・平標山・谷川岳・八海山など、そうそうたる顔ぶれの山々を望めることも。雪の反射で目にダメージを与えないよう、サングラスを忘れずに持っていきましょう。

登山コース 薬師尾根コース
コースタイム 約2時間
標高 634m
アクセス 電車:JR上越線「六日町駅」から徒歩約20分

車:関越自動車道「六日町IC」から約10分

北陸エリアの冬の低山登山にも興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
【2023年版】北陸エリアで冬の低山登山ができる山4選

甲信越には、冬でも山登りを楽しめる低山がたくさんあります。白銀の世界が広がり、いつもとは違う感動の光景に出会えるでしょう。低山のメリットは、時間をかけずに山頂まで足を運べて、雪景色に覆われた名峰群を満喫できるところ。しかし、標高が低くても雪山ではリスクがあります。雪道に対応できる装備を忘れないでくださいね。体温調節しやすい、ウェアのレイヤリングもおすすめです。ぜひ甲信越エリアで冬の低山登山を楽しみましょう!

ライター

Greenfield編集部

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