健康診断に引っかかった、体重が増えてきたからダイエットしたいなどの理由から運動を始めたいという人は多いかと思います。そこで頻繁に上がるのは、ランニングです。ランニングは野球やテニスなどと比べて、必要な道具が少ないです。シューズだけ用意すれば、あとは公園を走るだけで、無料で運動を行うことができます。
しかしながら、いくら道具がないといっても最低限用意すべきグッズが存在します。極端な話として、シューズだけでも問題はないですが、それだと、足や太ももに相当の負担が生じます。サッカーやバレーボールをはじめとする他のスポーツと同じように、痛みがあるまま、無理に運動をすると、痛みが伴うだけでなく、私生活において不便が発生します。
そのためにも、最低限必要となるグッズを用意するようにしましょう。今回は最低限必要となるグッズの一つである、サポーターについて紹介します。サポーターは膝や太ももなどの衝撃を吸収してくれます。ジョギングは着地を繰り返すことで足への負担が発生します。その衝撃を緩和するためにも、サポーターを着用するようにしましょう。
ランニングをする際には、左右のバランスを考慮して、両足に適したサポーターを選択することが重要です。特にふくらはぎやアキレス腱、腰などのケアを忘れずに、日常生活に支障がないようにも、適切なサポータ商品を選ぶことが大切です。
ランニング中によくある怪我
まずは、ランニング中によくある怪我を紹介します。長距離を走るマラソンは、脚を非常に酷使するスポーツです。そのため、膝を痛める人が多い傾向があります。しかし、ひとくちに膝を痛めるといっても、怪我の種類は関節や靭帯などのさまざまな部位にわたるでしょう。
主な怪我として、膝の痛み・肉離れ・腸脛靭帯炎(ランナー膝)・シンスプリント・捻挫・足底筋膜炎(そくていきんまくえん)・アキレス腱炎などがあげられます。これらの怪我は、脚の酷使に起因することが多いため、マラソンを始めたての初心者は特に注意が必要です。
脚を痛めないためにも、適切なストレッチや適切なペース配分、そして何より膝サポーターの着用が必要であるといえるでしょう。
このような怪我は、ランニングだけでなく、サッカーやゴルフ、テニスなどのあらゆるスポーツを行う際にも発生します。そのため、ランニングだけでなく、あらゆるスポーツを行う場面においても、膝やふくらはぎ、腰、アキレス腱などのケアを欠かせません。ランニングを含めたあらゆるスポーツの活動中に受ける衝撃をできる限り軽減させるためにも、サポーターの着用が必要です。
ランニング向け膝サポーターの役割とは
マラソン大会を観察してみると、多くの選手が膝にサポーターを巻いていることに気づくかと思います。これは、長距離における膝の負担を軽減するための一つの有効な対策です。他にもプロ野球選手やプロサッカー選手を見てみても、膝や肘にサポーターを巻いている人を見かけるかと思います。膝サポーターはどのような役割をはたしているのでしょうか。ここでは、項目別に詳しく紹介します。
- 膝まわりを固定してトラブル予防
- 膝まわりの筋肉や腱の保護
- 膝まわりの保温
- ストレスの軽減
役割①:膝まわりを固定してトラブル予防
ランニングをしていると、膝や関節が痛くなることがしばしばあります。これは先述した通り、関節まわりの筋肉や腱の炎症が原因です。サポーターを使用して膝を保護することで、関節まわりの筋肉や腱を固定できます。しっかりと固定することで、ランニング中のトラブルを予防できるでしょう。
役割②:膝まわりの筋肉や腱の保護
膝周辺の筋肉や腱は、関節の近くにあるためトラブルが発生しやすいと言われています。特に、ランニングなどの激しい運動時には、これらの部位に大きなストレスがかかりがちです。また、ランニングだけでなく、バレーボールやテニスなどの切り返しの多いスポーツも、関節への負担が多くなります。膝サポーターの着用により、筋肉や腱をしっかりと保護できます。
これらのスポーツを行う人にとっては、怪我のリスクをできる限り減らすためにも、サポーターの使用が重要になります。膝サポーターで膝を保護することで、怪我の予防につながるでしょう。
衝撃の受けやすいふくらはぎやアキレス腱などをケアする方法として、コンプレッションタイツなどのタイツを着用する方法もあります。もちろん、タイツも魅力的な選択肢の一つですが、サポーターは手軽に着用することができ、その点でも魅力的です。
役割③:膝まわりの保温
