ベンチレーターが熱帯夜対策に効果的な理由
夏キャンプでは、熱帯夜対策が欠かせません。ベンチレーターを活用し、テント内の空気が常に入れ替わる環境をつくりましょう。
ベンチレーターとは、テントの内部を換気する窓のこと。たとえば、上部のベンチレーターを開けると、テントの下部から外気が入ってきて、なかの暖かい空気を上部に逃がしてくれます。空気を循環させることで、テント内の温度を快適に保てるでしょう。
上部だけでなく、低い位置にもベンチレーターがあると、さらに空気が流れやすくなります。暑いシーズンにキャンプをする場合は、事前にベンチレーターの位置や数をチェックしておくとよいでしょう。
熱帯夜におすすめの暑さ対策5つ
熱帯夜の暑さ対策として、以下の5つの方法をぜひ活用してみてください。
- 木陰や日陰にテントを設営する
- サーキュレーターで空気の流れをつくる
- 扇風機の風で体の熱を下げる
- インナーテントを外しメッシュパネルで過ごす
- 地面との間に風がとおるコットで寝る
ベンチレーターとあわせて使うことで、より涼しさを感じられるでしょう。
①木陰や日陰にテントを設営する
テントは、直射日光があたりにくい場所や木陰に設営してください。たとえば、日陰は日向よりも、地面にたまる熱が少ないため、その分、夜も地面からの熱気を抑えられるでしょう。
また、林間サイトのように木が多いサイトもおすすめです。風が吹き抜けて、自然と涼しさを感じられます。周辺の木々や植物から放出される水分が蒸発し、空気を冷やす効果も見込めるでしょう。
②サーキュレーターで空気の流れをつくる
サーキュレーターをベンチレーターと併用すると、テント内の空気を循環できます。
コツは、サーキュレーターを天井に向けて、テント内部にこもった空気を送ること。暖まった空気が上昇して上部のベンチレーターから排出され、テントの下から外気が入りやすくなります。
なお、サーキュレーターは、角度が調節できるものや吊り下げ可能なタイプが重宝します。
③扇風機の風で体の熱を下げる
扇風機はサーキュレーターと異なり、直接風にあたることで、快適さを得られます。十分に換気ができるテントの場合は、扇風機だけでも問題ないでしょう。
使い方やテント内の広さにあわせて、サーキュレーターまたは扇風機のどちらか一方を使用するか、併用するかを選んでください。
④インナーテントを外しメッシュパネルで過ごす
暑い夜には、テントのメッシュパネルのみで過ごすのも選択肢のひとつ。インナーテントとメッシュパネルの2層構造になっているテントなら、インナーテントを取り外せます。メッシュパネルだけにすると、空気がとおりやすくなり、涼しく過ごせるでしょう。
ただし、メッシュパネルは、外からテント内が見えやすくなったり、雨風にさらされたりといったリスクもあります。季節や天候、キャンプ場の環境に応じて使い分けてください。
⑤地面との間に風がとおるコットで寝る
コットも、熱帯夜対策に効果的です。地面からの熱を防ぐだけではなく、地面と体の間にも風がとおるので、涼しさを感じられます。空気が循環することで、湿気や暑さを軽減できるでしょう。また、体の形にフィットしやすく、快適な寝心地が期待できます。
なお、高さのあるコットを使用する場合は、落下のリスクを避けるため、できるだけ平らな場所に設置してください。
体感温度を下げるアイテムを活用する
氷枕や瞬間冷却材など、冷感グッズもイチオシです。体感温度が下がり、涼しく眠れるでしょう。
たとえば冷却タオルなら、首や手足に巻いたり、枕に敷いたりして使います。瞬間冷却材はタオルにくるんでマットの上に置くと、頭や背中がひんやりとして快適です。
夏のキャンプで活躍する冷えるタオルについては、ぜひこちらもご覧ください。
夏キャンプの暑さ対策におすすめの冷えるタオル5選
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。