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初夏になり浅瀬に差してくる魚を表層で狙えるトップウォーターゲームは大迫力!バス釣りの醍醐味が味わえるこの時期ならではのもっともダイナミックな釣り方といえるでしょう。今回は、梅雨に楽しむフロッグゲームの魅力と基本的な釣り方をご紹介します。

フロッグゲームとは?

バス釣り フロッグ

「フロッグ」とは、ブラックバスの捕食対象の一種である小動物のカエルをイミテートしたもの。水面でアクションさせることにより魚の興味を惹きつけるトップウォータールアーのひとつです。

梅雨のバス釣りでフロッグがなぜ釣れるのか?

長雨が続き気温が上がって湿気の多いジメジメした天気が続くと、バスの活性が高まります。

ゴールデンウィークを過ぎた時期から稲作の田植えが始まり、バスの生息域には小動物のカエルが多くみられ、それらを積極的に捕食し始めるのです。

とくに雨が降っている日は水質が濁って水面が波立ち、高確率でフロッグルアーに対する反応もよくなります。

フロッグが効く時間帯

朝・夕まづめなどのバスの捕食スイッチが入る時間帯に狙うのがおすすめ。日中の時間帯はアングラーも多く魚に対するプレッシャーも高まり、難易度は高くなります。

日の出・日の入りの明るくなる寸前や暗くなる間際などの、景色に変化が訪れる時間帯がもっとも狙い目の時間帯です。

フロッグをバス釣りで使うメリット

フロッグルアーにはさまざまなメリットがあるので、魚との駆け引きの瞬間を思う存分楽しむことができます。代表的な特徴は以下の通りです。

  • 根掛かりしづらい
  • アピール力が高い
  • 大型の魚が狙える
  • 梅雨時期は魚に見切られにくい

緊張感とともに魚が水面を割って出てくる瞬間を間近に見れば、きっとフロッグゲームが病み付きになること違いありません。

アピール力が高く、魚を引き寄せる力に優れているのがフロッグルアーの最大の特徴です。

 

フロッグルアーの使い方

バス釣り フロッグ

フロッグの代表的な使い方をご紹介しますので、初めてチャレンジする方は参考にしてみてください。

フロッグの使い方:ドッグウォーク

バス釣り フロッグ

水面を左右に蛇行しながらバスを挑発する動作が「ドッグウォーク」と呼ばれるアクションです。

ラインにスラッグを持たせ、チョンチョンとロッドを左右に振ってフロッグルアーに小刻みなアクションを加えることにより引き波を立てます。ナチュラルに水面を泳ぐカエルをイメージして使うのが効果的です。

フロッグの使い方:テーブルターン

くるっと反転するカエルをイメージする基本動作。一瞬ロッドティップに刺激を与えてルアーの先端に圧力をかけることで、フロッグの進行方向に変化を付けるアクションです。

ピョンピョンとジャンプさせたり、生きたカエルやネズミなどの複雑な動きを織り交ぜて使うとより一層のバイトチャンスが期待できます。

フロッグの使い方:ポッピング

多くのフロッグルアーではポップ音(ポコポコと水面に泡を発生させる)を発生させることができ、音によるアピール力も期待できます。

この音によるルアーアクションこそ、遠くにいるバスを引き寄せる最大のメリットであるといえるでしょう。

フロッグの使い方:チョウチン釣り

木の枝に引っ掛けて1点を集中して攻める「吊るし技」。難易度は高いですが、カバーの奥に身を潜めるデカバスを引っ張り出せる唯一のテクニックです。

雨が降っている梅雨時期のバスは、水質の濁りを避けるために水生植物の陰やヘビーカバーに身を潜めます。

ネチネチと水面に波紋を立てて1点を集中して攻めることで、ビッグバスに出会えるチャンスが格段に高まります。

また、チョウチン釣りの場合、常にフックが上を向いている状態であるためフッキング性能がよく、魚を掛けたあともバラシにくいのが特徴です。

フロッグの使い方:PEラインの重要性

フロッグなどのトップウォータールアーは、水中に沈んでしまうとルアーのポテンシャルを引き出せず、バイトチャンスが減ってしまいます。

使うラインは浮力の高いPEラインがおすすめ。フロロラインに比べて繊維が軽いので

  • ルアーを遠投できる
  • 丈夫でラインブレイクしにくい

などのメリットが数多くあります。フロッグゲームを楽しむ際は、ぜひラインシステムを見直してみてください。

おすすめのPEラインは、エバーグリーン社の「バスザイル フリップ&フロッグ」。

超ウルトラ級のヘビーカバーからビッグバスを引きずり出すために生まれた最高級のPEラインです。

フリッピング・ピッチング・パンチングなどあらゆる過酷な状況下でもトラブルレスに、高次元なフロッグゲームを実現します。

エバーグリーン ライン バスザイル フリップ&フロッグ

エバーグリーン ライン バスザイル フリップ&フロッグ
エバーグリーン ライン バスザイル フリップ&フロッグ

 

