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四国では、春から初夏にかけて山開きが開催されます。古くから霊山として親しまれている山も多く、山開きは大切な行事のひとつです。今回は、山岳信仰のある山を3つ紹介。祈祷や護摩焚きなども行われますよ。山開きに合わせて登山をしたい人は必見です。

①なだらかな山容が美しい霊峰!剣山(つるぎさん)|徳島県

2023年 山開きされる山 四国

剣山で行われる山開きの情報や、見どころなどを詳しく見てみましょう。

剣山の基本情報

標高が1,955mある、西日本で2番目に高い山です。日本百名山のひとつで、山岳信仰の霊峰として崇められてきました。山容がなだらかで美しい、徳島県のシンボルです。

剣山の山開き情報

春の訪れを祝い、登山者の安全を祈願するために山開きが開催されます。神事がとり行われ、由緒ある場所へ御神体が運ばれる神輿渡御(みこしとぎょ)や、餅投げなどが行われますよ。

剣山の山開き 4月29日
開催場所 劔神社(つるぎじんじゃ)
アクセス 剣山観光登山リフト株式会社「アクセス
参考 剣山観光推進協議会「剣山の年間行事一覧

剣山の見どころ

広い山頂は、360度の大パノラマで見晴らしがバツグン。天気がよければ、美しい稜線の先に石鎚山が望めますよ。さらに、瀬戸内海や土佐湾まで見渡せることも。

山の中腹には、天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶといわれる「大劔神社」や、日本百名水のひとつに選ばれている「御神水(おしきみず)」がありますよ。

山頂の手前には、平家の落人が埋蔵金を隠したとされる「剣山本宮 宝蔵石神社」や、巨大な御神体の「御塔石(おとうせき)」などのパワースポットも。

夏は花の宝庫で、キレンゲショウマやシコクフウロなどの高山植物が登山道を彩ります。登山道は整備されて歩きやすく、「剣山観光登山リフト」で山頂付近まで行けるため、気軽に登れますよ。

時間に余裕があれば、山頂にある「剣山頂上ヒュッテ」に宿泊するのもおすすめ。天候に恵まれれば、満天の星空やご来光、幻想的な雲海など、自然が生み出す絶景を一望できます。

②西日本の最高峰!石鎚山(いしづちさん)|愛媛県

2023年 山開きされる山 四国

石鎚山で行われる山開きの情報や、見どころなどを詳しく見てみましょう。

石鎚山の基本情報

西日本の最高峰である、標高1,982mの天狗岳や、「石鎚神社頂上社」がある弥山(みせん)などの山々の総称です。国定公園にも指定されています。また、古くから山岳信仰の山として知られ、日本七霊山のひとつに選ばれていますよ。

石鎚山の山開き情報

毎年7月1日から10日間にわたり、石鎚神社の夏季大祭が開催。6月30日に、石鎚神社本社にまつられている3体の御神像を背負い、中宮成就社(ちゅうぐうじょうじゅしゃ)を目指します。

7月1日に奥宮頂上社へ御神像が鎮座され、大祭の幕が開けますよ。11日に御神像を本社に戻し、大祭が終了します。

7月1日のみ女人禁制となりますが、一般の登山者もこの大祭に参加可能です。日本七霊山のひとつに選ばれた山の神事であるため、全国各地から訪れる多くの人々でにぎわいます。下記の記事を参考にして、しっかりマナーを守って参加しましょう。

登山初心者必見!山の基本マナー&ルール違反

石鎚山の山開き 7月1日〜7月11日
開催場所 霊峰石鎚山 総本宮 石鎚神社
アクセス 霊峰石鎚山 総本宮 石鎚神社 「交通・参詣案内
参考 霊峰石鎚山 総本宮 石鎚神社

石鎚山の見どころ

2023年 山開きされる山 四国

ふもとから山頂にかけて、本社・成就社・土小屋遥拝殿(つちごやようがいでん)・奥宮頂上社の4社が鎮座しており、願いごと成就のパワースポットとして人気がありますよ。

奥宮頂上社には、3体の御神像がまつられています。5月1日〜11月3日の間は、御神像に直接触れてご神徳を授かる、特殊な神事が受けられます。

雲がなければ、山頂からは天狗岳をはじめ、四国山地の山々や瀬戸内海、太平洋、九州まで見渡せるでしょう。言葉にできない素晴らしい景色を味わえますよ。

主な登山コースは3つで、「石鎚登山ロープウェイ」を使い、中宮成就社から登る成就社コース、石鎚スカイラインや瓶ヶ森林道の終点である土小屋遥拝殿から登る土小屋コース、面河渓谷から登る面河コースです。

また、石鎚神社頂上山荘に宿泊すれば、自然のなかでゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。

③山岳信仰の拠点!笹ヶ峰(ささがみね)|愛媛県・高知県

2023年 山開きされる山 四国

笹ヶ峰で行われる山開きの情報や、見どころなどを詳しく見てみましょう。

笹ヶ峰の基本情報

愛媛県西条(さいじよう)市と高知県本川村の境にある、標高1,860mの山です。石鎚山・瓶ヶ森(かめがもり)とともに、伊代の三名山と称されています。なだらかな山肌の山頂部がイブキザサに覆われているようすが名前の由来です。

笹ヶ峰の山開き情報

正法寺が山開きを開催します。山頂まで本尊を運びあげ、金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現(こんごうささがみねいしづちざおうだいごんげん)の前で、山頂護摩が焚かれますよ。

護摩焚きとは、供えものを焚き上げ、厄や災いを払うことで、登山者の安全を祈る儀式です。事前の申し込みが必要なので、参拝に参加したい人は、忘れずに申し込みましょう。

前日には、護摩木を焚いて加持祈祷をする柴燈大護摩(さいとうだいごま)も執り行われます。一般の人も参加可能で、火渡りの修行や祈祷が受けられますよ。

笹ヶ峰の山開き 7月16日
開催場所 笹ヶ峰山頂
アクセス
参考 真言宗 御室派 石鉄山 往生院 正法寺「笹ヶ峰お山開き

笹ヶ峰の見どころ

標高1,500m以上の山肌を、緑のイシズチササが覆う様子は、非常に美しいでしょう。高山植物が豊富で、コメツツジやダイセンミツバツツジなどの群落にも出会えます。さまざまな高山植物を観賞しながら、気持ちのよい稜線歩きができますよ。

山頂には、金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現と、大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)のほこらが鎮座しています。天気がよければ、四国山地の山々や瀬戸内海などが望めるでしょう。

※この記事の情報は2023年6月時点のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。

山開きは、登山シーズンがはじまる合図であるだけでなく、山岳信仰にも深く関わる大切な行事です。御神輿渡や護摩焚きなどが盛大に行われる山のほか、前夜祭や記念登山など、イベントが豊富な山も。なお、山開きのイベントのなかには、事前予約が必要なものがあるため、あらかじめチェックをしましょう。また、登山の装備をしっかり整えることも忘れずに。四国の山開きに、ぜひ訪れてみてくださいね。

ライター

Yuki

幼少期からキャンプや釣り、スキーなどを楽しむアウトドアファミリーで育つ。10代後半は1人旅にハマりヨーロッパや北米を中心としたトラベラー期となる。現在もスキー、スノーボード、ダイビングなど海や山で活動中。「愛する登山」は低山から厳冬期の雪山まで季節問わず楽しむhike&snowrideなスタイル。お気に入りの山は立山連峰!Greenfield登山部/部長の任命を受け部活動と執筆活動に奮闘中。