春の川釣り:アングラーを目指すなら!「ブラックバス」
淡水域のポピュラーなターゲットといえばブラックバスです。アングラーのメインターゲットで、プロアングラーにもバス釣り出身という方が多いですね。
ブラックバスは春の川がねらい目
バス釣りは人気のレジャーなので、人気スポットは初心者に入りにくい雰囲気も感じるでしょう。
しかしその多くが湖などで、川は意外と空いていることもあります。しかも春はスポーニング(産卵期)にあたるので、大型のバスも狙いやすいです。
これからバス釣りを始めようと考えている方は、春の川はねらい目ですよ。
春のバス釣り用ロッド
バスの住み着く川は、ある程度幅があり、すこし距離を投げられた方が有利でしょう。
筆者も少し古いモデルを使っていましたが、ダイワのバスXは価格が安く、しっかり粘りもあるので春の大型バスにも対応できるおすすめモデルです。
春のバス釣りにおすすめのリール
バス釣りのだいご味を味わうならやはりベイトリールです。
もちろんスピニングリールでも十分楽しめますが、スポーニング時期でストラクチャー周りを狙いたいときには、キャスティング精度を出しやすいベイトリールにメリットがあります。
ピシファンのTorrentはかなり格安のベイトリールですが、実釣した感じからは、メーカー品の中堅リールにそん色ないレベルなのでおすすめです。
春のバス釣り用おすすめルアー
春はピンポイントを狙うこと、ストラクチャー周りの川底に潜んでいることを考えると、おすすめはアピール力が高くキャスティングしやすいジャークベイトがおすすめです。
もちろん状況合わせられるようルアーの選択肢は多いほうがいいので、クランクベイトや底を取りやすいラバージグも用意しておくといいでしょう。
春の川釣り:国産モンスター「ニホンナマズ」
ナマズは古くから日本人になじみの淡水魚です。もともと夜にルアーで狙う釣りが一般的でしたが、最近では昼に釣るデイナマがブームになりつつあり、再注目されています。
大物が釣れるルアーターゲット
ナマズ釣りの魅力は、なんといっても近くの水辺で気軽に釣れるターゲットということでしょう。
小川や用水路のような場所にも住み着いているので、フィールド選びはよりどりみどり。冬を除けば、食い気も旺盛で、初心者でも釣りあげられるルアーターゲットと言えます。
ナマズ釣りにおすすめのロッド
ナマズは60㎝を超えることも珍しくない大型の魚です。このためロッドも十分強靭で、かつ捕食が下手なナマズがはじきにくい先端の柔らかいロッドがおすすめ。
テイルウォークのナマゾンはナマズ専用設計のロッドとしては安価なので、入門機としてもおすすめのモデルです。
ナマズ釣りにおすすめのリール
ナマズ釣りでは、シーズンにかかわらずベイトリールを使うのがセオリーです。
ナマズは大型で、かつ釣り上げるまでに暴れるため、トルクをかけて巻けるベイトリールにメリットがあるのが最大の理由ですね。
ドラグに余裕がある方が安心ですが、メーカー品だとなかなか高価なので、8㎏ドラグを装備しカストキングのRoyale Legendをおすすめします。
操作性などでスピニングリールを使用したい場合は、ピシファンのカーボンXが低価格ながら驚異のドラグ15㎏なので、ナマズ釣り用としておすすめです。
ナマズ釣り用のルアー
ナマズはたいていどんな餌でも食ってくる大食漢ですが、選ぶとしたらトップウォーターがおすすめです。
ナマズがよく生息するエリアは雑草も多く、水深もそこまでないことが多いです。スミスのキャタピーは定番で、カラーバリエーションも多いので選びがいもありますね。
春の川釣り:難釣魚「コイ」
コイも、ナマズと同じく日本人にはもう馴染みの魚ですね。観賞魚としても流通していますが、春に活発になるので、釣っても面白い魚です。
シンプルなタックルでじっくり釣る
コイ釣りはルアーフィッシングでも釣れますが、狙って釣るというよりは間違ってかかったようなイメージです。
基本的には餌を落として吸い付かせる、じっくり待つ釣りが魅力です。タックルもシンプルなもので大丈夫ですし、大型で引きも強いので釣って楽しい魚です。
川のコイ釣り用の竿
コイ釣りではリールを使わないウキ釣りもよく楽しまれていますが、流れのある川ではすこし使いにくいこともあります。
川では吸い込み釣りがおすすめで、仕掛けを投げてコイが吸い付くのを待つスタイルです。竿は海釣りの投げ竿が扱いやすく、長さ3m~4mで25~23号程度のものがいいでしょう。
川のコイ釣り用のリール
吸い込み釣りでは仕掛けを投げて待つことになるので、スピニングリールが扱いやすいです。遠投はしませんが、ラインが太いので十分に巻ける3,000番以上のリールがおすすめです。
川のコイ釣り仕掛け
吸い込み仕掛けは、複数の針を取り付けた網の中に練り餌を入れ、コイが吸い込むのを待ちます。
自作するのもむずかしくありませんが、最初のうちはがまかつのワンタッチ鯉吸込み仕掛など完成仕掛けで試してみるのがいいでしょう。
春の川釣り:激しいファイトが魅力「雷魚」
雷魚は日本の水辺にすむ、最大級の肉食魚です。真夏がハイシーズンですが、春から活動を始めます。引きが強くファンの多い魚ですが、数を減らしているので大切にしながら釣りたいターゲットです。
トップゲームが病みつき!
雷魚釣りは、生息地の特徴もあってトップゲームに限定されます。その分むずかしさもありますが、水面を割って食いついてくる雷魚の姿に病みつきになる釣り人も少なくありません。
雷魚釣り用の竿
雷魚釣りのポイントは、雑草や水草の多いエリアです。
また、リリース前提なので、弱らせずになるべく早く取り込んであげるために、強いバットパワーの竿が必須になります。
専用ロッドも多く販売されていますが、足場の悪いフィールドなどでも持ち歩きを考えると、パックロッドのアブガルシア ワールドモンスターがおすすめ。
夏に近付くにつれ、水草や雑草が増えると根掛かりなどでよりロッドのパワーが必要になるので、専用ロッドも検討してみましょう。
雷魚釣り用のリール
雷魚釣り用のリールでは、雷魚の引きに負けない強いドラグ力が必要です。基本はベイトリールですが、そのなかでも最低限8㎏以上のドラグ力があるものをおすすめします。
雷魚釣りの仕掛け
雷魚は歯が鋭く、ナイロンラインなどでは傷つけて切ってしまうので、PEラインで、8号程度のものを使用しましょう。
ルアーはトップウォーター系、とくにフロッグがおすすめです。
ほかのルアーでも釣れますが、根掛かりが多いので、回収しやすいフロッグは釣り場を汚さない配慮でもあります。
雷魚の口は硬く、針が刺さりにくく抜きにくいので、雷魚へのダメージを抑えるためにも、カエシのないバーブレスフックの雷魚用フロッグを用意しましょう。
釣れる釣れないはもちろん、破損などで釣り場環境を破壊しないよう、適切なタックルを用意して、マナーを守って楽しんでくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。