ちょっとした低山や街でも使える20Lくらいのザックがほしくて、韓国ブランド・CAYL(ケイル)『Cho Pee』(チョピー)を購入。シンプルなブラックのデザインはユニセックスで使用できますよ。細部まで機能をチェックして、登山と日常での使用感をレビューします。
韓国のガレージブランドCAYL
CAYLは「Climb As You Love」の略で親しまれ、ハイカーたちに注目されている韓国生まれのブランドです。バックパックだけでなく、アパレルや多彩なアイテムを展開しています。
軽量で多様な機能性とスタイリッシュなデザイン性を兼ね備えており、アウトドアでの使用はもちろん、日常でも活躍してくれるアイテムの豊富が魅力です。
日本でもポップアップイベントを開催し、セレクトショップにも置かれるようになりました。登山では、ザックやシェルなどを使っている人を見かけます。
また、CAYLに付いているバックパックの名前は、すべて山の名前にちなんでいます。今回紹介するチョピーは、江華島(カンファド)摩尼山(マニサン)の隣に位置する超皮山(チョッピサン)から名付けているんです。山への愛情を感じますね。
CAYL・チョピーを選んだ理由
数あるザックのなかから筆者が選んだポイントは以下の6つです。詳しくみてみましょう。
山だけじゃなく普段も使える20L
20Lのザックは小さいようで、わりとしっかり荷物が収納できる大きさです。かさばらないので、ちょっとした買い物などの普段使いにも丁度よく、低山を登るのにも気軽に使えます。岩陵帯を登るときにもあればいいなと思っていました。
見た目がシンプルでオシャレ
筆者が選んだカラーはブラックなので、私服でも登山服でもコーディネートの邪魔になりません。
約385gと軽量
コンパクトなうえに軽量なため、登山でも負担にならず快適に登れます。
中にアクセスしやすいフロントジップ
1番下に入れたものを出すときって、なかなか見つからないときがありますよね。フロントジップなら中がよく見えるので取りやすく便利です。
雨を防ぐ耐水性能
山で使いたいのと、日常でも多少の雨なら傘をささないため防水性は考慮しました。傘の耐水圧が500mm程度なので、2,000mmあるチョピーは十分でしょう。
大きなフロントポケット
めんどくさがりの筆者は、開け閉めが手間なんです。チョピーには大きなフロントポケットが付いていて、すぐに出し入れするようなものはポケットに入れておけます。これがかなり便利で、選んだ決め手にもなりました。
【レビュー】山でも街でも使いやすいチョピー
普段ザックを買うときはしっかりフィッティングしてから買うのですが、気軽に使うためのザックだったのでネットで購入しました。実際に機能や使用感をみてみましょう。
性能や機能のチェック!
今回購入したケイルの基本スペックは以下のとおりです。
サイズ | 約20L |
背面長 | 約45cm |
重量 | 約385g |
カラー | ブラック |
素材 | ナイロン100%70D リップストップ生地 |
耐水圧 | 2,000mm |
推奨パッキング重量 | 5kg以下 |
登山ザックっていかにも「アウトドアです」みたいなものが多いのですが、ケイルのザックはロゴもシンプルなワンポイントなのが気に入りました。
背面とショルダーハーネスには薄手のメッシュを採用しているため、通気性が高く登山時も蒸れにくかったです。
チェストストラップは取り外し可能で、フックで位置調節ができます。自分に合うように調節しましょう。また、緊急時に備えたエマージェンシーホイッスルが付いていて、イエローがワンポイントアクセントにもなります。
ウエストベルトも取り外せ、普段使いには外したり登山では付けたりと使用によって変えられるのがGOODです。少しフックが硬くて苦戦しましたが、慣れば簡単にできるようになりました。
前面部にはリフレクティブコードを採用。コードが光に反射するので、夜間の視認性が高められています。大きなフロントポケットにはすぐに取り出すものや、山行時では行動食など入れておけますよ。
フロントのダブルジップは下まで大きく開き、中のものが取り出しやすくて便利でした。ザック上部はコードでしばる巾着タイプなので開閉が楽ですが、登山時はゲリラ豪雨などに備えてザックカバーを持っておくとよいでしょう。
内側にジッパーポケットがあり、カギや貴重品を入れておけます。
背面にある取り外し可能なフォームパッドは、休憩時などで使用できますよ。
フォームパッドを外しておけば、内側のポケットに収納が可能です。アタックザックとしてや予備のバッグとしてコンパクトに持ち運べるのは便利でした。
思った以上の収納力
山へ持っていくアイテムをチョピーに入れてみました。中にはレインウエア・ダウンジャケット・エマージェンシーグッズ・ヘッドライト・手袋・バーナー・コッヘル一式、サイドポケットには水筒・ストック、フロントポケットにはドライフード・行動食が入っています。
全部入れた重さは約4kgだったので、推奨しているパッキングの重量的にも調度よかったです。小さいのにこれだけ入るため、日帰りハイクで十分に活躍してくれますよ。
背負い心地が軽い
しっかり荷物を入れても快適な背負い心地です。背中のフォームパッドで安定感もありました。薄手の生地なので、私服で使用してもゴワつかず日常使いにも重宝しています。
ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。