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クロモリロードバイクとは?
クロモリロードバイクとは、鉄にクロムやモリブデンなどを加えて作られたクロモリ製のフレームを使用した自転車を指します。重量がある反面、安定性が高く、乗り心地がよいのが特徴です。
カーボン製のロードバイクのような速さや軽量性を重視するよりも、乗り心地や丈夫さを重視する人に人気のクロモリロードバイク。以下で歴史や特徴を詳しく紹介します。
クロモリロードバイクの歴史
スチール素材からはじまったロードバイクの歴史において、最も長い100年以上の歴史を築いてきたのがクロモリロードバイクだといわれています。
時代が進むにつれて、アルミフレーム・チタンフレーム・カーボンフレームなど、フレーム素材の主力商品や人気は移り変わっていきましたが、クロモリフレームはロードバイク・クロスバイクの両方で現在も根強い人気があります。
また、現在はフレーム全体がクロモリのタイプ、フォークだけクロモリを使用したタイプなど使用個所が異なる自転車も存在し、さまざまなニーズに応える工夫がされているようです。
特徴
クロモリロードバイクには、速さだけでない、自転車という乗り物そのものに関する数多くの魅力的な特徴があります。まず、クロモリ素材はアルミやカーボンに比べて重量がありますが、一方で弾性としなやかさに優れています。そのため、衝撃吸収性が高く、心地よい加速と安定した走りが魅力的です。
また、丈夫な素材であるため、細いパイプでスタイリッシュなフォルムの再現が可能であり、正しくメンテナンスを施せば長い期間乗ることができます。さらに、乗り方に合わせて荷台や泥除けなどを装着したり、塗装をしたりしてカスタムを楽しむ人が多いのもクロモリロードバイクの特徴です。
クロモリ素材はスチールをベースとしているため、比較的安価にフレームを製造できます。手が届きやすい価格帯のロードバイクも多く、手に入れたものを自身の好みにカスタマイズできる点もポイントといえるでしょう。
クロモリロードバイクについてより詳しく知りたい人は、下記の記事もご覧ください。
主なブランドラインナップ
クロモリロードバイクを販売している主なブランドを紹介します。
・COLNAGO(コルナゴ)
・MIYATA(ミヤタ)
・CANOVER(カノーバ)
・Panasonic(パナソニック)
・DE ROSA(デローザ)
・Fuji(フジ)
・GIOS(ジオス)
・RALEIGH(ラレー)
・ARAYA(アラヤ)
・CHINELLI(チネリ)
・XLEAT(エクスリート)
大体の形状が決まっているアルミやカーボンのロードバイクとは異なり、デザイン性が高いクロモリのロードバイクは、ブランドやモデルによって、特徴や見た目が大きく変わります。なかには、カスタムオーダーが可能なブランドもあるため、お気に入りの一台を見つける際には、さまざまなブランドを見比べるのがおすすめです。
市場での位置付け
カーボンフレームのロードバイクが登場すると、人気は移り変わり、クロモリロードバイクの市場での位置付けは、全盛期の頃と比べて低くなりました。しかし、世界中で起こっている物価の高騰によって、安価に製造できるクロモリロードバイクの市場があらためて成長しています。
カーボン製のフレームが人気の現在においても、価格面やスタイリッシュな見た目によって、クロモリロードバイクを手にする人が多く、今後も自転車市場においては、まだまだ成長する可能性があるといえるでしょう。
クロモリロードバイクが人気の理由
クロモリロードバイクが長年に渡って根強い人気を誇るのには理由があります。ここでは、アルミやカーボンといった新しい素材のフレームがあるなかで、なぜ今でもクロモリ製のフレームが選ばれるのか、その人気の理由を紹介します。
しなやかな乗り心地
クロモリフレームには独特のしなりがあり、乗り心地がよいといわれています。固くて強い素材であるクロモリは、他の素材に比べてパイプを薄く細くできるため、独特のしなりを可能にし、振動吸収性に優れています。ロードバイクが初めての人にもおすすめの乗りやすさです。
