ウェアラブルトランシーバーBONX Gripを生み出した株式会社 BONXは日本のスタートアップ企業の中でも異例の成功を遂げた注目の会社。株式会社 BONXはどこがスゴイのか、BONX Gripはどんな経緯で生まれたのかひも解いていきます。

BONX Gripとは

BONX Gripは、専用のイヤフォンとスマホのアプリを連動させ、ハンズフリーで自由に会話ができる次世代のウェアラブルトランシーバーです。

BONX Grip 株式会社BONX

ハンズフリーで会話をするなら従来のBluetoothイヤフォンでも可能でしたが、BONX Gripがすごいのは「話し始めると自動的に声を拾ってくれる」というところ。

話しているときのみ通信状態になるため、バッテリーや通信量を気にすることなく、長時間使うことができます。

また、BONX Gripのデュアルマイクは話し声のみを拾い、風切り音や「はぁはぁ」という息切れなどは拾わないので、クリアな音質でストレスなく会話ができるんです。

Wi-Fi環境か、携帯の電波が入る場所であれば通信距離も無制限。

ゲレンデでのスキーやスノーボード、サイクリングやトレイルランニング、フィッシングやサバイバルゲームなど、あらゆるアクティビティにフィットし、遊びの楽しさレベルを格段にアップしてくれるBONX Gripは、これからの時代、マストハブギアとなり得るでしょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

仲間とのアクティビティが格段に楽しくなる!ウェアラブルトランシーバーBONX Gripとは? 

 

起業家宮坂貴大氏のひらめきからはじまった

イケてるとしか言いようのないこのデバイスを作ったのは、日本のスタートアップ企業「株式会社 BONX 」です。

BONX Grip 株式会社BONX

年間100日を横乗りに費やすCEOの宮坂貴大氏は、「GoPro」の創業者ニック・ウッドマンが、自らのサーフィン経験を基にプロダクトを生みだしたことにインスピレーションを受け、「スノーボード中に仲間と会話ができるツールを作れないか」と考えます。

大学時代、NPOで子ども達にスノーボードを指導していたこともある宮坂氏は、伝えたいことをリアルタイムで伝えられないもどかしさや、コミュニケーションの取りにくさを感じていました。

そして何よりも、仲間との遊びの中で「今のすごいね!」「楽しいね!」という気持ちをダイレクトに伝えたい。

自分のニーズはみんなのニーズであろうと確信した宮坂氏は、2014年、BONXの開発に乗り出したのです。

 

クラウドファンディングで過去最高額を集める

本格的にBONXの開発が始まったのは2015年1月。

そしてその年の10月、100万円を目標に開始したクラウドファンディングで、当時の国内IoT系クラウドファンディングで過去最高額の2,500万円を集めました。

目標金額の2500%越えという驚異の数字をたたき出したBONX Gripの第一弾は、ユーザーから大好評。

2016年には国内で一般発売が開始され、2017年7月には北米での一般発売も開始されました。一般発売後もBONXの快進撃は止まりません。

BONX Gripは、世界最大級のデザイン賞を受賞するなど、デザイン面でも高く評価されます。

また、日本の代表的なスタートアップ企業としてAmazon Launchpadにて販売をスタートさせるなど、更なるポテンシャルを持つ優れた企業としても、各方面から注目されています。

BONX Grip及び株式会社BONXの受賞・選出歴

2016年10月 グッドデザイン・ベスト100・グッドデザイン特別賞「ものづくり」を受賞

2016年11月 公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協(JIDA)主催のJIDA デザインミュージアムセレクションに選出

2016年11月 Deep Techベンチャーを掘り起こし、世界進出を支援する目的のイベント J-TECH START UP SUMMIT にて、第1回 J-TECH START UP認定企業に選出

2017年1月 日本の代表的なスタートアップ企業のプロダクトとして、Amazon Launchpadの製品に選出

2017年5月 ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催するRed Dot Awardにて「Red Dot賞」、中国のChina Academy of Artが主宰するDesign Intelligence Awardにて「DIA Finalist」をW受賞

2018年3月 経済産業省及びIoT推進ラボ主催の、IoTを活用した優れたプロジェクトを選定・表彰する第5回「IoT Lab Selection」にて、116社の募集の中からグランプリを獲得

 

チームBONXは全員が一番のBONXユーザー

BONX Gripを開発するにあたり、宮坂氏は各業界のエキスパートひとり一人に声をかけ、少数精鋭のプロフェッショナル集団を作り上げました。

BONX Grip 株式会社BONX

出典 BONX

BONXの開発チームは、ハードウェアからソフトウェアまで、音声コミュニケーションシステムをほぼ全て内部で構築できるという、国内では類い稀なる集団です。

そして、社員全員がスケボーやスノボ、サーフィンなど、アウトドアスポーツを大いに楽しんでいます。

自分たちが使いたい!という想いがあるからこそ、ユーザーのツボをついたサービスが生まれているのです。

また、遊び仲間が集まり、最高の遊び道具を真剣に作るという社風は、BONXのミッションステートメントにもよく表れています。

The world is our playground 世界は僕らの遊び場

地球には海・山・川といった様々な地形がある。

それを板切れ一枚で、僕らは最高の遊び場に変えられる。

遊び心は神様が与えてくれた最高の贈り物だ。

そうした遊びは、

自由な発想があれば、

どんな環境でも楽しめることを教えてくれる。

その感覚を共有した遊び仲間の存在は、

人生を何倍も豊かにしてくれる。

そして、一生をかけて追求できる大好きな遊びが、

僕らが人として成長していく原動力にもなる。

BONXは遊びを最高に面白くするプロダクトを作って、

みんなが生まれ持った遊び心を育み、世界を自由な遊び場に変える。

遊びも仕事も全力で楽しむチームBONXは、これからも私たちを驚かせるような進化を見せてくれることでしょう。

BONX Grip  ボンクス グリップ

BONX Grip 株式会社BONX

BONX Grip 株式会社BONX

革新的なコミュニケーションツール「BONX Grip」が生まれた経緯や、株式会社BONXの錚々たるメンバーなどをご紹介しました。こうした背景を知ると、さらにBONX Gripへの興味と期待が高まりますよね!是非、実物を手に取って、彼らの思いを体感してください♪

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。