クライミングハーネスは2種類のタイプがある
ダイアパータイプのハーネス
ダイアバータイプはおむつ型のハーネスのことで、シットハーネスとも呼ばれます。
特徴としては、コンパクトに収納できてかさばらないことです。
また、簡単に着用することができます。
主にアルパインクライミングや山スキー、沢登りなどで使用されるタイプです。
衝撃吸収のパッドが付いていないので長時間ぶら下がったり、フォールによって激しい負荷がかかったりするスポーツクライミングには向いていません。
レッグループタイプのハーネス
レッグループタイプは太ももを通すレッグループがウエストベルトとは別に独立して付いているタイプのハーネスです。
スポーツクライミングで使用するハーネスは、こちらのタイプが一般的です。
それぞれの構造が独立しているので、墜落時の衝撃を腰全体で分散することができ、長時間ロープにぶら下がっていても痛くならないように衝撃吸収のパッドが付いています。
フォールした時に体勢が崩れないよう、ロープを結ぶ「タイインポイント」が独立しているのも特徴です。
こちらのレッグループタイプのハーネスの中にも、クライミングジムでの使用に特化した「スポーツタイプ」、外岩やアルパインクライミングでも使える「オールラウンドタイプ」があります。
ハーネスを選ぶ際には、自分のクライミングスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
クライミングハーネスを装着する際にチェックするポイント!
クライミングハーネスはクライマーの命綱であるロープとクライマー自身を繋げる非常に大切な役割を果たすものです。
間違った装着方法では大怪我をしたり命を落としたりする危険があります。
ここではクライミングハーネスを装着する際にチェックするべき、もっとも基本的なポイントをご紹介します。
クライミングハーネスのおすすめ商品紹介
今回は一般的に使用されているレッグループタイプのハーネスから、おすすめ商品を紹介します。
Black Diamond(ブラックダイヤモンド)/モーメンタム BD13050 ベルデ
コストパフォーマンスが高いクライミングギアを作っているブラックダイヤモンド。
こちらのクライミングハーネスは確実性が高いSA(スピードアジャスト)バックルを採用しているモデルです。
アルパインクライミングからスポーツクライミングまで幅広く対応することができます。
Arcteryx(アークテリクス)/ar-395 aハーネス
ウェアで有名なアークテリクスですが、元々はクライミングハーネスを作ることから始まったブランドです。
負荷をハーネス全体に均等に分散させる独自の構造で快適性が抜群です。
ギアラックが取り外し可能で前後の向きを変えることができます。
ビレイループの内側が摩耗するとオレンジ色のマーカーが現れて使用限界を教えてくれるのも大きな特徴。
PETZL(ペツル)/SAMA(サマ)
オールラウンドに使用できるクライミングハーネスです。
調節が不要で柔軟性の高いレッグループはクライミングのムーブを邪魔せず、快適なクライミングができます。
ウエストベルトはダブルバックライトバックル構造で素早い調節が可能。
ウエストベルトとレッグループは幅が広く装着感も快適です。
MAMMUT(マムート)/Ophir 3 Slide
スイス発の高品質なクライミングギアを作るマムート。
アシンメトリーなデザインで、自在な動きや快適なつけ心地、通気性を実現したモデルです。
また、特許権のある連携プロテクターで,ハーネスの摩耗を防止してくれます。
EDELRID(エーデルリッド)/ルーポ2
インドアでのクライミングに特化した超軽量のクライミングハーネス。
ライトフレームコンストラクションという構造で、身体にかかる荷重を効率的に分散と吸収が出来るように設計されています。