 

バス釣りでフロッグが使えるシチュエーション

バス釣り フロッグ

フロッグルアーは基本カエルをイミテートしたものが多いですが、必ずしも使う際はその動きだけにこだわってアクションさせる必要はありません。

時には、エビ・ザリガニなどの甲殻類、ネズミ・モグラといったそのフィールドに生息していそうな未確認生物にリンクさせながら、動きをイメージして使ってみてください。

シチュエーション①リリーパッド

ハスの花が辺り一面に咲き誇るようなシーン・場所では、フロッグが一番適しています。

おもに初夏の野池やため池で見かけるシーンですね。葉っぱから茎に優雅に泳いで移動するカエルをイメージして使うと、ポケットから突如としてブラックバスがもんどりうってバイトしてきますよ。

シチュエーション②アシ際

アシやガマといった水生植物が生い茂るベジテーションエリアには、バスの餌となるベイトフィッシュが多いため大型の個体が居着いています。

早朝や夕暮れの時間帯は、回遊してくるバスのセカンダリーポイントにもなりますので、植物の際や隙間をめがけて丁寧にルアーを落とし込んでみてください。

1度入ったポイントに時間をおいて再度入り直してみるなどの工夫もアリ。

シチュエーション③レイダウン

水中に大木の根が複雑に絡み合う、水深の見込めるレイダウン(倒木)エリアなどもおすすめ。

小型のワームなどを用いた繊細な釣りでもアタリが出ない時などに、トップに釣り方を変えた瞬間に思わぬ大型の個体が釣れるなど、よくある場面です。

気温が高くなってくると魚の活性が上がると同時にフィーディングするレンジも高くなりますので、ボトムの釣り方よりも中層から上を狙った釣り方の方が反応がよい場面が多々あります。

シチュエーション④オーバーハング

木が水面を覆いかぶさっているオーバーハングを狙うなら梅雨時期の場合、ちょっとした晴れ間を狙ってフロッグをキャストしてみるのが良いでしょう。

湿気の多い長雨から一気に天気が回復してくると、強い日差しから逃れるようにバスが木陰に群れて浮いている光景を目にすることがあります。

キャストの際は、岸際を向いているバスに気づかれないように、少し離れたところから慎重に落としていきます。

 

おすすめのフロッグルアー

バス釣り フロッグ

初夏のバス釣りを楽しむならフロッグゲームは欠かせません。

大きなフィールドはもとより一見すると水深の浅い、バスの生息に不向きなポイントでも釣れることがありますので、以下のルアーを参考にぜひチャレンジしてみてください。

ダイワ STEEZフロッグJr

まさに見た目がカエルの初心者でも扱いやすい入門用におすすめのフロッグ。高さのあるボディー形状で水押しが強く、アピール力は抜群です。

お尻の部分に空気穴が付属されていることでバスが咥えた時に中の空気が抜け、フックポイントがむき出しになり上顎を貫通します。

ダイワ STEEZフロッグJr
ダイワ STEEZフロッグJr

エバーグリーン キッカーフロッグ

一般的なフロッグと比べると少し小ぶりなサイズ感ではあるものの、ドッグウォークやテーブルターンといったキレのある抜群のアクションに秀でるフロッグです。

ブレードチューンが楽しめるコネクターアイも標準装備なので、チューンナップ好きなアングラーにも大変おすすめです。

エバーグリーン キッカーフロッグ
エバーグリーン キッカーフロッグ

アムズデザイン ダビート

細かなシェイクを加えた弱波動「波紋系虫アクション」から、フロントカップを使った強波動「ポッパー系アクション」まで多彩な使い方が出来ます。

プレッシャーの高いフィールドでも、カエルルアーで結果を出したい方に最もおすすめできる逸品です。

アムズデザイン ダビート
アムズデザイン ダビート

ディープフォレスト ミクラ

こちらも「内山幸也」氏推奨のルアー。ウィードレス効果が高く、ずば抜けた浮力に定評のあるポッパータイプのフロッグです。

逆三角形のカップ形状により、ばらしにくさ・かけやすさを高度な次元で両立。強度や耐久性にも優れる、いちおしのフロッグです。

ディープフォレスト ミクラ
ディープフォレスト ミクラ

 

フロッグゲームの醍醐味は、なんといってもブラックバスの迫力ある捕食シーンを間近に見れるところにあるといえるでしょう。来るぞ!来るぞ!と思っていた瞬間に、本当に水面を割って出てくるシーンに出くわしたら、きっとバス釣りが病み付きになってしまうに違いありません。ぜひ今シーズン中に、カエル型ルアーの破壊力のすさまじさを味わってみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。