トレッキングポールをレビュー(FIZAN トラベラー)
私が使用したのは、「フィザン トラベラー」の2018夏モデルです。特徴は、驚くほど軽いこと。1本178g。さらに4段階で収納できるコンパクトタイプなので、収納時は49cm。
登山口に向かうまでは、ザックの横にすっぽり収まっていました。
実際にフランスのシャモニーやスイスのツェルマットでトレッキングした際、アイゼンを使うほどではないものの雪が残る場所も多く、バランスをとるのにとても役に立ちました。
また、使ってみると持ち手の部分にも特徴がありました。
グリップが長めに作られており、登りや下り、岩場など、その場の状況に応じて握る位置をずらすだけで、ポールを長めに使ったり、短めに使ったりすることができるんです。
母が使用したのは「フィザン コンパクト4」
COMPACT4は同じく4段階のタイプですが、こちらはさらに軽く1本169g。4段階タイプでは世界最軽量だそうです!
これまで、シングルでポールを使用していた母は、初日からダブル使いに感動!歩行中に身体の軸をしっかりと意識でき、歩く姿勢が良くなったと驚いています。
美しいアルプスの景色に気持ちを向けているときも、バランスを崩さずに歩くことができたと、とても満足していました。
ヨーロッパアルプスの多くのハイキングコースは、ロープウェイやケーブルカーを利用してあっという間に標高2000m以上まで行くことができます。
半日空いた日でも、乗り物を利用すれば、美しい山を下りだけ楽しむこともできるのです。
そのせいか、自然と下りを歩くことが多くなり、さすがに毎日歩いていると、膝や股関節が心配でした。
しかし、トレッキングポールを常に使用していたおかげか、ケガも痛みもなく2週間歩き続けることができました。
オールシーズン活躍してくれそうなハイスペックなフィザンのトレッキングポール。これから日本の夏山で試すのも楽しみです!
旅のお供にスウィックスのベースレイヤーをレビュー
雪の残る6月のヨーロッパアルプス。太陽が出ていればかなり暑く、曇ると急に冷えます。日本で言えば、GW前後の標高2000〜3000mをイメージしてもらえるといいと思います。
登山においての体温調整が難しいシーズンですよね。
夏山でスウィックス ベースレイヤーのベストな着用方法
天気の良い日中はベースレイヤーを使用せず、ザックの中へ。一日中天気が悪そうな日は、冷え防止に朝から着用することにしました。
もっとも活躍したのは、夕方から翌朝にかけて。一日の行動を終え、汗を拭いた後にベースレイヤーを着て、そのまま寝ました。
翌朝冷え込んだ空気の中、モルゲンロートを待つときも、このベースレイヤーを着ていたおかげで長い時間動かないでカメラを構えていることができました。
日本でも、夏のテント泊や朝日を見に小屋を出てきたときなど、昼間との気温差を感じると思います。
特に、標高2500m以上の稜線上では、夜間の気温が10度以下に下がることもありますよね。
槍ヶ岳(3180m)や燕岳(2763m)などの標高の高い稜線上でテント泊をしたり、朝日や星空を観察したりしようと考えているなら、このベースレイヤーはおすすめです!
肌に密着する作りでありながら、素材はふんわりと柔らかく、着用直後から温かいです。安眠を誘うような心地よい作りで、スイスの山小屋でもリラックスできました。
日本の登山シーンでも、秋から冬、そして春にかけては行動中のインナーとして、夏には夜間の冷え防止に。一年中活躍してくれそうです!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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