四国エリアの低山おすすめ4選
四国には、地域の人々から愛されている低山が数多くあります。そのため、登山道が整備されていて歩きやすく、冬でも気軽に登れますよ。また、冬は冷たい空気が気持ちよく、虫がいないので快適です。
標高1,000m以下で、魅力あふれる低山を4つ挙げてみます。
①【徳島県】四国一の夜景スポット!眉山 (びざん)
徳島市のシンボルとして知られている眉山。四国では有数の夜景スポットとして有名です。とくに冬は空気が澄んでおり、光り輝く市街地を眺められます。
あわぎん眉山ロープウェイや車で山頂まで行けるため、暗くなっても下山しやすいのがよいところ。登山口から歩いて登る場合は、ヘッドライトを忘れずに持っていきましょう。
日中の眺望もよく、晴れていれば淡路島や紀伊半島まで見晴らせます。夜とはまた違った景色を堪能できますよ。
山頂の「眉山公園」には、展望レストランや休憩所があります。遊歩道は整備されていて、気軽に散策できるのもうれしいですね。
エリア | 徳島県 |
おすすめコース | 徳島眉山天神社コース |
コースタイム | 約1時間40分 |
標高 | 290m |
アクセス | 電車:JR「徳島駅」で下車し、徒歩約10分
車:徳島自動車道「徳島IC」から、ロープウェイ下の「眉山パーキング」まで約20分、または山頂にある「眉山公園駐車場」まで約30分 |
②【香川県】伝説の巨石に出会える!飯野山(いいのやま)
標高が低いながらも、「讃岐富士」とも呼ばれ、ひときわ存在感のある山です。新日本百名山にも選ばれています。家族連れや年配の人も登りやすく、冬でも人気がある山です。
また、飯盛山には「おじょも伝説」が伝わっています。おじょも伝説とは、山をつくるのが得意な巨人の民話です。山頂には、その巨人が残したとされる足跡がついている巨石や、ストーンサークルが点在しており、見逃せません。
天候に恵まれれば、山頂や中腹からの景色は抜群。美しい瀬戸内海や、讃岐平野が一望できるでしょう。
登山ルートは3コースです。登山道にはわかりやすい案内標識やベンチがあるので、休憩しながら登れますよ。
エリア | 香川県 |
おすすめコース | 飯野町ルート |
コースタイム | 約2時間 |
標高 | 421m |
アクセス | 電車 :JR「丸亀駅」で下車。コミュニティバスで「山根西」、または「飯野山登山口」で下車し、「丸亀市野外活動センター」まで徒歩約20分 ※バスの便が少ないので、時刻表を確認しましょう。 車: 高松自動車道「坂出IC」から、「弥生の広場駐車場」まで約15分 |
③【香川県】冬は穴場!紫雲出山(しうでやま)
四季折々の美しさと、自然の豊かさを感じられる紫雲出山。桜の時期には、入山規制があるほど人気の山です。冬場は人が少なく、ゆっくり絶景を満喫できます。
山頂の展望台からは、青く広がる瀬戸内海と、島々の大パノラマが望めますよ。「紫雲出山遺跡館」に併設されてるカフェもおすすめ。ガラス張りの眺望のなかで、一息つくのもよいでしょう。
コースタイムは短いですが、山頂周辺だけを歩きたい人は、「紫雲出山山頂駐車場」に駐車してくださいね。
エリア | 香川県 |
おすすめコース | 紫雲出山登山口コース |
コースタイム | 約2時間 |
標高 | 352m |
アクセス | 電車:JR「詫間駅」で下車。詫間線のコミュニティバスで「大浜」まで約30分。荘内線西回りのコミュニティバスに乗り換え、「紫雲出山登山口」まで約5分
車:「三豊鳥坂IC」または「さぬき豊中IC」から、 「三豊鳥坂IC」または「さぬき豊中IC」から、「紫雲出山山頂駐車場」まで、どちらも約45分。山頂まで徒歩約1分 |
④【高知県】神秘とロマンに包まれる!横倉山(よこぐらやま)
日本でも数が少ない、古い地層でできた山です。その地層からは、約4億年以上前の、日本最古の化石が発見されました。「コノドント」と呼ばれる、謎の多い生物の化石で、貴重な発見とされています。
また、世界的な植物学者、牧野富太郎博士が研究した場所としても知られています。めずらしい植物が数多く見つけられていますよ。
横倉山は800年以上も昔から、修験道の神聖な地としてあがめられてきました。平家伝説や歴史的な史跡が多く残っているので、楽しみながら登れるでしょう。
登山道は見どころが豊富。たとえば、樹齢500年の大杉がある「杉原神社」や、断崖絶壁の頂上にある「住吉神社」、絶景ポイントの「馬鹿だめし」などです。山頂からは、越知の街並みや仁淀川が望めますよ。
横倉山には、珍しい原生林が自生しています。下記の記事を参考にして、ゴミはしっかり持ち帰りましょう。
エリア | 高知県 |
おすすめコース | 第3駐車場からの自然の森コース |
コースタイム | 約5時間 |
標高 | 776m |
アクセス | 電車:JR土讃線「佐川駅」で下車。黒岩観光路線バスで「宮ノ前公園」まで約15分
車:「須崎東IC」から登山口まで、約50分 |
ライター
yuki
幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。