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登山をはじめ、釣りやマラソンなど、さまざまなアウトドアアクティビティで重宝するアームカバー。日焼け対策にアームカバーをお探しの方のために、今回は山にぴったりの登山用アームカバーを、男女別のおすすめや人気ブランド、選び方も含めてご紹介します。

目次

登山用アームカバーでおすすめのブランド5選

登山 アームカバー

登山用のアームカバーを探しているけれど、どのブランドのものを使えばよいか分からない、と悩むこともあるでしょう。そこでまずは、アームカバーを展開しているおすすめのブランドを5つご紹介しますので、選び方の参考にしてみてください。

モンベル

モンベルは日本のアウトドアブランドです。国内ブランドとしては大手で、アウトドアアクティビティのためのアイテムを幅広く展開しています。

商品展開としては、登山・カヤック・フィッシング・サイクリング・キャンプなど多岐に渡り、山や海など、アクティビティのゲレンデに出てみれば、モンベルの製品を見かけないことはないほどです。

日本出身のブランドだけあって、日本人の体型にあわせたサイジングはもちろん、日本独特の気候にもマッチした商品はよく考えてつくられています。ハイクオリティでありながら手頃な価格設定で、リーズナブルなのもモンベルのおすすめポイントです。

ワークマン

コストパフォーマンスの高さで知られている作業着専門店のワークマンも、実はオリジナルのアウトドアブランドを展開していたのをご存じでしょうか?

炎天下や極寒の屋外での作業を前提とした商品づくりが行われ、これはまさしくアウトドア環境そのものといえます。圧倒的な低価格、コストパフォーマンスも手伝い、愛用しているユーザーも少なくはありません。

パンツ・靴・リュックなど、ハイキングや登山の装備・服装をリーズナブルな価格で展開しており、お財布に優しいながらも機能性の優秀なアイテムを数多く取り揃えています。

例えば「フィールドコア」は、プロの職人に認められたワークウェアの品質と機能性にアウトドアデザインをプラスしたブランドとして展開中です。

アームカバーも夏に対応可能なアイテムが1,000円以下で購入でき、コスパの高さがうかがえます。

ノースフェイス

1966年創業の大手アウトドアブランドで、今やアウトドアに縁がない人にも知られるブランドのひとつです。

アウトドア、ランニングなどのあらゆるシーンに適したアイテムを展開しており、ウェアやリュックなどの定番商品のほか、アームカバーなど小物類も豊富に取り揃えています。

本格的なアウトドア製品を確立する過程で培った機能や技術を、登山・探検・自転車など、それぞれのシーンにあわせて落とし込むことに成功したブランドでもあります。

とくにアウトドア製品の場合、使われている素材・機能性・保温性などは、厳しい環境下で、使う人の安全や命にかかわる大事な要素です。

そして、ほかのアウトドアブランドと比べ、ファッション性やデザイン性が高いのも人気の理由の1つといえるでしょう。素材特性や技術を活かすためにデザインを極力シンプルにする工夫をしており、そのシンプルさが街にもなじみ、ファッションアイテムとしても人気を集めています。

パタゴニア

クライミング・サーフィン・スキー・スノーボード・フライフィッシングをはじめとした多様なアウトドアシーン用のアイテムを展開するブランドです。

アウトドアスポーツ用品を幅広く取り扱うイヴォン・シュイナード氏が創業し、アメリカを発祥として誕生しました。展開する製品は創業者のイヴォン氏自身がクライマーという側面をもっていたことから、実用性の高いものが多く、アウトドアファンから高い評価を得ています。

パタゴニアは環境に対する意識の高い企業としても知られ、人の活動によって起こる環境破壊に対して独自の理念を持ち、リサイクル素材の使用や商品の修理補修などにも力を入れています。

アウトドアファッションの基本ともいわれる「レイヤリング」はパタゴニアが提唱したともいわれる考え方です。それだけにパタゴニアの商品には、レイヤリングの基本となる、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウター、それぞれに定評のあるアイテムが存在しています。

ミレー

1921年創業のフランス生まれのアウトドアウェア&リュックの老舗ブランドです。

頭の先からつま先まで、全身をミレーのアイテムでコーディネートできるほど、豊富なアイテムを展開しています。全面ナイロン製のバックパックをヨーロッパで初めて開発したのを皮切りに、高品質のダウンを入れたゴアテックス生地のアウトドアパーカーを世界で初めて開発するなど、リードを続けています。

