テントシューズとは?
テントシューズはその名の通り、テントの中で履くシューズのこと。
ダウンや化繊の綿入りなので温かく、テント内の底冷えから足元を守ってくれる心強いアイテムです。
そのまま寝袋に入れば朝まで足元ポカポカ♪
どうしても寒さで目が覚めてしまうという方は、是非導入してみてください。
また、滑り止め付きや防水素材のものも多く、そのまま雪の上を歩くこともできます。
長時間歩くことは推奨しませんが、ちょっと外に出たいとき、いちいちブーツに履き替える必要がないのでラクなのです。
テントだけじゃなく、車中泊や冬のルームシューズとして、また旅先のスリッパ代わりにも活躍してくれます。
テントシューズの種類
テントシューズには、主にダウン(羽毛)と化繊の綿の2種類が封入されています。
一般的にダウンの方が化繊よりも保温性に優れ、コンパクトに収納することができます。
一方化繊の綿はダウンに比べて保温性や収納力には欠けますが、値段が安く、濡れに強いという特性があります。
また、形もスリッパタイプ、ショートタイプ、ロングタイプなど様々。
最初の一足なら、汎用性の高いダウンのショートタイプがおすすめです。
テントシューズを選ぶポイント
テントシューズはテント内で足もとの寒さを防ぐために履くアイテム。多くのメーカーがさまざまな商品を販売しているため、何を選べばよいのか悩む方もいるでしょう。
そこで、テントシューズを選ぶときのポイントを4つ紹介します。
素材
テントシューズの素材は大きく分けて以下2つです。
- 羽毛(ダウン)
- 化学繊維(ポリエステルなど)
羽毛の特徴は保温性が高く持ち運びやすいこと。羽毛素材のテントシューズは空気を多く含むため、軽量でコンパクトに収納できます。羽毛の場合、寒いときでもしっかりと防寒対策ができますが、化学繊維に比べ価格が高く手入れが大変といった面も。
羽毛素材のキャンプシューズは携帯性を重視したい方や気温の低い冬キャンプにおすすめです。
いっぽう、化学繊維は低価格で速乾性が高く、手入れが簡単です。しかし、羽毛に比べて保温性が低く重くてかさばるので、車移動で荷室に余裕がある場合や秋キャンプに向いています。
丈の長さ
着脱頻度や気温に応じて丈の長さを選んでください。丈が長いほど熱を逃がしにくく、保温性重視のキャンプに向いています。ただし、丈が長いと着脱しにくい点も。着脱しやすさ重視の場合は、丈の短いテントシューズがよいでしょう。
また、どちらも諦めたくない方は、丈が短く履き口が絞れるテントシューズがおすすめ。熱が逃げにくいため、暖かく着脱もしやすいです。
機能性
テントシューズは、滑り止めや防水機能が備わっている商品もあります。滑り止めがあると、テント内が滑りやすくても歩きやすいため、転倒対策ができるでしょう。
防水機能があれば、雨や雪で濡れてもさっと拭くだけでOK。すぐにテント内で使えます。また、防水機能がついてテント内外で兼用できるものもあり、用途を考えて選ぶことが大切です。
持ち運びやすさ
車の積載量に余裕がない場合や車を使わないキャンプの場合は、とくに持ち運びやすさを意識して選んでください。
テントシューズがぴったり収まる専用の収納袋が付属しているもの、折り畳めるものがおすすめ。軽量でコンパクトになる羽毛素材を選ぶのもよいでしょう。
テントシューズの素材別お手入れ方法
基本的に、テントシューズのお手入れ方法は、洗濯表示にしたがってください。水洗い不可マークがある場合は、自宅で洗えないためクリーニングにだしましょう。
ここでは、羽毛と化学繊維の素材別に一般的なお手入れ方法を紹介します。
羽毛の場合
自宅で洗える場合は、ダウン用の洗剤やオシャレ着用の洗剤を使いましょう。速乾性がないため、洗濯後はしっかり乾かすのがポイントです。
水分が残ったままだとカビが発生することも。しばらく使わない場合も、定期的に外に出して湿気が溜まらないようにします。
化学繊維の場合
化学繊維の場合は、基本的に自宅で洗濯できます。速乾性があり、洗濯後も乾きやすくカビが発生しにくいです。手軽にお手入れできるので、こまめに洗濯し清潔さを保ちましょう。
テントシューズおすすめ12選
モンベル エクセロフト フットウォーマー

