登山用アームカバーでおすすめのブランド5選
登山用のアームカバーを探しているけれど、どのブランドのものを使えばよいか分からない、と悩むときもあるでしょう。
そこでまずは、アームカバーを展開しているおすすめのブランドを5つご紹介しますので、選び方の参考にしてみてください。
モンベル
1975年に大阪で誕生した国内最大手のアウトドアブランドです。
登山用品を中心に、キャンプギアや自転車用品、カヤックや釣り道具などアウトドアに関するアイテムを幅広く展開しています。
日本発のブランドとして、日本の気候で安全かつ快適にアウトドアを楽しめるよう考えられたものが多いのも特徴です。
日本国内で登山に行けば、モンベルのアイテムを使用している人を必ず目にするといっても過言ではないほどの圧倒的ユーザー数を誇ります。
本格的なアウトドアでも頼れるクオリティでありながら、リーズナブルな値段設定なのが大きな魅力です。
ワークマン
コストパフォーマンスの高さで知られている作業着専門店のワークマンも、実はオリジナルのアウトドアブランドを展開していたのをご存じでしたでしょうか?
もともとは炎天下・極寒の屋外での作業を前提とした商品づくりが行われ、これはまさしくアウトドア環境そのものといえます。
圧倒的な低価格も手伝い、愛用しているユーザーも少なくはありません。
パンツや靴、リュックまで、ハイキングや登山の服装をリーズナブルな価格で展開しており、お財布に優しいながらも機能性の優秀なアイテムを数多く取り揃えています。
例えば「フィールドコア」は、プロの職人に認められたワークウェアの品質と機能性にアウトドアデザインをプラスしたブランドとして展開中です。
アームカバーも夏に対応可能なアイテムが1,000円以下で購入でき、やはりコスパの高さがうかがえます。
ノースフェイス
1966年創業の大手アウトドアブランドで、今やアウトドアに興味がない人からも知られるブランドのひとつです。
アウトドア、ランニングなどのあらゆるシーンに適したアイテムを展開しており、ウェアやリュックなどの定番商品の他、アームカバーなど小物も取り揃えがあります。
本格的なアウトドア製品を確立する過程で培った機能や技術を、登山・探検・自転車移動などのそれぞれのシーンにあわせて落とし込むことを成功させたブランドでもあります。
特にアウトドア製品の場合、使われている素材・機能性・保温性などは厳しい環境で使う人の安全や命にかかわる大事な要素です。
また、他のアウトドアブランドと比べてファッション性やデザイン性が高いのも人気の理由の1つといえるでしょう。
素材特性や技術を活かすために、デザインを極力シンプルにする工夫をしています。
パタゴニア
クライミング、サーフィン、スキー、スノーボード、フライフィッシングをはじめとした多様なアウトドアシーン用のアイテムを展開するブランドです。
アウトドアスポーツ用品を幅広く取り扱うイヴォン・シュイナードが創業し、アメリカを発祥地として誕生しました。
人の活動によって起こる環境破壊に対して、独自の理念を持って取り組む企業としても知られています。
今では広く知られるようになった登山の服装を肌に直接触れるベースレイヤー、中間着のミドルレイヤー、雨や風の侵入を防ぐアウターレイヤーに分ける「レイヤリング」という概念は、パタゴニアが考案し、世に提案したのが始まりとされています。
展開する製品は創業者のイヴォン氏自身がクライマーという側面をもっていたことから、実用性の高いものが多く、その点が多くのアウトドアファンから高い評価を得ています。
ミレー
1921年創業のフランス生まれのアウトドアウェア&リュックの老舗ブランドとして、ご存じの方も少なくないでしょう。
山を愛する人達のために製品を作り、長く愛され続けているフランスのアウトドアブランドです。
頭の先からつま先まで、全身をMILLETのアイテムでコーディネートできるほど、アウトドアのウェア類に関してはさまざまなアイテムを展開しています。
全面ナイロン製バックパックをヨーロッパで初めて開発したのを皮切りに、高品質のダウンを入れたゴアテックス生地を用いたアウトドアパーカーを世界で初めて開発するなど、最先端を行き続けています。
バックパックや防水ウェアなどが注目されがちですが、今回紹介するアームカバーも魅力的な製品です。
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【メンズ向け】登山用アームカバーのおすすめ商品5選
ここからは、男女別の登山用アームカバーでおすすめの製品をご紹介します。
上記のアウトドアブランドからも実用的な製品が展開され、登山する際の気候にあわせて活用できるものばかりです。
これからアームカバーを探したい、と思っている方は是非参考にしてみてください。
シーダブリューエックス アームカバー
こちらは日本のアンダーウェアブランド「ワコール」が手掛けるアームカバーです。
滑り止めのシリコン素材を採用しており、登山中のずり落ちを防いでくれます。吸汗速乾、UVカット率90%以上です。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
S、M | 90%以上 | 2,530円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
ミズノ ソーラーカット アームガード
太陽の熱と紫外線を遮るクール素材とメッシュ素材を組みあわせたアームガードです。
太陽光や紫外線の透過を抑制するクーリング素材を使用しており、機能性は多く、遮熱性、放熱性、吸湿性の他、吸汗速乾、UVカット、防汚加工など機能性に優れるアームガードとして便利なアイテムといえるでしょう。
