基本のおすすめ道具 6つ
①ゴーグル(アクアスコープ・シュノーケル)
川遊びといえばやはり、川を泳ぐ魚を間近で見てみたいですよね。
シュノーケルは水中で呼吸ができるので最適ですが、呼吸の方法が難しかったり、あごが疲れてしまったりする難点もあります。
子どもには、いつも学校で使っている水泳用のゴーグルで十分でしょう。
「泳ぎが得意じゃない」「顔を水につけるのも怖い」という子どもには、アクアスコープ(箱めがね)がおすすめ。アクアスコープを水に少し入れて、上から覗くだけで、水中がクリアに見えじっくり観察できますよ。
アクアスコープは、ネット通販や量販店などで安価で売られていますが、手作りもできます。作り方は、ペットボトルや牛乳パックを切って筒を作り、片側にピンと張ったラップを輪ゴムできつく止めるだけ。
簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね。視界の透明さにきっと驚くはずです。
②魚取りのタモ網と飼育ケース
川の生き物を見つけたら、タモ網で捕まえてみましょう。虫取り網でも代用できますが、ふちが円形なので、隙間から魚に逃げられてしまうことも。小さな生き物も取りこぼさないよう、一辺が平らになっていて、なるべく目のこまかいタモ網がベストです。
メダカやドジョウなどの魚、タニシ・サワガニ・カエルなど、川のなかは生き物天国です。水草の近くに網をおいて、植物を足でガサガサする(通称ガサガサ)だけでもOK!隠れていた生き物が、意外と簡単に出てくるでしょう。
また、川底の石をひっくり返してみるのもおすすめ。カゲロウ・カワゲラなど、石の裏にへばりついている、水生昆虫の幼虫を発見できるかもしれません。捕った生き物は、プラスチックの飼育ケースに入れて観察しましょう。ケースが無ければ、透明なタッパーでも代用可能ですよ。
③ルーペ
川の生き物は小さいものが多いので、以下のようなルーペがあると便利!こまかいところまでよく見えて水中観察をより楽しめるでしょう。川の生き物図鑑や、写真が載っているウェブのページを印刷して持っていくと、名前や生態が調べられてさらに面白いですよ。
なお、基本的に川の生き物は非常に弱いので、優しく扱うよう子どもに教えてあげましょう。少し観察したら、生き物は元の住処に還してあげてくださいね。
④釣り竿
生き物観察だけでは物足りなくなったら、釣りに挑戦してみるのも楽しいですよ。下流~中流域で釣れるのは、タナゴ・オイカワ・カワムツなどです。5cm~20cmくらいの小魚ですが、子どものみならず大人も十分に満足できます。
用意する道具は以下です、
- 短い釣り竿
- 糸
- ウキ
- ウキを止めるゴム管
- オモリ
- 針
これらの道具を使って、シンプルな仕掛けを用意すればOK。餌はサシ(ハエの幼虫)などがよく釣れます。虫が苦手なら、うどん・ご飯粒・小エビなどでもよいでしょう。ただし、全く釣れない場合もありますが…。魚が食いつきやすい棚(深さ)を探り当てれば、どんどん釣れますよ。
なお、遊漁券が必要な場合や、釣り事体が禁止されている場所もあるので、事前に確認してくださいね。また、小さすぎる子どもの場合、尖った釣り竿や釣り針を扱うのは危険です。分別のつく年齢になってからはじめましょう。
釣具店では、これらが一式になった小物釣り用のセットも販売されていますので、検討してみてください。
⑤水鉄砲
子ども同士で遊ぶなら、水鉄砲は絶対に盛り上がるはず!しかし、よくある拳銃型の水鉄砲は、すぐに砂がつまって使い物にならなくなってしまうことも。川では、押し出すタイプの水鉄砲がおすすめです。
ホームセンターなどでプラスチック製のものが売られていますが、竹を買って自分で工作してもよいでしょう。ペットボトルのキャップに穴をあけて、ストローを通したものや、マヨネーズの空き容器を利用したものでも遊べます。小さい子どもなら、じょうろで水浴びするだけでも喜びますよ。
⑥ボディボード
「川の流れを楽しみたい!」それなら、断然ボディボードがぴったり。
実は、浮き輪は安全面を考えるとNGなのです。軽いのですぐに流されてしまい、転覆すると浮き輪からなかなか脱出できません。逆立ち状態のまま溺れてしまうケースも。また、ゴムボートなども同様で、川だと岩や枝などに擦れて穴が開いてしまう場合があります。
ボディボードなら、流されにくい上に丈夫なので、安心してプカプカできますよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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