出典 montbell
高い保温性の中綿「エクセロフト」を使ったモンベルのテントソックス。
滑り止めのついた面と滑らかな面を使い分けられるリバーシブル仕様です。
テント内を歩くときは滑り止めを外側に、滑り止め面を内側にすると、寝袋にスムーズに出入りできます。
ナンガ テントシューズ

出典 NANGA
ナンガのシュラフにも使われている防水素材「オーロラテックス」を仕様した濡れに強いダウンシューズ。
ホワイトダックダウンを使用しています。
折り畳むことでさらにショート丈にすることもできます。
イスカ ダウンプラス テントシューズ

出典 ISUKA
防水性、透湿性に優れたナイロン(ゴアウィンドストッパー)を表地に使用。
700FPダウンをたっぷり詰め込んでいます。
足首はドローコードで調節でき、ピタッとフィットして熱を逃がしません。
ショート丈とロング丈があります。
ノルディスク モスダウンシューズ

出典 nordisk
コットンテントで有名なノルディスクからは、スリッパタイプのダウンシューズが発売されています。
着脱が容易でコンパクトなのがいいところ。
冬場のスリッパとして自宅で使ったり、飛行機の機内シューズにもおすすめです。
ノースフェイス ヌプシダウンテントブーティー
撥水加工が施されたナイロンアッパーに、ダウンの機能性と質を向上させるリサイクルクリーンダウンを封入。
スタッフサック付きで非常に軽くコンパクトになるので、登山の山小屋やテント泊にもおすすめです。
底には滑り止めのロゴプリントが施されています。
マウンテンイクイップメント パウダーブーツ
ふくらはぎまでのロングタイプで超あたたか。
とにかく寒がりな方におすすめのモデルです。
底面に滑り止めも付いていて、歩きやすさも◎。
ファイントラック ポリゴンテントシューズ
独自開発のシート状立体保温素材「ファインポリゴン」を8枚封入した極暖使用。
濡れても保温力を維持してくれるので、テント内の結露も怖くありません。
ダウンよりもお手入れがラクで、ガンガン洗濯しても大丈夫です。
ザ・ノースフェイス | ヌプシ テント ミュール
100%リサイクルポリエステル素材を使用したテントシューズです。保温性の高い中綿を採用。丈が短く、かかとを踏んで履くこともできるため、両手がふさがっていても容易に着脱できます。
滑り止めにより転倒の心配もないでしょう。寒すぎない秋キャンプでアクティブに動きたい方は要チェックです。
ネイチャーハイク | ダウンテントシューズ
履きやすさと保温性を兼ね備えた、羽毛素材のテントシューズです。なんと重さは約80gと軽量。付属の袋で収納すると13㎝×9㎝のコンパクトサイズになり、着用時も持ち運び時も負担になりません。
くるぶし上の丈感ですが履き口が絞れ、体温を逃がさず足を暖めます。防水機能もあるため、冬キャンプにおすすめです。
コールマン | アウトドアスリッパ
足首までしっかり覆う絶妙な丈感が使いやすい、ポリエステル製のテントシューズです。長すぎない丈と内側のフリース素材により、肌ざわりもよく快適に着用できます。
自宅で簡単に洗えるため、汚れを気にせず履けるのもうれしいポイントです。コールマンのテントや寝袋とあわせて使うのもおしゃれですね。
イスカ | テントシューズロング
足首よりも長い丈なので熱を逃がしません。履き口を絞ることでずれにくく足にフィット。内部のシャーリング加工により、暖まった空気を逃がしません。
さらに表面は防風性と透湿性が高いゴアウィンドストッパーなので体温低下を防止できます。撥水加工されているため、多少の雪であれば屋外でも利用可能。雪中キャンプでも頼れるテントシューズです。
めちゃヒート | 電熱テントシューズ
履いた瞬間からポカポカする、電熱ヒーター装備の画期的なテントシューズです。充電式のバッテリーにより、3段階で温度調節が可能。最長4時間、暖かさが継続します。
バッテリーを外せば手洗いできるため、汚れを気にする必要はありません。日頃から冷え性で悩んでいる方でも満足できるテントシューズです。