マラソン大会では半数以上のランナーが膝サポーターを装着しています。膝サポーターの大切さを思い知らされるのは35㎞地点をすぎたころから。今回は膝サポーターの役割や選びかた、そしてトラブル別におすすめを紹介します。

膝サポーターの役割とは

ランニング 膝 サポーター

膝サポーターはどのような役割をはたしているのでしょうか。項目別にしてわかりやすく解説していきます。

膝サポーターの役割①膝まわりを固定してトラブル予防

ランニング中に起こる膝まわりのトラブルは、関節まわりの筋や筋肉が散らばることで発生します。サポーターで固定することによって、関節まわりの筋や筋肉を所定の位置にとどめおくことができ、トラブルを予防することができます。

膝サポーターの役割②膝まわりの筋肉や腱の保護

筋肉や腱のトラブルは関節の近くで発生しやすいといわれています。膝用サポーターを装着することで、筋肉や腱を保護しランニング中の膝の負担を軽減してくれます。

膝サポーターの役割③膝まわりの保温

あたたかい季節は膝の痛みがなかったけれど、秋口から冬にかけて急に膝が痛くなったというかたは多いはずです。これは膝まわりが冷えて血行が悪くなることで筋肉が硬直して起こる症状。

膝サポーターを装着することで膝の周辺を保温し、血行がわるくなるのを防いでくれます。

 

膝サポーターの種類

ランニング 膝 サポーター

膝サポーターはおもに

  • 巻いてマジックテープでとめるタイプ
  • 履くタイプ

上記2つのタイプがあります。それぞれどのような違いや特徴があるのか紹介します。

巻いてマジックテープでとめるタイプ

巻いて締めることができるので、自分で締め具合を調節しながら膝まわりの腱や筋肉を固定することができます。より強固なサポート力をのぞむ場合には、巻いて締めてマジックテープで固定するタイプがおすすめです。

強く固定できる反面、関節の動きがそこなわれる可能性があるので、ランニング中によく故障する場合に限られます。

履くタイプ

ソックスのように膝部分に履かせて使います。薄手の生地が多いため、蒸れにくく関節も動かしやすいという特徴があります。マラソンなどの長距離を走るときにおすすめ。

ただし、膝まわりをサポートする能力は巻いてマジックテープでとめるタイプよりも劣るため、ランニング中によくトラブルを起こすかたには向いていません。

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Greenfield編集部

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