「MILLET」のロゴでおなじみのバックパックには定評があり、山で見かけることも多いのではないでしょうか?ハードシェルやクライミングギアなどでもよく使われているブランドですが、今回紹介するアームカバーのような小物類も充実しています。

関連記事:2024年注目の登山服装トレンド!おすすめのアイテムも紹介

【メンズ向け】登山用アームカバーのおすすめ商品5選

ここからは、男女別の登山用アームカバーでおすすめの製品をご紹介します。ここまでにご紹介したアウトドアブランドからは実用的なアイテムが展開されています。登山するときの気候にあわせて活用できるものばかりなので、アームカバーを探している方はぜひ参考にしてみてください。

シーダブリューエックス アームカバー

日本のアンダーウェアブランド「ワコール」が展開するCW-Xのアームカバーです。CW-Xはコンプレッションタイツが有名ですが、アームカバーも優秀ですよ。

CW-Xのアームカバーは、腕口に滑り止めのシリコン素材を採用しており、登山中のずり落ちを防止できます。腕の動きを邪魔しないストレッチ素材で、吸汗速乾性と防臭性があり、UVカット率は90%以上です。

サイズ UVカット率 価格
S・M・L 90%以上 2,530円(税込)
シーダブリューエックス アームカバー(指掛けタイプ) 
シーダブリューエックス アームカバー(指掛けタイプ)

※価格は2024年4月21日時点です

ミズノ ソーラーカット アームガード

太陽の熱と紫外線を遮るクール素材とメッシュ素材を組みあわせたアームガードです。

太陽光や紫外線の透過を抑制するクーリング素材を使用したアームガードは、スポーツメーカーのミズノらしい機能性が豊富です。遮熱性・放熱性・吸湿性・吸汗速乾・防汚加工などに優れ、もちろん本来のUVカットもばっちり。登山を快適にする便利なアイテムといえるでしょう。

日差しの強くなる季節のアウトドア環境で頼もしいアイテムです。

サイズ UVカット率 価格
S・M・L UPF15(約80%) 3,080円(税込)
ミズノ  ソーラーカット スーパークール アームガード
ミズノ  ソーラーカット スーパークール アームガード

 

※価格は2024年4月21日時点です

モンベル トレール クール アームカバー

優れたストレッチ性とUVカット効果を備えた極薄手の日除けアームカバーです。

おもな接合部の縫製にはフラットシーマーを使用し、肌あたりがよいつくりです。袖口の縫い目を斜めにすることでよく伸び、肌あたりの違和感や不快な締め付け感のない快適な着心地を実現しています。

汗を素早く吸水拡散し、気化熱で涼しく感じられるので、登山だけでなく、暑い時期の発汗が多いアクティビティ全般にも使えますよ。

サイズ UVカット率 価格
22~38cm 90%以上 2,020円(税込)

※価格は2024年4月21日時点です

コロンビア フリーザーゼロII アームスリーブ

コロンビア独自のテクノロジー「オムニフリーズゼロ」素材を採用したアームカバーです。

独自の吸湿速乾機能「オムニウィック」に加えて、独自の冷却機能「オムニフリーズゼロ」は、汗を利用して生地全体を冷却する機能があります。

真夏でもひんやりとした快適さを持続しつつ腕の日焼けを避けるアームカバーとして、夏山登山・トレッキング・ハイキングなどにおすすめです。

サイズ UVカット率 価格
XS~XL 98% 3,520円(税込)
[コロンビア] フリーザーゼロIIアームスリーブ
[コロンビア] フリーザーゼロIIアームスリーブ

※価格は2024年4月21日時点です

ミレー UVロングアームカバー

UVロングアームカバーは、軽量でストレッチ性の高いロングタイプのアームカバーです。

快適性とUVプロテクションを追求し、伸縮性のある軽量素材を使用しているうえ、縫い目がごろつかない縫製をしており、自然で快適な着け心地です。UVついてはUPF50+の素材を使用、十分な紫外線カット能力があります。

強い日差しから腕をカバーしつつ、汗をかいてもドライにキープするので、真夏の登山でも集中して歩けます。手の甲までしっかりカバー可能な長さがあるので、紫外線の強い山でも日焼けの心配をせずに登れます。

サイズ UVカット率 価格
XS~L 98%程度 3,630円(税込)
ミレー UVロングアームカバー
ミレー UVロングアームカバー

※価格は2024年4月21日時点です

【レディース向け】登山用アームカバーのおすすめ商品5選

登山 アームカバー

登山中の紫外線対策は外せないけれど、お気に入りアイテムで山ファッションを楽しみたい女性は多いのではないでしょうか?レディース向けの登山用アームカバーにはさまざまな商品が販売されています。いくつかのおすすめをピックアップしました。