特に寒い季節には、膝の痛みを感じる人が増える傾向にあります。あたたかい季節にはそれほど気にならない膝の痛みが、秋から冬にかけて顕著になることは珍しくありません。これは、気温の低下によって膝周りの血行が悪化し、筋肉が硬直することが原因で発生する症状です。
膝サポーターの着用は、膝周辺をあたためて血行を促進し、冷えによる筋肉の硬直や痛みを軽減する効果が期待できるでしょう。
また、単純な防寒効果に加えて、最近では、様々なカラーやデザインが施されたおしゃれなサポーターも存在します。日常生活にも馴染むようなデザインもあり、おしゃれを損なうことなく保温、保護ができます。
保温効果に優れた素材を使用しているサポーターも存在します。フルマラソンをはじめ、ゴルフやテニスなどの長時間屋外で行うスポーツにおいても、暖かく、筋肉の柔軟性を保てます。
役割④:ストレスの軽減
ランニングによって一度膝を痛めてしまうと、また同じ怪我をするのが怖いと感じる人がいるでしょう。そのような時に、一度怪我をした部位を膝サポーターで保護することで、ランニング中の身体的ストレス・精神的ストレスをある程度軽減できます。ランニング中のストレスを軽減することで、快適に走れますよ。
さらにストレスを軽減する方法としては、ウォーキングなどの際にも、適度にアイシングや冷却バンドを併用することがあります。サポーターと併用することで、膝周りのケアをさらに強化し、日々の活動をサポートできます。
ランニング向け膝サポーターを使用する際の注意点
膝サポーターは、関節を保護して怪我や痛みの発生を防止するのに役立ちます。一方で、膝サポーターの使用によって、血行不良などのトラブルが発生することもありえるでしょう。そのようなトラブルを防ぐためにも、膝サポーターを使用する際は、いくつかの点に注意する必要があります。
ここでは、膝サポーターを使用する際の注意点を詳しく説明します。膝サポーターの購入前にぜひチェックしてください。
- 長時間の使用は控える
- 強く締めすぎない
- 寝る前は外す
長時間の使用は控える
休憩中や運動後などは膝サポーターを外し、長時間の使用はできるだけ避けるようにしましょう。ランニングやバレーボール、サッカーなどの、様々なスポーツの後には、膝や腰などの負担を軽減するために、適切な休息とケアが必要です。膝サポーターは、関節を保護して怪我を防止するのに非常に効果的です。しかし、長時間の膝サポーターの使用によって負荷が減った結果、筋力が低下して逆に脚を痛めることにつながる場合があります。
これは、フルマラソンやバスケットボールなどの長時間に渡る激しい運動をおこなう人にとって非常に重要な要素です。定期的にサポーターを外して、膝周りの血行を促進し、ストレッチやアイシングなどのケアを行うことが重要です。適度に休憩し、適度にケアを行うことで、長期的な健康の、運動時のパフォーマンス維持に貢献します。
強く締めすぎない
膝サポーターは、関節をある程度圧迫することで負荷を少なくするものです。適度な圧迫は重要ですが、過度に締めつけすぎてしまうと、ランニングやバレーボール、サッカーなどの運動の際に、関節をいためたり、血行不良を引き起こしたりする場合があります。
膝サポーターを装着した際に、肌の変色やしびれなどが発生した場合は、強く締めつけすぎている可能性があります。これは特に長時間の運動や日常生活などの軽めの運動を長時間行う際に注意が必要です。締めつけ具合を調節してみたり、膝サポーターのサイズを変更したりするようにして対応してください。
寝る前は外す
寝る前は膝サポーターを外し、しっかりと脚を回復させるようにしましょう。ランニングやバスケットボール、テニスなどの様々なスポーツを行った後に負担をできる限り軽減させるためにも、この習慣は非常に重要です。ランニングで酷使した脚の痛みを回復させるためには、血液を循環させる必要があります。膝サポーターを着用していたとしても、関節には少なからずダメージがあります。そのダメージをしっかりと回復させる必要があるでしょう。
膝サポーターを着用していたとしても、運動中は筋肉が動いて血流が促進されます。しかし、寝ている間は血流はそれほど活発ではありません。就寝時に膝サポーターを着用してしまうと、血行不良が引き起こされる可能性があるでしょう。アキレス腱やふくらはぎなど、下肢の血行不良が引き起こされる可能性があるでしょう。ランニングや野球などのスポーツを行った後には、サポーターを外し、適切なケアを行うようにしましょう。例えば、アイシングや軽いストレッチ、マッサージなどを取り入れて、安静時の血流を確保するようにしましょう。
