早朝出発するメリットは3つ
登山で早朝出発をおすすめする3つの理由を、メリットとあわせて紹介します。
①気温が高い時間帯を避けられる
早朝出発すれば、暑さを感じる時間帯(10時〜15時くらい)の行動を避けて登れます。暑い日の登山では、涼しいうちに行動するのがポイント。発汗を抑えられるので、体力の消耗を防ぎながら楽しめるでしょう。
とくに、気温が高くなりがちな低山の場合は、午前中のうちに登頂するのがおすすめ。早く登り始めれば、暑くなるころには下山できます。
②標高の高い場所で涼める
早朝出発のメリットは、早い時間に標高が高い場所まで到着できること。暑い時間帯には、涼しい山頂付近でゆったりできるため、熱中症のリスクを回避できるでしょう。
なお、一般的に標高が1,000m上がれば、気温は約6.5℃下がるといわれています。そのため、暑い日の登山では、低山よりも標高が1,000m以上ある山のほうが過ごしやすいでしょう。登る山を選ぶときには、標高もチェックしてみてください。
③行動に余裕ができる
早朝出発によって、行動時間に余裕ができるところも大きなメリットです。
無理なスケジュールの登山は、焦りから体力を余計に消耗してしまいます。精神的・肉体的にも、落ちついて登山を楽しむには、ゆとりある工程を組みましょう。ゆっくりと登山を満喫できると、ケガやトラブルの防止にもつながります。
早朝出発のメリットは、以下の記事も参考にしてみましょう。
登山を早朝に開始すべき理由を5つピックアップ
登山で早朝出発するときの注意点
早朝出発の登山では、事前準備と体調管理が大切です。出発前に、押さえておくべきポイントは4つあります。
- 前日までに装備の確認をする
- 前日はしっかりと休む
- 朝食を必ず食べる
- 家から近い登山口を目指す
ひとつずつ説明しますので、チェックしていきましょう。
前日までに装備の確認をする
早朝出発は慌ただしくなりがち。忘れ物をしないよう、装備は前日までに確認しておきましょう。食料や水分は、家を出る前に用意しておくのが確実です。
また、エリアによっては、登山口までの道中にコンビニがないことも考えられます。朝早い時間帯は、現地のスーパーや商店がオープンしていない場合もあるでしょう。予定した時間にスタートできるよう、事前に必要な物をそろえておくのがベストです。
前日はしっかりと休む
登山の前日は、早めの就寝を心がけましょう。普段よりも起床時間が早くなるので、十分な睡眠時間を確保して、万全の状態で出発してください。
また、前日の深酒を避けるのも大切。お酒を飲むと眠りが浅くなり、熟睡できないことも。さらにアルコールの利尿作用によって、体から水分が抜けやすくなります。熱中症を予防するためにも、なるべくお酒は控えましょう。
朝食を必ず食べる
登山前には、朝食をしっかり食べてください。脳と体を目覚めさせ、山で行動するためのエネルギー源となるでしょう。就寝中の発汗で失われたミネラルを、朝食から補給できるメリットもあります。
なお、朝食時には水分を多めに摂るのも大切。登山中に脱水症状にならないよう、出発前から意識的に水分補給を行いましょう。
家から近い登山口を目指す
熱中症対策として、自宅から近い登山口を候補にするのもよいでしょう。長距離運転による疲労をおさえられ、コンディションのよい状態で登りやすくなります。
なお、自宅から目的地が遠い場合は、登山口から近い場所で前宿することも検討してみてください。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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