ロングライドやサイクリングにも適しており、速さを求めるだけではないロードバイクの楽しみ方を実感できます。ブランドやモデルによって乗り心地が異なるため、なるべく試乗してから購入を検討するのがおすすめです。
デザイン性の高いスタイリッシュな見た目
クロモリロードバイクの多くは、速さを求めた形状にこだわっていないため、個性のある魅力的なデザインが人気の理由のひとつになっています。強く丈夫な素材が無駄のない細身のスタイルを可能にしており、「格好いい・美しい」と感じさせる見た目もクロモリロードバイクを選ぶ理由になるでしょう。
さらに、クロモリは傷つきにくく壊れにくい素材であるため、カスタムを楽しみながら長く付き合えるのも魅力的。自分好みにカラーオーダーしたり、購入後にカスタマイズしたりと、より個性的なロードバイクにできます。
比較的安価な価格設定
クロモリロードバイクは、希少価値のあるモデルを除き、カーボン製のロードバイクに比べて価格が抑えられているケースが多くなっています。コンポーネントをはじめとしたギア類も、レース仕様のロードバイクに比べてそこまで高い性能が求められないことから、ミドルクラス以下のものが搭載されてる場合がほとんどです。
しかし、コンポーネントは、ミドルクラスであってもサイクリングなどには申し分のない性能を発揮します。そのため、サイクリングを楽しみたい人や初めてロードバイクを手にする人、価格を抑えた2台目のロードバイクを求めている人にも人気があります。
クロモリロードバイクおすすめ11選
ここでは、おすすめのクロモリロードバイク11選を紹介します。クロモリフレームはデザイン性が高く楽しみ方も多いため、ブランドによって特徴はさまざまです。以下で特徴やカラーなどをそれぞれ紹介しますので、クロモリロードバイクの購入を検討中の人は、ぜひ参考にしてください。
COLNAGO(コルナゴ)/MASTER(マスター)
パイプに星型のつぶしを入れたジルコ加工のフォークがCOLNAGOらしい「MASTER」。フレームの生産から塗装まですべてイタリアで行う、完全イタリア製のクロモリロードバイクです。塗装は1本1本ハンドメイドで行われるこだわりようで、美しい仕上がりです。
フレームサイズは490mm〜580mmで、10mm単位で展開されているため、自身にぴったりのサイズを探せます。また、ヘッドチューブが短く設計されており、深い前傾のポジションがとれるため、高速域におけるクロモリロードバイクならではの乗り心地の良さが魅力的です。
イタリアンメイドのおしゃれなクロモリロードバイクで、ロングライドやツーリングを楽しみたい人におすすめです。
価格 | 396,000円(税込) |
カラー | ・ブラック ・メープル ・ブルー ・サロンニ |
重量 | フレームのみ1.5kg |
カスタムオーダー | なし |
CANOVER(カノーバー)/CAR-013 ORPHEUS(オルフェウス)
クラシカルな見た目でおしゃれなのが、CANOVERから発売されている「ORPHEUS」です。CANOVERのロゴが入ったライトブラウンのサドルが魅力的で、レトロでありながらも、現代のテイストを加えたデザインは、格好よく街乗りを楽しみたい人にぴったりです。
性能においては、デュアルコントロールレバーに「SHIMANO製Tourney」を搭載。スムーズな変速を可能にし、クロモリロードバイクのしなやかな乗り心地をサポートします。
価格が抑えられているのもうれしいポイントとなっており、初めてロードバイクを手にする人や複数台の自転車を所持する人にも購入しやすいのではないでしょうか。
価格 | 42,980円(税込) |
カラー | ・ブラック ・レッド |
重量 | 11.5kg |
カスタムオーダー | なし |
Panasonic(パナソニック)/FRCC24
「FRCC24」は、カスタムオーダーが楽しめるPanasonic製のクロモリロードバイクです。34種類のカラーバリエーションをそろえ、輝きの美しいミラーデザインや独特なグラデーションデザインから自分好みにカスタマイズできます。