傷がある場合は使用しないようにする
膝サポーターを使用する際は、膝の周りに傷や湿疹などの皮膚の異常がある場合、使用を控えることにしましょう。特にバスケットボールやサッカーなどの、接触や摩擦が多いスポーツをおこなう際には、注意が必要です。
膝の周りに傷や疱疹などの皮膚の以上がある場合にサポーターを着用する場合は、傷口にサポーターの繊維が入ってしまう場合があります。空気との接触も断絶されてしまうため、傷口の治りも遅くなってしまいます。
また、サポーターを着用していて皮膚にかゆみや赤み、刺激などの異常が現れた場合は、すぐに使用を中止しましょう。これらは皮膚への反応やアレルギーの兆候である可能性があり、放置すると症状が悪化することもあります。特にフルマラソンなどの長時間サポーターを装着する場合は、かゆみや赤みなどの症状が発生しやすいです。
使用を中止した後も症状が持続する場合や、何らかの不安がある場合には、専門の医療機関に相談することをおすすめします。皮膚の状態に留意しながら、自分の体調や体の反応などを常にチェックすることが重要です。体調によっては、ランニングを休むことも、健康な生活を送る上で重要です。
ランニング向け膝サポーターの種類
膝サポーターはおもに、以下の2タイプに分けられます。
- 巻いてマジックテープでとめるタイプ
- 履くタイプ
それぞれのタイプの違いや特徴を詳しく紹介します。
巻いてマジックテープでとめるタイプ
脚へ巻いてマジックテープでとめるタイプは、マジックテープを膝周りに巻きつけることで膝の負担を軽減します。このタイプのサポーターは、ランニングやバスケットボール、サッカーなどの、膝への負担が大きいスポーツを行う人におすすめです。締めつけ具合を自分で調節できるため、筋肉や腱への圧迫度を自由にコントロールできるのが大きな魅力です。 ランニングに限らず、さまざまなスポーツに合わせた適切な締めつけ具合で使用できるでしょう。
強い固定力がある反面、関節の動きを制限してしまう可能性があります。巻いてマジックテープでとめるタイプのサポーターを、使用する際には、固定力と動きやすさのバランスを考慮することが重要です。ランニングやその他の激しい運動を行っている際に故障が頻発する場合は、履くタイプのほうが適している場合があるでしょう。
履くタイプ
履くタイプの膝サポーターは、ソックスのように着用して使用します。多くは薄手の生地で作られており、通気性が高く、関節の動きを妨げにくいのが特徴です。 そのため、マラソンのような長距離走やテニス、ゴルフなどに向いており、快適にランニングできるでしょう。
一方で、脚に巻いてマジックテープでとめるタイプに比べると、膝周りをサポートする能力はやや劣ります。それでも、日常生活での使用や軽い運動、ウォーキングなどには十分に膝をサポートすることができます。一方、膝周りの固定力を重視する人は、脚に巻いてマジックテープでとめるタイプが適している場合があるでしょう。
膝サポーターを選ぶ際は、これらの特徴を考慮して、自分のニーズに合ったタイプを選択してください。
ランニング向け膝サポーターの選びかた
膝サポーターを選ぶ際の2つのポイントを紹介します。購入時の参考にぜひしてください。
- サイズ表記を確認する
- 使用目的に応じて選ぶ
- 通気性で選ぶ
- 洗い方で選ぶ
- 装着方法で選ぶ
①サイズ表記を確認する
膝サポーターを選ぶ際には、まず自分に合ったサイズ選びが重要です。特にランニングを頻繁にする方にとっては適切なサポーターは膝への負担を軽減し、快適な生活を支える重要なアイテムとなります。
自分の膝のサイズは、膝の皿(膝蓋骨)から上下10cmの部分をメジャーで測定することでわかります。これは、膝サポーターが正しい位置で、適切な圧迫を実現するためにも欠かすことができないステップです。
メーカーによって、太腿(ふともも)周りや膝周りのサイズ表記が異なることがあります。購入前に自分の太腿周りと膝周りのサイズを正確に測定し、商品のサイズ表記と照らしあわせるのが大切です。実際のサイズを確認することで、フィット感が高く、運動中にもしっかり安定し、ずれにくいサポーターを見つけることができます。
自分に適したサイズの膝サポーターを選ぶことで、適切な圧迫感とサポートを得られた状態で、快適に走り続けられるでしょう。快適に走り続けるのに加えて、膝への負担を効果的に軽減し、自分のパフォーマンスを向上することができます。