フォックスファイヤー SCエルゴアームカバー

防虫・吸汗速乾・UVカット機能と、機能性が充実したトランスウェット・スコーロン素材のアームカバーです。この素材にはアース製薬の防虫剤を生地に固着させる特殊加工が施され、虫が生地表面に止まると成分を感知して逃げていくといいいます。

薄手生地でできているので盛夏でも軽くサラッと着用でき、着脱は簡単。半袖着用時に腕全体をカバーできます。サムホールつきなので、手の甲の部分も虫や日焼けからガードできますよ。

サイズ UVカット率 価格
XS~L 不明 4,400円(税込)
フォックスファイヤー SCエルゴアームカバー 
フォックスファイヤー SCエルゴアームカバー 

※価格は2024年4月21日時点です

パタゴニア トレイルアームウォーマー

ナイロン・ポリエステル・ポリウレタン混紡素材でできたアームカバーです。優れた伸縮性があり、着脱しやすい立体形状のデザインで快適な使い心地。ポリジン永続的防臭加工済みの新素材を使っているので、登山中の気になるニオイも対策できます。

保温性があるので、暑く感じたら脱いでポケットに収納するか、手首側に寄せておけばOK。盛夏よりは、春や秋の気温差が出やすいシーズンに、肌寒さを防止するためのアームカバーとして活用するのがおすすめです。

サイズ UVカット率 価格
XS~L 3,630円(税込)

ワークマン クールコア(R)冷感 アームスリーブ

気化熱を利用した冷却する素材、クールコアを使用したワークマン製のアームカバーです。自ら発した汗や水蒸気などで素材に水分を含んでいるときに、気化熱を発生して生地の冷却効果を発揮します。

登山以外にも、アウトドアアクティビティやスポーツ、そして屋外での作業時の紫外線対策に便利なアイテムです。

サイズ UVカット率 価格
フリー 99% 780円(税込)

※価格は2024年4月21日時点です

モンベル WIC.クールアームカバー

春・夏シーズンのトレッキングやハイキングで活躍する、手や腕の保護や日焼け対策にぴったりなアイテムです。優れた通気性と吸水速乾性を備えた素材「ウイックロンクール」を採用し、肌面をドライにキープして夏の炎天下でもさわやかな着け心地。光触媒効果による消臭機能も備えています。

上部に設けたゴムを引っ張るだけでフィット感の調節が可能で、運いているときにずれにくい設計です。袖口にはごろつき感が少ないスパイラルスランテックカフを採用しています。

UVカット率も90%以上で、夏場の登山でもばっちり使えるでしょう。

サイズ UVカット率 価格
22~34cm 90%以上 1,870円(税込)

※価格は2024年4月21日時点です

コロンビア UVカット チルリバー アームスリーブ

コロンビア独自の接触冷感機能「オムニフリーズ」を搭載したアームスリーブです。熱移動の性質を利用して、体から発生する熱を効果的に分散し、ひんやりとした着心地をキープします。吸汗速乾機能「オムニウィック」も備えているため、汗をかいてもべたつかずさらりと快適です。

メッシュ素材のベンチレーション部分を入れることで通気性と伸縮性をアップさせています。UPF50の日焼け防止能力があり、サムホールで手の甲までカバーでき、暑さと紫外線から腕全体をしっかり守ります。

サイズ UVカット率 価格
S~XL 98% 1,771円(税込)
コロンビア チルリバーアームスリーブ
コロンビア チルリバーアームスリーブ

※価格は2024年4月21日時点です

登山用アームカバーを選ぶ3つのポイント

登山用アームカバーを選ぶ時、おさえておきたいポイントをチェックしておきましょう。

登山用アームカバー選びのポイント①紫外線カット性能

紫外線をカットする能力はUVカット率で表示されています。できるだけ高いUVカット率(80%以上)のものがおすすめです。手袋を装着する習慣のない方は、手の甲まで覆うサムホールつき登山用アームカバーを選ぶとよいでしょう。

登山用アームカバー選びのポイン②吸湿速乾性能

吸湿速乾性能をもつアームカバーを装着していると、装着していないときよりも涼しく感じることがあります。これは皮膚表面の汗をすばやく吸収して乾かす気化熱が発生するからで、登山における熱中症対策などにも役立ちます。

