トレイルランニング(トレラン)ザック選びのポイント
トレランザックで大切なのは、走っているときでも必要なものがすぐに取り出せることです。
なかでも、水分補給がスムーズにできるかどうかがポイントになります。
水分が欲しいときにザックから取り出すのがむずかしいようでは、せっかくのペースが乱れてしまいます。
あとは、非常食や緊急時の応急キット、防寒具、お財布やスマホが入れば充分。
「トレランザック」を選ぶ際は、水や非常食、貴重品などを収納し、走ってるときに荷物の出し入れが簡単に行える機能性を重視してください。
そのためには必要最低限の機能をもつザックを選ぶことが大切です。
以下では「トレランザック」選びの4つのポイントをまとめました。
走行中上下左右にグラグラせず身体にフィットすること
身体へのフィット感は「トレランザック」の一番のポイントといってもいいでしょう。
トレラン中に背中に担いだザックが上下左右にぐらつくことは、バランスを崩して転倒する原因になります。
身体にフィットする「トレランザック」なのかをしっかり確認して選ぶことが大切です。
できれば、実際に担いで走ってみて検討することをオススメします。
大きすぎず、必要な機能性を備えていること
大きな荷物を担いで長距離の道のりをトレランするのは大変です。
そのため、あまり大きすぎず、最低限必要な荷物だけが入るコンパクトなものがオススメ。
ただし冬に行うときのザックを選ぶの場合は、防寒用の衣類なども入るスペースが必要なので気を付けてください。
必要な機能としてはまず、貴重品を紛失する恐れなく収納が可能であること。
そして、走りながらショルダーベルトの長さ調節が可能であることも大切です。
最後に、ザックをカラダにフィットさせるチェストベルトやピップベルトが付いているかどうか確認しましょう。
登山用のザックではチェストベルトやピップベルトが不要なケースもありますが、ランニングしながら移動する「トレランザック」にはチェストベルトとピップベルトが必要不可欠です。
ハイドレーション機能を備えていると便利
ハイドレーション機能は登山しながら、または走りながら水分補給が行える便利なツールです。
ザックにハイドレーション用のチューブやソフトボトルが装着できるポケットがついているといいでしょう。
ショルダーベルトにハイドレーション用ポケットをつけるのもオススメ。
トレイルランニング(トレラン)おすすめのザックをご紹介
[アシックス] ランニングバックパック
レインウエアやキャンプ、サングラスなどを容易に収納できるメインコンパートメントを備え、ハイドレーション専用の収納スペースが内蔵されています。
前側はフィット性を高める簡易的なチェストとウエストストラップを設け、ジェルやボトル用の専用ポケットを配備しています。
通気性に優れたメッシュ素材をメインに、軽量化を追求した作りです。
[サロモン] TRAILBLAZER 20
シンプルながら超軽量で快適です。
20 リットルのメインコンパートメントと、便利なストレッチサイドポケットがついています。
必要なアイテムを出し入れしやすい構造になっています。
[ネイサン] ハイドレーションレースベスト ファイアーストーム
アメリカ発祥のランニングブランドであるネイサン。
背中に水を運ぶ、ランナーとサクリストに使いやすい収納を重視したプロダクト。このザックはトレイルランニングでは欠かせないハイドレーション水分補給もついています。
収納力、機能、重量、耐久性など理想的なバランスをそなえています。
GREGORY(グレゴリー)ルーファス8
プロトレイルランナーとして活躍する石川弘樹氏との共同開発で誕生した「トレランザック」。
トレイルランニングに必要な要素をすべて搭載しています。
開発に向けて石川氏が要望したのは、パーフェクトな安定性とバランス性能。
荷重が背中の中心にくるようにサスペンションが設計されています。
スマートフォンやボトル、スナック、エナジーバー、ライトウェイトシェルなどを簡単に収納できてすぐに取り出せるクイックアクセスポケットを完備。
酷暑の砂漠や極寒の山岳地帯、岩の多い海岸線など、地球上のあらゆる過酷な環境に対応しています。
iPhone6対応のオープンポケットをはじめ、サプリメント専用耐水ベルクロポケット、ストレッチボトムポケットなど、プロトレイルランナーが必要とする機能がパーフェクトな形で備わっています。
容量は8リットル、長距離のトレイルランニングに最適です。
走りながら水分補給や栄養補給ができます。
[ザ・ノース・フェイス]リュック マーティンウィング10S
誰もが知るザ・ノース・フェイスのザック。
レース用ランニングパックとして高い人気を誇るマーティンウィングシリーズの最新中型モデルです。
さらなる利便性を求め、フィット感と通気性、ポケットの位置や容量をアップデート。
無駄を省いたシンプルな形で、レースだけでなく、日々のロードランにも使いやすいデザインに仕上げています。