Panasonicから発売されているクロモリロードバイクのなかでも、FRCC24は軽量モデルとなっており、完成車の重量は10キロを下回ります。フレームサイズは460mm〜630mmから選択できるため、幅広い体格の人にフィットするものが見つけられるでしょう。
ほかの人と被らないクロモリロードバイクを探している人は、ぜひ検討してほしい商品です。
価格 | 187,000円(税込)~ ※カスタムにより異なる |
カラー | ・ソリッド ・パール ・スパークルメタリック ・クラシカルペール ・オーロラ ・レインボー 上記をもとにした34種類のカラー展開 |
重量 | 9.2kg |
カスタムオーダー | ・カラー ・デザイン ・変速タイプ(ワイヤーor電動) |
DE ROSA(デローザ)/NEO CLASSICO CROMO(ネオクラシコクローム)
フレームに描かれるハートのロゴが特徴的なDE ROSAから発売されている「NEO CLASSICO CROMO」は、乗る人に寄り添うような感覚を与えると定評があります。後輪部両側のチェーンステーとシートステーにメッキ処理がされているため、クロモリロードのデメリットであるサビ対策はばっちりです。
また「NEO CLASSICO CROMO」は、DE ROSAカスタムモデル専門のBLACK LABELに属しており、価格はそのままに22種類のカラーからオーダーメイドが可能です。自身に最も適したサイズ、イメージにあわせたカラーにカスタマイズしたロードバイクが手に入ります。
乗り心地とデザイン性のどちらにもこだわりたい人におすすめです。
価格 | 638,000円(税込) |
カラー | ・Bianco Mera(メタリック) ・Ferretti ・Replica ・Blue Notte ・Grigio Aud ・Oleo Grafico(油絵風) ・Nero ・MOLTENI Vintage ・MOLTENI Perlato(パール) ・ Rosso(ソリッドレッド) ・ Rosso Fuoco ・ Arancio Fluo(蛍光色) ・ Sabbia ・ Silver Revo ・ Blue Cosmo ・ Gewiss ・ Special Azzurro ・ Verde CORUM ・ Bianco PROTOS(グリッター) ・ White(ソリッドホワイト) ※一部例外カラーあり |
重量 | 表記なし |
カスタムオーダー | ・サイズ ・カラー |
Fuji(フジ)/BALLAD Ω(バラッドオメガ)
「BALLADΩ」は、100年以上にわたって自転車を作り続けている日本生まれの自転車ブランド「Fuji」から販売されているクロモリロードバイクです。シックなデザインが多いFujiですが、「BALLADΩ」は、オールブラックのパーツでスタイリッシュなデザインが特徴で、ストリートロードとも呼ばれています。
4つのグラフィックパターンと86万とおり以上のカラーバリエーションから、自分好みのカスタムオーダーが可能。さらに、コンポーネントにはSHIMANO製のsora(ソラ)を搭載しており、街乗り用としての性能は申し分ありません。日常生活での使用に加え、ライトツーリングなども検討している人に適しています。
価格 | 148,500円(税込) |
カラー | ・Duck Blue ・Steel Silver ・Matte Black |
重量 | 11.5kg |
カスタムオーダー | ・4つのグラフィックパターン ・86万とおり以上のカラーコンビネーション |
GIOS(ジオス)/24 FENICE(フェニーチェ)
「24 FENICE」は、鮮やかな青色の「ジオスブルー」で有名なGIOSのクロモリロードバイクです。カラーは、ジオスブルー以外にブラック、ダークグリーンがあり、いずれも素敵なカラーリングです。
GIOSが得意とするフレームの素材を傷めないTIG溶接は、「24 FENICE」にも採用され、強度の高さと溶接の性能が高く評価されています。
クロモリロードバイク特有のやわらかな乗り心地に加えて、車体は完成車で10.2kgと軽量のため、多少の坂があるツーリングを楽しむのにぴったりです。また、プロも使用する有名ブランドでありながら、完成車で10万円台と価格が抑えられており、通勤・通学への使用を検討している人におすすめです。
