山岳保険とは?
「山岳保険」の定義があるわけではないのですが、ご自身の登山中の怪我、また他人を怪我させてしまったときの賠償、遭難捜索救助にかかった費用負担の軽減などを目的とした保険があります。
山岳保険の種類
山岳保険の補償内容はバリエーションが多く、一律で比較するのが難しいのですが、「契約期間」と「登山レベル(どんな登山をするか)」の2つの基準で見てみましょう。
契約期間
その都度申し込む1回限りの保険と、1年間補償が続く年間契約タイプがあります。
登山レベル
どのような登山をするかによって、せっかく登山保険に入っていても、実は保障を受けられない場合があります。
登山の危険度が高い(アイゼン、ピッケル、ロープなどの器具を使った登山)の場合、このレベルをカバーしている保険に加入する必要があります。
山岳保険を取扱う団体
山岳保険を取り扱っているのは一般の損害保険会社や登山用品企画販売のモンベル、ドコモやYahoo!などのインターネット系の会社、山岳共済会などがあります。
モンベル
詳しくはこちらをご覧ください。
モンベル アウトドアを楽しむ人のための障害総合保険と国内旅行傷害保険
JRO 日本山岳救助機構
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木村総合保険事務所
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山岳保険・登山保険・ハイキング保険は、木村総合保険事務所(有)
山岳共済会
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レスキュー費用保険(日本費用補償少額短期保険)
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ドコモ ワンタイム保険
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Yahoo ちょこっと保険山大好きプラン
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東京海上日動火災保険
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山岳保険の補償内容
死亡保険金
山登り・ハイキング中の怪我などにより死亡した場合に保険金が支払われます。
後遺障害保険金
山登り・ハイキング中の怪我などにより後遺障害が生じた場合に保険金が支払われます。
入院保険金
山登り・ハイキング中の事故による怪我で入院した場合に保険金が支払われます。
手術保険金
山登り・ハイキング中の事故による怪我で手術した場合に保険金が支払われます。
通院保険金
山登り・ハイキング中の事故による怪我で通院した場合に保険金が支払われます。
個人賠償責任補償
他人に怪我をさせたり、他人やお店のものを壊した場合に保険金が支払われます。
携行品損害補償
山登り・ハイキングに持っていった物が壊れたり、盗まれたりした場合に保険金が支払われます。
救援者費用等補償
山登り・ハイキング中の事故により、保険契約者、被保険者、親族が遭難救助費用、交通費、宿泊費、移送費用などを負担した場合に保険金が支払われます。
遭難捜索費用補償
遭難した被保険者を捜索、救助、移送する活動にかかった費用に対して保険金が支払われます。
山岳保険の費用の目安
都度契約(1回限り)の軽登山
短期のハイキング程度の軽登山保険です。
死亡、障害保険、入院、手術、賠償責任、携行品、救援費用を含み、1泊2日で保険料は500円程度です。比較的手頃な値段で加入することができます。
都度契約(1回限り)の本格的な登山
アイゼン、ピッケル、ザイル等を使った本格的な登山の場合です。
死亡、障害保険、入院、手術、賠償責任、携行品、救援費用に遭難捜索を含めて、1泊2日で保険料は2,000円程度です。
年間契約の軽登山
ハイキング程度の軽登山で1年間の年間契約の場合です。
死亡、障害保険、入院、手術、賠償責任、携行品、救援費用を含み、保険期間1年で保険料は約10,000円〜30,000円程度です。
軽登山に年間20回以上出かけるのであれば年間契約を検討した方が良さそうです。
年間契約の本格的な登山
アイゼン、ピッケル、ザイル等を使った本格的な登山の場合です。
死亡、障害保険、入院、手術、賠償責任、携行品、救援費用に遭難捜索を含めて、保険期間1年で保険料は約20,000円〜50,000円程度です。
年間10回以上本格的な登山をするのであれば年間契約を検討した方が良さそうです。
救援者費用等補償、遭難捜索費用補償のみにした場合
死亡や入院、手術補償をつけず、内容を賠償責任、救援費用、遭難捜索費用などに絞ることもできます。
死亡や入院補償は既に加入している他の保険に含まれているのであれば、必要ない場合もあります。この場合、1年契約で保険料は9,000円〜15,000円程度になります。
まとめ