日差しの強くなる季節において活躍間違い無しのアイテムです。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
25~31cm | 94%以上 | 3,080円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
モンベル トレール クール アームカバー
優れたストレッチ性とUVカット効果を備えた極薄手の日除けアームカバーです。
主要な接合部の縫製にフラットシーマーを使用し、肌あたりが良好な設計です。
袖口の縫い目を斜めにすることでよく伸び、肌あたりの悪さや不快な締め付け感のない快適な着心地を実現しています。
汗を素早く吸水拡散し、気化熱で涼しいため暑い時季の発汗が多いアクティビティに適しています。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
22~38cm | 90%以上 | 2,020円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
コロンビア フリーザーゼロII アームスリーブ
コロンビア独自のテクノロジーが生みだした「オムニフリーズゼロ」素材を採用したアームカバーです。
独自の吸湿速乾機能「オムニウィック」に加えて、同じく独自の冷却機能「オムニフリーズゼロ」は、汗を利用して生地全体を冷却する機能を持っています。
真夏でもひんやり感と快適性を持続し、日差しから腕焼けを守るアームカバーとして、夏山登山やトレッキング、ハイキングなどにおすすめ。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
XS~XL | 99% | 3,520円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
ミレー UVロングアームカバー
UVロングアームカバーは、軽量でストレッチ性の高いロングタイプのアイテムです。
快適性とUVプロテクションを追求し、伸縮性のある軽量素材を使用して縫い目のごろつきを防止、自然な着け心地を実現しています。
UPF50+の素材を使用し、95%もの紫外線をカット可能なのが特徴といえるでしょう。
強い日差しから腕を守りつつドライをキープし、真夏の登山に集中させてくれます。
手の甲までしっかりカバー可能な設計になっているため、紫外線の強い山でも日焼けの心配をせずに登れます。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
XS~L | 99.9%以上 | 3,630円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
【レディース向け】登山用アームカバーのおすすめ商品5選
登山をするなかで特に女性は紫外線対策が気になるでしょう。
レディース向けの登山用アームカバーもさまざまな製品が展開しているので、おすすめのアイテムをまとめました。
フォックスファイヤー SCエルゴアームカバー
防虫、吸汗速乾、UVカット機能を持つトランスウェット・スコーロン素材のアームカバーです。
アース製薬の防虫剤を生地に固着させる特殊加工を施した素材で、虫が生地表面に止まっても成分を感知して刺さず逃げていきます。
薄手生地ですので盛夏でも軽くサラッと着用でき、着脱が容易で半袖着用時でも腕全体をカバー。サムホールにより手の甲も虫や日焼けからガードします。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
XS~L | 不明 | 4,400円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
パタゴニア トレイルアームウォーマー
快適でサポート力のあるナイロン・ポリエステル・ポリウレタン混紡素材を用いたアームカバーです。
より優れた伸縮性と快適さと保温性を備え、ポリジン永続的防臭加工済みの新素材を使っています。
ぴったりとフィットして着脱が容易な立体形状のデザインが特徴的で、体があたたまったら外してポケットに収納するか、手首に寄せたまま走り続けられます。
夏場よりも肌寒さを防止するためのアームカバーとして活用するのを推奨します。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
XS~L | – | 3,630円(税込) |
ワークマン クールコア(R)冷感 アームスリーブ
気化熱を利用した冷却する素材、クールコアを使用したワークマン製アームカバーです。
自ら発した汗などで素材に水分を含んでいる限り、気化熱を発生して生地の冷却効果が持続します。
作業時やスポーツ時の疲労対策、腕のサポート効果を発揮し紫外線対策にも有効なアイテムです。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
フリー | 99% | 780円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
モンベル WIC.クールアームカバー
春・夏シーズンのトレッキングやハイキングで活躍する、手や腕の保護や日焼け対策に最適なアイテムです。
抜群の通気性と優れた吸水速乾性を備えた素材、ウイックロンクールを採用し、肌面をドライにキープするため夏の炎天下でも快適です。
光触媒効果による消臭機能も備えています。