価格 | 135,300円(税込) |
カラー | ・GIOS BLUE ・ BLACK ・ DARK GREEN |
重量 | 10.2kg |
カスタムオーダー | なし |
RALEIGH(ラレー)/CRR-D Carlton-R DC FRAME KIT(カールトンアール フレームキット)
ラレージャパンが日本のフレームビルダーとコラボレートしたクロモリ素材のフレームです。コロンバス社の高い衝撃吸収性を誇るカーボンフォークが特徴的です。また、ディスクブレーキや「SHIMANO Di2」に対応できるため、従来のクロモリロードバイクにあるしなやかな走りに加え、速さを求める声にも対応しています。
フレームのカラーは、シンプルなホワイトなので、お気に入りのホイールやクランクで自分好みのカスタマイズが楽しめるでしょう。
クロモリロードバイクの元来に加え、剛性感と軽量性を兼ね備えたカールトンアールは、電動コンポーネントやディスクブレーキを組み合わせたい人におすすめです。また、フレーム販売となるため、自分好みに組み上げたい人に適しています。
価格 | 495,000円(税込) ※フレーム価格 |
カラー | PEARL WHITE(W) |
重量 | 2.3kg(フォークを含むフレームのみ) |
カスタムオーダー | なし |
CHINELLI(チネリ)/SUPERCORSA(スーパーコルサ)
クロモリロードバイクであっても、速さを求めたい人におすすめなのが、イタリアンブランド「CHINELLI」こだわりの最上位モデル「SUPERCORSA」です。フレームの重量は1.83kgと軽量で、40年以上もレースに使用されています。
また素材には、ニオビウム鋼製で伝統的な径のコロンブス最高級チューブが採用されており、モダンな雰囲気が素敵な一台です。さらに、鋳造のボトムブラケットに施された「CHINELLI」のトレードマークや、クローム仕上げで鏡面加工されたラグなど、ブランドらしさがちりばめられたデザインとなっています。
スタイリッシュなデザインと、レースに使用できる軽量なクロモリフレームがほしい人におすすめです。
価格 | 385,000円(税込)~ ※フレーム価格/カスタムにより異なる |
カラー | ・ビアンコ パーラ ・ アズーロ レーザー ・ チタニウム グレイ ・ ヴェルデ ジャガー ・ ブラック タイ ・ ブルー チャイナ ・ ジアロ カリー ・ ロッソフェラーリ |
重量 | 1.83kg |
カスタムオーダー | ・サイズ |
MIYATA(ミヤタ)/Freedom Plus(フリーダムプラス)
SHIMANO製のコンポーネントを装備した、クロモリグラベルロードバイクです。MIYATAは日本初の安全型自転車を製造したメーカーであり、「Freedom Plus」は欧州の技術基準であるEN規格に対応しています。カラーはクリアブラックとカーキから選べて、リフレクターやベルが付属しているのがうれしいポイントです。
グラベルロードバイクのため、荷台や泥除けを装着するためのダボ穴が最初から備わっています。また、パンクしにくいKENDA(ケンダ)の「650mm外径×45mm幅B規格タイヤ」を使用しており、未舗装路も快適に走行できるでしょう。通勤や通学に使用したい人は検討の価値ありです。
価格 | 90,000円(税込)~ ※カスタムにより異なる |
カラー | ・クリアブラック ・カーキ |
重量 | 12.6kg・12.8kg |
カスタムオーダー | ・ドロヨケ ・アルミドロヨケ ・ドロヨケ(ポリカーボネイト製) ・リヤドロヨケ その他 |
BASSO(バッソ)/24MARTE(マルテ)
タフさと快適さを重視した、クロモリグラベルロードバイクです。乗りやすく安定感があり、グラベルロードバイクを初めて手にする人にぴったりです。コンポーネントはSHIMANO製のCLARISを採用しており、ロードバイクの変速性能と乗り味を備えています。
