キャンプの夜のマナー①音
静かに話す
基本的に、消灯時間中は大きな声での会話や笑い声は避けましょう。大声でなくとも、テントの中での話し声は意外と外に聞こえているもの。キャンプ場には子ども連れや朝に備えて早めに就寝する人もいます。
最低限の会話を心がけ、自然の音色を聞きながらゆっくりとした時間を楽しみましょう。
作業は明るいうちに済ませる
キャンプ場での夕飯は早めに済ませ、片付けも時間に余裕を持って済ませておきましょう。寝床も明るいうちに準備しておくとスムーズです。消灯時間後に作業するのは控えましょう。
車のドアを開閉する音は思っている以上に響きます。必要な荷物がある場合は消灯時間前に用意しておきましょう。
音楽・ラジオを消す
音楽を聞きながら星空鑑賞も素敵ですが、消灯時間後は音楽やラジオは消すのがマナーです。キャンプ場は公共の場なので、消灯時間前でも近隣の利用者に迷惑のかかるような音量は避けましょう。キャンプ場によっては音楽禁止のところもあります。
消灯時間後はヘッドフォンや首にかけるタイプのスピーカーを利用するのもおすすめです。
キャンプの夜のマナー②ライト
屋外のライトを消す
キャンプ場には消灯時間があります。時間帯はキャンプ場によりますが、22時頃から7時頃がおおよその目安。消灯時間を過ぎたら全てのライトを消さなければいけないわけではありませんが、野外を照らしているライトや光量の大きいライトは消すようにしましょう。
キャンプ場は思っている以上に暗いので、明かりが必要な作業は早めに済ませ、明かりはテント内だけにしましょう。
テント内ライトは光量を絞る
テント内のライトは、近隣のサイトに明かりが漏れないように、テント内が見える必要最低限の光量にしましょう。光量を調整出来るLEDのものがおすすめです。ライトに傘がついている形だと周りに明かりが広がりにくいですよ。白熱灯タイプも眩しく感じにくいので使いやすいでしょう。
キャンドルがゆらめいているような演出ができるライトを使えば、雰囲気も良くなりそうです。夜のトイレや非常時の移動のために、携帯できるライトやヘッドライトも用意しましょう。
キャンプの夜のマナー③焚き火
薪は事前に準備しておく
夜のキャンプの醍醐味といえば焚き火という人も多いのではないでしょうか。薪をくべながら火を眺める時間は、日常の忙しさを忘れられる時間です。焚き火に使う薪は、明るい時間に準備しておくのがベストです。
夜の薪割りは騒音になってしまううえ、暗く手元足元が見えにくく怪我の危険が高まります。途中で薪が足りなくなることがないように、昼間のうちに少し多めに準備しておくことをおすすめします。
就寝前の処理は確実に
寝る前の焚き火の処理は確実に行いましょう。ほとんど燃えていないから、そのうち消えるだろうという思い込みは危険です。強い風で火の粉が飛び、ボヤになってしまう場合もあります。火消し壺を利用するか、薪が全て真っ白になるまで見守ってから寝ましょう。
水を用意しておく
焚き火をしている間は、水を汲んだバケツを近くに用意しておくと万が一の場合にスムーズに対応できます。焚き火を消したつもりで消えていなかった場合を想定して、消灯時間後のためにも用意しておきましょう。
キャンプの夜の過ごし方
焚き火を囲んで食事
メインの食事を先に作っておけば、焚き火を囲みながらゆっくりした時間を過ごせます。デザートで焼きリンゴや焼きマシュマロを作るのも楽しそうです。焚き火のセッティングは時間がかかる場合があるので、暗くなる前にしておきましょう。
星空観察
街明かりが少ないキャンプ場は星空鑑賞の絶好の機会です。天気が良ければ、ランタンの明かりを小さくして寝転びながら夜空を見上げるのも楽しいですよ。屋外で横になるので、防寒や虫対策をしてから観察しましょう。
ボードゲームやカードゲーム
トランプやUNOといったカードゲームはみんなで楽しめる優秀アイテム。コンパクトなボードゲームも荷物にならずおすすめです。盛り上がりすぎて、周囲に迷惑がかからないように気をつけましょう。
映画鑑賞
映画鑑賞もおすすめの過ごし方。コンパクトなプロジェクターとスクリーンがあればどこでもシアターが完成します。スクリーンは白い布であれば代用も可能です。
キャンプでも手軽に作れるポップコーンを片手にアウトドアシアターは特別な思い出になりそうです。周囲への気配りを忘れずに、ヘッドホンなどを活用して音量には気をつけてくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。