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親子で登山デビューをしてみたい!でも、子どものケガや迷子などが心配で、なかなか一緒に連れて行けないと思う方も多いのでは?今回の記事では、子どもの安全を守りながら、登山を楽しめるアイテムや、親子で登山をするときのポイントを紹介します。

親子で安全に登山をするためのポイント

登山 親子 安全アイテム

親子登山を安全に行うには、事前にしっかり準備しておきましょう。ポイントは以下の4つです。

  • 無理のない登山計画を立てる
  • 山岳保険に入る
  • 持ち物リストを作る
  • 体調管理をしておく

ひとつずつ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

無理のない登山計画を立てる

子どもの年齢や体力にあわせて、無理のないプランを考えましょう。「もう高学年だから」と、はじめから標高の高い山に挑戦するのは避けてください。

まずは、楽しく山登りを終えられるような、低山のハイキングに挑戦しましょう。途中に小川や景色の良い広場があると、子どもが一息つけるのでおすすめです。

親子登山の計画をする際は、以下の記事も参考にしてみましょう。

親子登山 初心者
親子登山に適した山って?3つのポイントを紹介します!

山岳保険に入る

登山 親子 安全アイテム

登山の計画を立てたら、日帰りでも山岳保険に加入しましょう。どれだけ注意していても、転倒によるケガなど、事故が起こる可能性があります。

なにごともなく、無事に下山できるのが一番ですが、保険に入っておけば、ケガや入院など、万が一のときの費用を補填してくれます。

登山デビューしたばかりなら、1日だけ入れる保険がよいでしょう。毎月のように山に出かける方には、月払いや年払いタイプの山岳登山保険が向いています。

持ち物リストを作る

安全に親子登山するためには、何を準備すればよいのか不安になってしまうもの。事前に、持ち物リストを作るとよいでしょう。必要なものを書き出しておけば、忘れ物の防止に役立ちます。

たとえば、以下のようなアイテムを基本にして、必要な持ち物を加えていきましょう。

  • 登山着(ウェア・パンツ・靴下)
  • 登山靴(トレッキングシューズ・トレッキングブーツ)
  • レインウェア
  • ザック・バックパック
  • 防寒着
  • 手袋
  • 帽子
  • 行動食(おやつ・飲み物)

 
子どもが食べやすい行動食や、動きやすいウェアがあると便利です。なお、安全に登山をするために欠かせないアイテムについては、後述しますのでぜひチェックしてください。

体調管理をしておく

登山 親子 安全アイテム

当日までに、体調を万全にしておくのも大切です。とくに、子どもは熱を出しやすいので、しっかりと体調管理をしてあげましょう。

コツは、数日前から十分な睡眠をとって、食事のバランスにも気をつかうこと。また、登山の前日は、早めに就寝することを心掛けてください。

初めてのハイキングが楽しみで、なかなか寝付けない子もいるかもしれません。睡眠不足にならないよう、リラックスさせてあげるとよいでしょう。

親子登山デビューにおすすめの安全アイテム5選

登山 親子 安全アイテム

子どもと一緒の登山に持っていきたい、安全アイテムを5つ紹介します。

①救急セット

登山では、携帯しやすい小型の救急セットがおすすめです。とくに、子ども連れの場合は、なにが起こるかわからないので、手当ができるアイテム一式を持参しましょう。

また、ケガの処置だけでなく、緊急用のアイテムも欠かせません。たとえば、毒を吸い出すポイズンリムーバーや、ホイッスル、アルミブランケットなどがあると、万が一のときに役立ちます。

以下のように、必要なアイテムがセットになっているタイプもあります。子どもが1人でも使えるよう、登山の前に一緒にチェックしておきましょう。

■OHKEY「ファーストエイドキット(小)」

OHKEY ファーストエイド キット
OHKEY ファーストエイド キット

②ロープ

ロープは、登山中に親と子どもをつなぐために使います。急斜面や岩場で、子どもの歩行のサポートをしたり、迷子を防いだりと活用できるでしょう。また、親が予測できない、子どもの動きを把握できるところもメリットです。

選ぶポイントは、耐荷重量とロープの太さ。万が一、子どもが滑落したとき、引き上げられるくらいの頑丈さが必要です。10mくらいの長さのロープを用意しておくとよいでしょう。

なお、ロープワークが苦手な方には、両端にカラビナがついている、以下のようなタイプが最適です。

■紺屋商事「両端カラビナ付多機能ロープ 太さ10mm×長さ10m」

紺屋商事 両端カラビナ付多機能ロープ 太さ10mm×長さ10m
紺屋商事 両端カラビナ付多機能ロープ 太さ10mm×長さ10m

③ハーネス

登山中の安全確保のため、ロープとセットで使うのがハーネスです。急な登りや、岩の多い道を歩くとき、子どもの転倒を防ぐのに役立ちます。

子どもには、上半身も固定できるフルボディタイプがベスト。なぜなら、下半身だけでは、万が一滑落したとき逆さ吊りになり、子どもがパニックになる可能性があるからです。また、胸くらいの位置に、カラビナをつけられるアイテムをチョイスしましょう。

以下の商品は、固定するベルトがメッシュパットになっており、蒸れにくいのが魅力です。長時間つけていても、子どもが嫌がりにくいので、少し長めのルートを計画している方にピッタリです。

■EDELRID 「Fraggle III フルボディクライミングハーネス 子供用」

EDELRID Fraggle III フルボディクライミングハーネス 子供用
EDELRID Fraggle III フルボディクライミングハーネス 子供用

④クマ鈴

山のなかで、野生動物との遭遇を避けるためのアイテムです。おもにクマ対策に使いますが、子どもの居場所を把握するときにも重宝します。

もし登山中に、子どもが親からはぐれて迷子になった場合、クマ鈴を鳴らして周囲に居場所を知らせるよう教えておきましょう。

以下のようにカラビナ付きのアイテムが便利!ザックに取り付けやすく、紛失も防げます。丸くてかわいいシルエットの鈴なら、子どもも気に入ってくれるはずです。

■Mont-bell「トレッキングベル ラウンド」

Mont-bell トレッキングベル ラウンド
Mont-bell トレッキングベル ラウンド

⑤ヘッドライト

道や足元を照らすライトは、登山の必需品のひとつ。日帰りでも、木々が生い茂るエリアでは、周囲が薄暗くなることがあります。親だけではなく、子どもにも用意してあげてください。手持ちのライトと異なり、ヘッドライトならハンズフリーで視界を確保できます。

また、子どもの目線にあわせて、ライトの角度調節ができるアイテムがGOOD!以下の商品のように、灯りの色を変えられるタイプなら、子どもが喜んでつけてくれるでしょう。

なお、ライトの防水機能にも着目してください。急に雨が降ってきて、水たまりに落としてしまうことも考えられます。子どもが小さいほど、防水機能を重視して選ぶとよいでしょう。

ブラックダイヤモンド ウィズ
ブラックダイヤモンド ウィズ

 

子どもと山登りに行くなら、親子で楽しめるのが一番です。しかし、好奇心でいっぱいの子どもは、なにをするか予測できません。大人が見守りに必死になると、せっかくの登山を満喫できず、疲れてしまいます。この記事で紹介した安全アイテムを活用すれば、子どもに登山の面白さを体験してもらいながら、トラブルを回避しやすくなるでしょう。登山計画や体調管理を忘れず、親子で安全に登山を楽しみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。