オンロードもオフロードも快適に走行できるうえ、雨天時でも高い制動力を発揮するディスクブレーキを搭載しています。まさにマルチユースに適した車体だといえるでしょう。どんな条件下でもサイクリングを楽しみたい人に、ぜひ選んでほしいロードバイクです。
価格 | 159,000円(税込) |
カラー | ・GRAY KHAKI ・SIENA TERRA |
重量 | 12.0kg |
カスタムオーダー | なし |
ARAYA(アラヤ)/ TUR Touriste(ツーリスト)
ARAYAのTUR Touristeは、名前のとおり、自転車で観光したくなるようなランドナーです。Touristeとは、フランス語で「観光」を意味します。美しいR型のドロップハンドルからでているケーブルは上出し仕様になっており、輪行時の邪魔になりません。
また、標準装備で泥よけが装備されているのがうれしいポイント。オプションで、荷物を積載するのに最適なツーリングカスタマイズも可能です。
クランクのカラーはオリジナルで、クロモリロードバイクにぴったりのシルバーを採用しています。さらにチェーンホイールは、48ー38ー28Tのトリプルギアと12ー32Tのカセットギアとなっており、登り坂でも快適に走行できるでしょう。
アウトドアとサイクリングのどちらも楽しみたい人は、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
価格 | 132,000円(税込)~ ※カスタムにより異なる |
カラー | ・ボルドーレッド ・ナチュラルカーキ ・ミッドナイトブルー |
重量 | 13kg |
カスタムオーダー | ・フロントキャリア ・キャンピー フロント、リア |
クロモリロードバイクのパーツ・ギア
自転車ブランドによって、クロモリロードバイクに付属できるパーツやギアはさまざまですが、さらに自分好みにするためにぴったりの商品を紹介します。
まず、ロードバイクの要といえるコンポーネントのおすすめは、高品質で知られているシマノのsoraです。カーボン全盛期の現在は、高価でハイスペックなコンポーネントとして、シマノのDuraーace(デュラエース)が代表的です。
しかしクロモリロードバイクにおいては、サイクリングを楽しみたい人やデザインを重視する人が多いため、必ずしもハイスペックなものが必要ではありません。価格が数十万円もの差がある点からも、速さを求めないのであれば、soraは十分魅力的な選択肢といえるでしょう。
また、通常クランクのカラーはブラックが使用されているケースが多くなっていますが、クロモリにはシルバーがよく映えます。クロモリロードバイクを購入する際には、クランクのカラーにこだわるとより個性的なデザインになるでしょう。
そのほか、クロモリロードバイクならではのパーツやアクセサリーとして、細身のボトルケージや、停車させるためのスタンドも人気があります。速さや軽さにとらわれないからこそできる、おしゃれなアクセサリーやカスタマイズがクロモリロードバイクの大きな魅力です。
以下の記事では、カスタマイズについて紹介しています。
クロモリロードバイクのメンテナンス方法
剛性が高いクロモリロードバイクですが、長もちさせるためにはメンテナンスが大切です。車体をよい状態に保つために、正しいメンテナンス方法を確認しましょう。
サビ対策
クロモリロードバイクにはサビ対策が必須です。塗装されているフレーム部分はサビにくいものの、ボトムブラケットに水が溜まった場合はサビの原因となるため、雨天でのライド後は、水抜きする必要があります。
簡単な水抜き方法として、水抜き穴を利用したり、シートポストを抜いて逆さまにしたりする方法があります。また、小さな傷がある場合はサビやすくなるため、塗装剥げのチェックや汚れの拭き取りは、毎回必ず行ってください。さらに、定期的にチェーンのクリーニングや注油をすれば、よりサビにくく、快適に走行できるでしょう。
塗装が剥がれている場合は、ヤスリやスプレーを使用して直す方法がありますが、傷を増やす可能性があるため、自信のない場合は専門店へ持っていくのがおすすめです。
空気圧のチェック