②使用目的に応じて選ぶ
膝サポーターを選ぶ際のもう一つの重要なポイントは使用目的です。自分のニーズに適した膝サポーターを選ぶことで、膝の健康の維持やパフォーマンスの向上につながります。
たとえば、怪我をしやすい人や、以前に膝のトラブルを経験した人の場合、巻いてマジックテープでとめるタイプの膝サポーターが適しています。 適度に圧迫しつつ膝を固定するため、怪我の発生や再発防止に役立つでしょう。
一方で、怪我の経験は少ないが予防のためにサポーターを着用したい人や、マラソンのような長距離走をする人には、履くタイプのサポーターが適しています。このタイプは簡単に着用できるのが利点。また、軽量なのも嬉しいポイントといえます。さらに、通気性が良いので、長時間使用しても蒸れずに快適に走れるでしょう。
使用する用途や時期にあわせて、膝サポーターを選択することで、最適なパフォーマンスと膝の保護を同時に実現することができます。
③通気性で選ぶ
膝サポーターを選ぶ際には、通気性もチェックしておきましょう。膝の裏は汗をかきやすく、皮膚が薄いため、長時間のサポーター装着では熱がこもりやすいためです。
通気性が高い膝サポーターは、ドライメッシュ編みのサポーターや吸水速乾素材を使用しているものがあります。
これにより、テーピング機能を維持しつつ、長時間着用してもムレにくく、快適に使用できます。
特に、ランニングやウォーキングといった、長時間のスポーツを行う人にとっては、通気性は非常に重要な要素です。ランニングを行う人や、サッカーやバスケットボールなどのスポーツを行う人が長時間、快適にスポーツが楽しむためにも、蒸れを防ぎながら、適切に膝への衝撃を吸収するようなサポーターを選ぶことが重要です。
④洗い方で選ぶ
膝サポーターには洗濯機が使用できるものと手洗いのみのものがあります。
洗濯機使用可能な商品でも、洗濯ネットの使用や漂白剤・乾燥機の使用禁止など、細かな注意が必要です。「手洗いは面倒」と感じる方は、購入時に洗濯機使用の可否を確認することが大切です。
また、膝サポーターは日常的に使用するものなので、洗い替えがないと困ることもあります。そのため、2枚持っておくことをおすすめします。
サポーターの手入れも購入の際の重要な選択肢の一つです。機能性だけでなく、メンテナンスや手入れのしやすさも考慮すべき要素です。汗を吸収した不快なサポーターより、いつも清潔なサポーターを着用することで快適なランニングを行うことができます。常に清潔なサポーターを着用するためにも、自分に合った洗い方を行うことができるサポーターを選択するようにしましょう。
⑤装着方法で選ぶ
膝サポーターには前述したとおり「履くタイプ」と「巻くタイプ」があります。
履くタイプは、靴下のように足を通して履く形式で、膝全体を均一に圧迫するため、フィット感が高いという特徴があります。一方、巻くタイプは、膝に直接巻き付ける形式で、圧迫の強さを調節しやすいという利点があります。
どちらのタイプも膝をサポートする効果は変わらないため、自分が装着しやすい方を選ぶと良いでしょう。
ランニングを行う人にとっては、サポーター選びは非常に重要です。正しいサポーター選びは、パフォーマンスの向上だけでなく、怪我の予防にも繋がります。したがって、装着方法の簡便性やフォット感、洗いやすさなどを重視するようにしましょう。長距離や短距離、ランニング以外のスポーツなど用途にあわせて、サポーターを選択することで、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。
ランニング向け膝サポーターのおすすめブランド
- ザムスト(ZAMST)
- MIZUNO(ミズノ)
- バンテリン
- MCDAVID
ザムスト(ZAMST)
ザムストは日本発のスポーツサポーターブランドで、医療現場で培われた技術をベースにしています。このブランドはランニングはもちろんのこと、バレーボール、バスケットボール、サッカーなど様々なスポーツ向けのサポーターを幅広く提供しています。
特にランニング用の膝サポーターに関しては、怪我の予防やリハビリに特化した製品を多数展開しており、固定力のレベルもさまざまです。さらに、膝の左右や上下の特定の部位のサポートに焦点を当てた商品もあり、使用用途や個人のニーズに合わせて選ぶことが可能です。
MIZUNO(ミズノ)