登山用アームカバー選びのポイント③サポート性能

適度な締めつけ力のサポート性能を持つアームカバーがおすすめです。締めつけ力があることで登山中にアームカバーがずり落ちにくくなります。知らないうちにアームカバーがずれてしまうと、ズレた部分が日焼してしまうだけでなく、着用感も不快で気になってしまうことも多いでしょう。

また、適度な締めつけによって腕の動きがある程度制限されて無駄な動きが減り、疲労対策にもつながるといわれています。

登山でアームカバーを付ける3つのメリット

登山 アームカバー

なぜ登山にアームカバーが必要なのでしょうか。日焼け防止のほかにもいくつか理由があります。

登山にアームカバーが必要なわけ①紫外線や暑さ対策

登山では、とくに標高の高い3,000m級の山は紫外線が非常に多いため、できるだけ肌の露出を避けなくてはなりません。とはいえ、夏場の長袖シャツでは熱中症のリスクがありますし、日焼け止めを塗っても汗で流れてしまいます。

そこで活躍するのがアームカバーです。着脱が簡単なので、暑すぎるときや日陰などでサッと外しやすく、長袖を脱ぎ着するよりも手軽に体温調節できます。また、着用中も汗をすばやく吸って乾燥させることで気化熱を発生させます。着用することで涼しくいられるというわけです。

登山にアームカバーが必要なわけ②虫刺され対策

登山やアウトドアでは、季節によっては虫刺されが悩みの種になるでしょう。登山スタイルには長袖長ズボンがよく推奨されますが、虫対策も理由のひとつです。袖から風が入る半袖のトップスを着用するときは、腕を覆うアームカバーを装着することで虫に刺されにくくなります

生地の上から刺されることが無きにしも非ずなので、できれば防虫効果のあるアームカバーがおすすめです。

登山にアームカバーが必要なわけ③筋肉をサポートして疲労対策

アームカバーを装着して適度に腕の筋肉を締めつけることで疲労を軽減させ、疲労の回復をはやめる効果が期待できるといわれています。

理由としては、制限されることで無駄な動きが少なくなることや、筋肉のサポート効果などが挙げられます。

関連記事:登山初心者が必要な服装とアイテムの確認リスト

登山でアームカバーを付ける3つのデメリット

夏場の登山などは紫外線が強く、アームカバーは必要性が高いアイテムですが、注意点についても考えておきましょう。

完全に紫外線を防げるわけではない

アームカバーを着用しても、100%完全な紫外線カットができるわけではありません。物理的に肌を覆うだけに、塗布するタイプの日焼け止めだけよりもカバー力は高くなりますが、太陽からの紫外線の強さは布1枚では完全には防ぎきれないといわれています。

なかにはUVカット率90%以上という優れたアイテムもありますが、どうしても紫外線の影響は受けてしまうものです。登山中の日焼けをできるだけ防ぐには、日焼け止めを塗布してからアームカバーを着用するとよいでしょう。

ウェアとの隙間に注意する

アームカバーを着用するときは、ウェアとの境目に注意しましょう。ウェアの袖丈が短かすぎてアームカバーとの間に隙間があると、そこだけ日焼けしてしまいます。これを防止するため、袖丈が短すぎない半袖を選んだり、袖の中までしっかりとアームカバーを上げたりで対応します。

歩いているうちにだんだんズレてしまい、気がついたら腕が縞模様になってしまうこともあるので、山行中もときどき気にしておくとよいですね。それでも隙間をゼロにするのはなかなか難しいので、日焼け止め剤との併用がより効果的です。

手首や手の甲も同じく、日焼けが気になる人は、アームカバーを着けたとき、肌が露出する部分がないかよくチェックしておきましょう。

暑い・蒸れる

長袖を着ているような形になるので、素材によっては暑さを感じることもあります。とくに夏場は、直接的な紫外線の影響こそ防止できても、蒸れてより暑さを感じる場面も想定されます。

夏場の使用を想定して、冷感素材や吸汗速乾素材のものを選ぶようにしましょう。とはいえ、そうした機能性のあるアームカバーでも「涼しい」と感じるには個人差があるようです。あくまでも普通の長袖よりは、と考えた方がよいかもしれません。

登山用アームカバーは、装着することで紫外線・暑さ・虫刺されの対策ができます。また、岩や木の枝などでケガをしないためにも腕はカバーしておきたいもの。夏場は長袖よりも、半袖+アームカバーが風を感じられて快適ですよ。また、状況に応じて簡単に脱着できるので登山のときには使いやすいアイテムといえるでしょう。登山用アームカバーを探している方は、ぜひ参考にしてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。