すべてのロードバイクにおいて、空気圧は重要です。タイヤに表記されている「BAR」と「PSI」表記を参考に、自身に適した空気圧を設定しましょう。
クロモリロードバイクにおいては、あまり高圧にしないほうが乗り心地がよくなります。ただし、空気圧が低すぎてもパンクの原因や不安定な走行につながるため、乗る前には空気圧を毎回チェックし、適正空気圧を保つように心がけてください。
オーバーホール
一般的に、セルフでのメンテナンスは限界があるため、3年に1回は、スポーツサイクルの専門店でオーバーホールをお願いするのがおすすめです。オーバーホールでは、各パーツを取り外し、それぞれメンテナンスしてあらためて組み直します。
プロの目でパーツが劣化していないか確認してもらい、必要があれば新しいものと交換しましょう。また、オーバーホールは、お気に入りのクロモリロードバイクをカスタマイズできるチャンスです。気になるパーツでカスタムが可能かどうかを確認し、お気に入りの自転車へアップデートしましょう。
クロモリロードバイクの取り扱い店・通販サイト
クロモリロードバイクの購入方法には、クロモリロードバイクの取り扱い店か、通販サイトを利用する方法があります。
また、安く購入したい場合は、アウトレットで中古品を買うのも一つの方法です。どの方法においても、ほしいクロモリロードバイクがいつでも購入できるわけではないので、こちらでそれぞれの購入方法や適した条件をチェックしてください。
取り扱い店で購入する
まずは、クロモリロードバイクの取り扱い店で購入する方法です。クロモリロードバイクには多くのブランドがあり、それぞれ取り扱い店が異なります。希望するロードバイクについて、事前にロードバイクブランドのサイトから取り扱い店を確認してください。お近くのスポーツバイク取り扱い店に問い合わせるのもよいでしょう。
取り扱い店で購入するメリットは、実際に商品を見られる点と、プロの意見を聞ける点です。また、クロモリロードバイクは、オーダーメイドやカスタムをある程度自由にできる場合があるため、実際に店舗で見聞きすると、より自身にぴったりのロードバイクに出会える可能性があります。
初めてロードバイクを買う人や悩みのある人は、サイズやギアなどを直接相談できる取り扱い店での購入がおすすめです。ただし、店舗で購入した場合、自身で持ち帰らないといけないケースが多いため、住居が遠い人は購入後の運び方を考えておきましょう。
通販サイトで購入する
次に、通販サイトで購入する方法です。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングをはじめとした、通販サイトを利用してクロモリロードバイクを買う方法があります。
それぞれのサイトのポイントが付与されるため、お得に購入できる点や自宅に配送してもらえる点がメリットです。一方で、扱っているブランドが少なかったり、在庫数に限りがあったりと、自身の気に入ったロードバイクがないデメリットがあります。サイズや本物の色味を見られないのが不安な人もいるでしょう。
したがって、通販サイトの利用は、取り扱いのあるなかで買いたいクロモリロードバイクが決まっている人や、ロードバイクを運ぶ手段のない人に適しています。
中古で購入する
最後は、中古で購入する方法です。ロードバイクは中古品が多く出回っており、クロモリロードバイクにおいても例外ではありません。中古品は、取り扱い店舗や通販サイト、フリマアプリなどから購入できます。
中古品は、長く使われたものや新品同様のものなどさまざまです。なかには、すでにカスタマイズされたものが安く売り出されているケースもみられるため、自身の希望と合えば、予算を抑えてよい商品を手に入れられるでしょう。
しかし、パーツの消耗具合によっては交換しないといけない場合があり、その際には自身でパーツをそろえ、セルフでパーツ交換する必要があります。また、フレームそのものに傷みがあることもあるので、中古品やアウトレットは、ある程度ロードバイクの知識をもった上で、価格を抑えて購入したい人におすすめの購入方法です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。