MIZUNO(ミズノ)は、100年以上の歴史を持つ日本を代表するスポーツメーカーの一つです。世界的にもその高性能なプロスポーツアイテムで知られており、多くのアスリートから信頼を得ています。
ミズノのサポーターは、解剖学に基づく人体情報の解析や先進のコンピューターシミュレーションを用いて開発されています。これにより、高いサポート力と優れた動きやすさを実現しており、アスリートからのニーズにも応えています。
バンテリン
バンテリンサポーターは興和株式会社が展開する製品で、一般の消費者からアスリートまで幅広い層に愛用されています。
バンテリンサポーターの最大の特徴は、伸縮率の異なる数種類の特殊素材を使用している点にあります。これにより、関節や筋肉の動きをしっかりとサポートし、ケガの予防に効果的です。また、「着るテーピング」というコンセプトは、従来のテーピング技術に比べて手軽に装着できることが大きな利点です。これにより、適切な圧迫とサポートを簡単に得ることができます。
ランニングにおいては、膝の負担が大きく、故障のリスクも伴います。バンテリンサポーターは、その独自の構造で膝の動きを効果的にサポートし、ランニング中のストレスや負担を軽減します。そのため、ランニング用の膝サポーターとしてバンテリンは特におすすめです。
MCDAVID
MCDAVID(マクダビッド)は、スポーツ医学と保護装具の分野で広く知られるアメリカのブランドです。
特にサポーターやプロテクターの分野で高い評価を受けています。
サポーターのラインナップは非常に幅広く、膝、肘、足首など、様々な関節部分のサポートに特化した製品を展開しています。これらのサポーターは、アスリートだけでなく、日常的なスポーツ活動を行う一般の人々にも適しています。
膝の痛みにおすすめのサポーターを紹介[トラブル別]
ここでは、膝の痛みのトラブル別におすすめの膝サポーターを紹介します。自身の膝の状態に適したものを選んでください。
- 膝の内側が痛いケース
- 膝の外側が痛いケース
- 膝周りが痛いケース
- 寒さで膝が痛むケース
膝の内側が痛いケース
ランニングによる膝トラブルでいちばん多いのが、膝の内側が痛くなる症状です。これは、膝下(ひざした)外側の腓骨筋(ひこつきん)の筋肉が硬直して膝関節を引っぱり、膝関節が変形することで引き起こされます。
膝の内側が痛くなりがちな人には、膝関節をしっかり固定できる、巻いて締めるタイプの膝サポーターがおすすめです。
ザムスト(ZAMST)「EK-3」
膝の内側が痛くなる方には、膝関節をしっかり固定できる巻いて締めるタイプのサポーターがおすすめです。薄くて軽量な素材で作られ、服の下から目立たずにしっかりとサポートします。
アジャスタブルな面ファスナーによって膝にぴったりフィットし、圧迫力を自在に調整できます。膝を安定させる設計で動きやすいのが特徴。また、天然シルク抽出成分で加工された肌触りの良い素材で作られた膝裏によって、快適な着用感が得られるでしょう。
DAIYA(ダイヤ)「DXフロントニーガード」
金属類を一切使用していない膝サポーターです。膝関節を側方からやさしく押さえる設計により、膝の動きを自然に保ちつつ安定させられます。
両サイドにあるプロテクションパッドが膝関節を効果的にサポートし、スポーツ活動中の膝内側の痛みを軽減します。手洗いが推奨されています。30℃以下の水と中性洗剤を用いて洗濯してください。なお、漂白剤・アイロン・乾燥機の使用は避けましょう。
bonbone「ニーフィットパテラ」
このサポーターは、膝用(ひざ用)のなかでも特に、膝蓋骨周辺の安定を求める方に適しています。
膝蓋骨の上下を的確に圧迫する設計により、膝を屈折する際の膝関節にかかるストレスを軽減し、膝蓋骨の不安定感を抑えます。
さらに、ステーを備えた弾性素材をサイドに使用しており、関節全体を圧迫固定することで横方向の不安定感も解消できます。
膝の外側が痛いケース
ランニングによる膝の外側の痛みは、走るときに膝が内側にねじれて動いていることがおもな要因です。この場合は、膝の動きを正常に矯正するサポーターがおすすめです。
ザムスト「膝 サポーター RK-1」
走行時に膝が内側にねじれることで腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)を発症します。マラソン選手の多くが腸脛靭帯炎で悩んでいるといわれています。このサポーターは、腸脛靭帯炎を発症するリスクを抑えるために開発されたと謳われています。
