ミドルレイヤー(中間着)とは?
ミドルレイヤーは、肌着のベースレイヤーと上着のアウターレイヤーの間に着る服のこと。この「重ね着(レイヤリング)」は登山での服装の基本で、気温の変化に対応できるようになっています。ミドルレイヤーは、体温を保ち湿気を外に逃がす役割をします。
汗冷えが大敵の登山では、保温性と通気性に優れた素材のミドルレイヤーを選ぶことが重要です。
ミドルレイヤー(中間着)の選び方
ミドルレイヤーといっても、いろいろな素材で作られたものがあるので迷いますよね。ミドルレイヤーにぴったりの、保温性と通気性に優れた素材2種類をご紹介します。
通気性を重視するなら【アクティブインサレーション】
アクティブインサレーションは速乾性と通気性に優れ、かつ保温性もある素材です。行動中は暑くなり、止まると寒くなるという、秋冬登山での悩みに対して効果を発揮してくれます。重ね着していても汗を逃がしてくれるので、脱いだり着たりという動きを少なくできます。
アクティブインサレーションはとくに通気性が優秀なので、暑がりの方や汗をかきやすい方におすすめです。行動量が多く、体温が上がりやすいような山でも重宝するでしょう。
保温性を重視するなら【フリース】
近年では街用のフリースも多いですが、機能性を考えると登山用を選ぶようにしましょう。軽くて保温性があるフリースは、ミドルレイヤーとしての効果を発揮してくれます。着心地がよく保温性が高いフリースは、これからの寒い時期にぴったりです。
また、秋冬はミドルレイヤー、春夏はアウターとして、オールシーズン使用できるものもあるので、幅広く着まわしができることもメリットです。
秋冬登山におすすめのミドルレイヤー(中間着)6選
秋冬登山におすすめのミドルレイヤーを、人気アウトドアブランドから選んでみました。アクティブインサレーションとフリースを3着ずつ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
MILLET(ミレー)|スルー ウォーム クルー
ミレー独自の素材「スルーウォーム™」を採用した、アクティブインシュレーションフーディ。
保温性と通気性を兼ね備えながら、驚くほどの軽さを実現。冬のハイテンポなアクティビティでの保温行動着として、さまざまなシーンで活躍してくれます。
Patagonia(パタゴニア)|ナノエア ジャケット
パタゴニアの人気シリーズ、ナノエアシリーズのアクティブインサレーション。日本の企業、東レの新素材を使用したインサレーションで、保温性はもちろん通気性にも優れていて蒸れを防いでくれます。
さらに、着心地にもこだわっているのがポイント。ストレッチ性があり動きやすく、アウトドアウェアらしくないやわらかな肌ざわりが特長です。
THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)|ベントリックスジャケット
ノースフェイス独自の素材、「VENTRIX™」を使用したアクティブインサレーション。この素材には特殊なスリットが入っていて、活動時のみ熱と湿気を放出するという性質をもっています。
活動時は中の熱気を逃がすのでオーバーヒートを防いでくれ、休憩時はしっかり保温してくれる優秀な素材です。ファッション性も高いので、街で着るアウターとしても着回せますよ。
モンベル|クリマプラス100 ジャケット
コストパフォーマンスのよい商品を取り揃える、モンベルから発売されているフリース。リーズナブルなので、登山初心者にもおすすめの1枚です。保温性が高く、通気性も兼ね備えています。また、袖口は指を通せるので、冷えやすい時期にも役立ってくれます。ミドルレイヤーの入門服としてもぴったりでしょう。
THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)|マウンテンバーサマイクロジャケット
ノースフェイスから発売されている、滑らかな質感のマイクロフリース。すっきりしたシルエットで軽くてストレッチ性もあるので、モコモコしがちな秋冬の服装でも重ね着しやすい1枚です。すれやすい肩の部分は、耐摩耗性に優れたナイロン生地になっています。
Mammut(マムート)|Goblin ML Jacket AF
マムートのこのフリースは、ハイネックで厚手なタイプとなっています。やわらかい厚手の生地で、首まで覆ってくれ保温力は抜群。かつ、通気性やストレッチ性、軽量性も兼ね備えています。
胸元、サイドにファスナーポケットを配して小物収納も可能にデザインしました。ヘムラインはコードで調整することができます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。