上部に設けたゴムを引っ張るだけでフィット感の調節が可能で、運動時にもずれにくい設計です。袖口にはごろつき感が少ないスパイラルスランテックカフを採用しています。
UVカット率も90%以上で、夏場の登山でも文句なしといえるでしょう。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
22~34cm | 90%以上 | 1,870円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
コロンビア UVカット チルリバー アームスリーブ
コロンビア独自の接触冷感機能「オムニフリーズ」を搭載したアームスリーブです。
熱移動を利用して身体から発せられる熱を効果的に分散し、ひんやりとした着心地をキープします。
吸汗速乾機能「オムニウィック」も備えているため、汗をかいてもべたつかずさらりと快適です。
メッシュ素材のベンチレーションを組み合わせることで、通気性と伸縮性をアップさせています。
UPF50で日焼け防止にも最適で、サムホールで手の甲まで覆える仕様のため暑さと紫外線から腕全体をしっかり守ります。
サイズ | UVカット率 | 価格 |
S~XL | 98% | 1,771円(税込) |
※価格は2024年4月21日時点です
登山用アームカバーを選ぶ3つのポイント
登山用アームカバーを選ぶ時、抑えておきたいポイントについて説明します。
登山用アームカバー選びのポイント①紫外線カット性能
紫外線をカットする能力はUVカット率で表示されています。できるだけ高いUVカット率(80%以上)のものがおすすめ。
また手袋を装着しないかたは、手の甲まで覆う登山用アームカバーを選ぶようにしましょう。
登山用アームカバー選びのポイン②吸湿速乾性能
吸湿速乾性能をもつアームカバーを装着していると、装着していない状態よりも涼しく感じることがあります。
これは皮膚表面の汗をすばやく吸収して乾かす気化熱が発生するからで、登山における熱中症対策などにも役立ちます。
登山用アームカバー選びのポイント③サポート性能
適度な締めつけ力のサポート性能を持つアームカバーがおすすめ。締めつけ力があることで登山中にアームカバーがずり落ちにくくなります。
また、適度な締めつけによって無駄な動きが減るため、疲労対策にもつながります。
登山でアームカバーを付ける3つのメリット
なぜ登山にアームカバーが必要なのでしょうか。日焼け防止のほかにもいくつか理由があります。
登山にアームカバーが必要なわけ①紫外線や暑さ対策
登山では、とくに標高の高い3,000m級の山は紫外線が非常に多いため、できるだけ肌の露出を避けなくてはなりません。
とはいえ夏場の長袖シャツでは熱中症のリスクがありますし、日焼け止めを塗っても汗で流れてしまいます。そこで大活躍してくれるのがアームカバー。
汗をすばやく吸って乾燥させることで気化熱が発生し、暑い場所でも涼しくしてくれます。
登山にアームカバーが必要なわけ②虫刺され対策
登山やアウトドアでは、虫刺されが悩みの種。腕を覆うアームカバーを装着することで、虫に刺されにくくなります
できれば防虫効果のあるアームカバーがおすすめです。
登山にアームカバーが必要なわけ③筋肉をサポートして疲労対策
アームカバーを装着して適度に腕の筋肉を締めつけることで疲労をおさえて、素早く回復する効果が期待できます。
理由としては無駄な動きが少なくなることや、サポート効果などが挙げられます。
登山でアームカバーを付ける3つのデメリット
夏場の登山などは紫外線が強く、アームカバーは必要性が非常に高いアイテムです。
しかし、使うからこそのデメリットを抱えているのも事実です。
デメリット1:紫外線を完全に遮断できない
アームカバーを使ったからといって、紫外線の完全な遮断が実現可能なわけではありません。
太陽の紫外線は強く、いくら肌を隠しているからといって紫外線を完全には防ぎきれないのです。
UVカット率90%以上の優れた紫外線対策が可能なものでも、100%でない以上微量ながら紫外線の影響はあります。
登山をするなかで絶対に日焼けはしたくないという方は、アームカバーをする前に日焼け止めを塗っておくとよいでしょう。
デメリット2:日差しを防げない部分がある
服の袖丈が短い場合、袖口とアームカバーの間に隙間が開き、そこだけ日焼け跡になって腕が縞模様になってしまいますので注意しましょう。
これを防止するため、袖丈が短すぎない半袖を選んだり袖の中までしっかりとアームカバーを上げたりしてつけるように意識するとよいでしょう。
大部分をカバーできても完璧に隠すのは難しいため、先述した日焼け止めとの併用がやはり効果的です。
また、手首や手の甲も同じです。日焼け跡が気になる人は、着けた際に肌が露出する部分がないかチェックしておきましょう。
デメリット3:暑い・蒸れる
長袖を着ているような形になるので、素材によってはかなり暑さを感じます。
特に夏場は、直接的な紫外線の影響こそ防止できても、蒸れたり余計暑さを感じる場面も想定されます。
夏場の使用を想定して、冷感素材や吸汗速乾素材のものを選ぶようにしましょう。
とはいえ、そうした機能性のあるアームカバーでも「涼しい」と感じられるのは少ないようで、あくまでも普通の長袖よりは、と考えた方がよいかもしれません。
登山のときにアームカバーを装着することで、紫外線対策や虫刺され対策、暑さ対策などさまざまなトラブルに対処できます。また、状況に応じて簡単に脱着できるので登山のときには使いやすいアイテムといえるでしょう。登山用アームカバーを探しているかたは、この記事をぜひ参考にしてください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。