膝の過剰なねじれを抑制する独自の構造と、膝下に配置されたフィルムとスパイラルレースで膝を安定させます。また、膝裏に使用されたアクアホールが汗によるベタつきを抑え、快適な着用感を維持します。
MCDAVID(マクダビッド)「ランニング ニーバンド」
MCDAVIDのランニング用ニーバンドは、ランナーズニー(腸脛靭帯炎)に悩む方や、膝外側の負担を感じる方におすすめのサポーターです。
通気性のある加工が施されており、汗ムレを軽減して快適に使用できます。靴を履いたままでも装着できるラップタイプなので使いやすいでしょう。
硬さの異なる交換可能な2種類のパッドにより、その日の体調や好みなどに合わせて圧迫感を自在に調節できます。
POWERLIX「膝サポーター」
特許取得済みの独自技術で膝をサポートする商品です。伸縮性と通気性に優れた素材が膝をしっかりと支えるため、蒸れることなく快適に使用できます。
また、二重のシリコーンゲルストリップが滑り止め効果を発揮するため激しいスポーツでもずれません。どのような場面でも活用できる膝サポーターといえるでしょう。
膝下が痛いケース
ランニング中に膝下が痛くなるのは、膝のお皿を固定している膝蓋靭帯(しつがいじんたい)が、疲労によって炎症を起こすことがおもな要因です。この場合、膝下の膝蓋靭帯の負担を軽減するようなサポーターがおすすめです。
ザムスト(ZAMST)「ランニングシリーズ 膝用サポーター ランニング 薄型」
膝下の膝蓋靭帯の負担を抑えるパッドを搭載した膝まわり専用のサポーターです。膝下部分をパッドで固定することで、痛みをやわらげたり膝蓋靭帯炎を予防したりできるでしょう。
IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部)「ネオプレーンサポーターひざ IMC-253」
膝下の負担を軽減するためのサポーターです。服の上から簡単に装着できるフルオープンタイプです。圧力を自在に調節できるのが魅力。また、合成ゴム単独気泡スポンジと両面ストレッチナイロンにより、優れた伸縮性と保温性を発揮します。筋肉をサポートし、関節をしっかりと固定することで膝下の負担を軽減します。
MCDAVID(マクダビッド)「ニーストラップ」
膝下の痛みに対応するために特別に設計されたサポーターです。滑り止め加工が施された半円形のチューブ状リブが、膝蓋骨の下部をほどよく圧迫してサポートします。
弾力性・耐久性・柔軟性に優れたクロロプレンゴムを100%使用しているため、違和感なく膝にぴったりとフィットするでしょう。ジャンパーズニー(跳躍膝)やオスグッド病(成長期の膝の痛み)などの膝下の症状が気になる方におすすめです。
寒くなると膝まわりが痛くなるケース
このケースでは、巻いてマジックテープでとめるタイプのサポーターではなく、履くタイプがおすすめです。巻いてマジックテープでとめるタイプのサポーターの場合、血行がさらに悪くなり、痛みが悪化することがあるでしょう。
ワコール「CW-X ひざ用サポーター」
ワコール独自のテーピング原理で太腿から膝まわりをしっかりとサポートするため、ランニング中の負担を軽減できます。また保温性能があるため、膝まわりの血行を促進して筋肉を柔軟にできるでしょう。吸汗素材を使用しているので、マラソンなどの長距離に特におすすめです。
セルヴァン「備長炭ロングひざサポーター」
遠赤外線を放射するといわれている、オーミケンシ株式会社の「紀州備長炭繊維」を使用している膝サポーターです。紀州備長炭繊維の効果により、関節を温かく保って痛みを軽減できるでしょう。
消臭効果にも優れているため、嫌な臭いをしっかりと消臭できます。湿気が多くてムレが気になる季節に特に活用できるでしょう。サポーターは高い伸縮性があり、締め付け感が少ないため快適に着用できます。
REONAS「遠赤 膝サポーター」
遠赤外線トルマリン粒子を練り込んでいる点が魅力の商品です。体のなかでも温度が低い傾向がある膝関節を温め続けることで、関節の不快感をやわらげられるでしょう。
膝周りの冷えによる痛みに悩む方にとくに向いています。適度な圧迫感で関節を安定させられるため、十分な筋力が身につく過程での不安定さをおさえられるでしょう。日常生活での長時間の使用も可能です。運動療法で用いるのもおすすめです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。