足を守ってくれるゲーターは、雪山登山の強い味方です。雪山でゲーターを装備すれば、靴のなかに異物が侵入するのを防げます。雪も入りにくくなるので、凍傷になるリスクを減らせるでしょう。今回は雪山用のゲーターの選び方や、おすすめの商品を紹介します。

雪山登山でゲーターが必要な3つの理由

雪山登山 ゲーター

ゲーターは、雪山登山で使用すれば、安全性を高めてくれる重要なアイテムです。雪山登山で使う3つのメリットを詳しく紹介します。

雪が靴に入るのを防げる

雪が登山靴のなかに侵入するのを防ぎます。そのため、雪のなかに深く入りこむような状況でも心配いりません。ゲーターは基本的に防水機能をもち、雪の染みこみや泥から足元を守れますよ。

また、強風などで舞い散る雪も防げるので、悪天候時にもゲーターは役立ちます。

防風・保温効果がある

登山靴とパンツの間のすき間をふさぎ、冷たい風がパンツ内部に入りこむのを防ぎます。体の熱も外へ逃しにくくなるため、足元を温かく保てるでしょう。

足回りを保護できる

丈夫な生地を使用しているので、足回りをガードするのにも役立ちます。アイゼンを装着していると、ツメを足元やウェアに引っかけてしまう可能性がありますよね。

ゲーターを着用していれば、ウェアを守れるだけでなく、ケガのリスクも減らせます。

雪山登山用ゲーターの選び方

雪山登山 ゲーター

ゲーターはオールシーズン使うアイテムです。夏用のものや低山用のものまで、さまざまな種類があるため、選ぶときのポイントを紹介します。

丈の長さで選ぶ

ゲーターは、雪が靴内に侵入しないよう、丈の長さで選ぶことが大切です。

ゲーターの丈には、「ロング丈」と「ショート丈」の2種類の長さがあります。雪山登山でおすすめの丈はロング丈です。足首以上の積雪がある場合、ショート丈だと足を保護しきれないかもしれません。ロング丈はヒザ下くらいまでの長さがあるので、深雪のなかでも快適に行動できますよ。

開閉方法で選ぶ

脱着がしやすいよう、開閉方法で選ぶことも大切です。

開閉方法には、「面ファスナー」と「ジッパー」の2種類があります。雪山でゲーターを使う場合は、基本的に面ファスナー式のほうが機能的で便利です。面ファスナーは主にマジックテープで手軽に開閉でき、手袋をしたままでも着脱がしやすくなります。

ジッパー式は、防水機能が面ファスナーより上回りますが、凍結によりジッパーが動かなくなるかもしれません。ジッパー式を選ぶ場合は、凍結を防ぐ機能が備わっているものを選びましょう。

また、開閉位置が前にあるものがおすすめです。ゲーターは最後に装着するアイテムなので、開閉位置が後ろにあると、少し大変です。前で開閉できれば、ゲーターが外れそうになっても、すぐに気づけます。靴紐を結びやすいのもメリットです。

素材で選ぶ

雪山では、防水機能と耐久性に優れた素材のゲーターを選ぶことが重要です。

おすすめの素材は、透湿性にも優れたゴアテックス。完全防水素材でありながら、水分を外へ逃がす透湿性も高く、汗蒸れを軽減してくれます。防水性が低いものを選んでしまうと、浸水によって、凍傷や低体温症のリスクが増すのが問題です。

耐久性を求める場合は、コーデュラナイロン素材もよいでしょう。生地密度が高いものなら、アイゼンの引っかかりにも強いですよ。登山中にゲーターが破れたら、機能を果たせなくなりますよね。

ゲーターの素材にこだわることも大切です。

フィット感で選ぶ

自分の足回りのサイズを計測し、適切なサイズを選びましょう。サイズが合わないゲーターは、生地とパンツとの間にすき間がうまれ、雪が登山靴のなかに入る可能性があります。S~Lサイズで展開しているものなら、自分に合ったサイズが選びやすくおすすめです。

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この記事を書いた人

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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