スキーのメンテナンスを自分でするメリット
自分でメンテナンスすると、時間と手間がかかりますが、メリットもたくさんあります。シーズンオフは時間がとれる分、自分でメンテナンスしてみませんか?
ショップに依頼するよりも安くできる
ショップに依頼すると、手間が省けますがその分高額になります。自分でメンテナンスすることで、費用を抑えてメンテナンス可能です。
メンテナンス用のツールを一度揃えてしまえば、あとはワックスやペーパーなどの消耗品を買い足す位のコストでメンテナンスができるようになります。
自分のタイミングでメンテナンスできる
メンテナンスのタイミングは、シーズンオフのタイミング、板がボロボロの人やそうでもない人、シーズンオフすぐにメンテしたい人、シーズンイン直前にメンテしたい人など、人それぞれ違います。
スキー板の使用頻度やメンテナンスしたいタイミングが違うからこそ、自分でできるようになることで、いつでも好きなタイミングで手軽に行えます。
メンテナンスをすることで愛着がわく
シーズンをともに過ごした大切なスキー板。自分でメンテナンスすることで、傷やへこみに気付くきっかけになります。
気付けることで、板をこまめにケアしたくなるため、板を大切にメンテナンスすることに繋がります。
自分でメンテナンスした板で滑走していると、ワックスの違いや雪面の状態などに意識を向けることも増えるでしょう。
手間と時間を掛けて自分でメンテナンスを行うことで、自分の板をより丁寧に扱うようになり、結果的に長持ちするかもしれませんね。
スキーのメンテナンス①作業しやすい環境を整えるツール
ワクシングテーブル
ワクシングテーブルはワックスを塗るときに作業する専用の台です。
ダンボールなどで代用することもできますが、専用品は広さや高さなど、作業のしやすさが違います。長くスキーを楽しみたいのなら、用意しておきたいものです。
コンパクトサイズで、折りたたみも可能なワクシングテーブルは、持ち運びやすいため、メンテナンスしやすい場所への移動も簡単です。
バイス
バイスは、チューンナップするときに作業する板をテーブルに押さえつけるものです。アイロンやブラシを動かすとき、毎回手で固定しながらだと作業効率が悪くなります。
セミファットやファットタイプの板をお使いのスキーヤーは、センター幅をよく確認してから選ぶようにしましょう。
ブレーキストッパー
ブレーキストッパーは、ワックスを塗るときにビンディングのストッパーを上げておくものです。
スキービンディングのブレーキは強い力をかけないと上がらないので、作業中はストッパーで固定しておくことをおすすめします。
装着が簡単なブレーキストッパーがあれば、手が疲れず余計な力を使わずに作業が捗ります。
スキーのメンテナンス②スキーの汚れを落とすツール
ブロンズブラシ
ブロンズブラシは、ワックスを塗る前に、溝のゴミや汚れを取る金属製の硬いブラシです。
金属製のブラシはホームセンターなどにも置いていますが、スキーワックス専用品は、握りやすく、少ない力でブラッシングすることができ、ソールに傷が付きにくい固さで作られています。
ナイロンブラシ
ナイロンブラシは、ホットワックスをした後に不要なワックスを取り除く仕上げ用のブラシです。
ホットワクシング後に使用し、余分なワックスをかき出すことでツヤを出します。
リムーバー
リムーバーはスキーのソールにひどい汚れが付いたり、シーズン終わりにリセットしたりするときに使用するものです。
リムーバーとしての役割と、ベースワックスを組み合わせた2WAY仕様の商品は、汚れや古いワックスを簡単に落としながら、ソールの保護もできます。
スキーのメンテナンス③スキーにワックスをかけるために必要なツール
アイロン
アイロンはホットワックスを使用する際に必ず必要になるものです。
家庭用アイロンで代用も不可能ではありませんが、サイズが大きすぎたり、スチームの穴が邪魔だったりするので専用のアイロンをおすすめします。
ワックス用のアイロンは硬いワックスにも対応できる温度設定が可能です。
ワクシングペーパー
ワクシングペーパーはホットワクシングの時に、アイロンとの間に挟み、アイロンの高温から滑走面を守る役割をします。
ワクシングペーパーを使用することで、ワックスを均等に浸透させやすくなるため、使用するワックスの量が少なく済むというメリットもあります。
固形ワックス
ホットワックスに使用する固形ワックスは、滑走する際の環境ごとに種類があります。雪面の温度により使い分けるのがベストですが、汎用性の高いものを選べばある程度は対応できます。
シーズンオフにはベースワックスだけしておくというスキーヤーも多いのではないでしょうか?
シーズンが始まったら、ベースワックスの上に滑走ワックスを種類ごと使い分けると、いつでもベストな状態で滑走できます。
コルク
ワックス後の板は、コルクを使用して摩擦熱を発生させ、ワックスを板に擦り込みます。
だから、コルクは握りやすさが重要です。スキーワックス用のコルクは作業しやすいように、指が引っかかる握りやすい形状をしています。
スクレーパー
スクレーパーは表面の余分なワックスを削り取るために使用します。
定規やカードなどで代用もできますが、ワックス用スクレーパーは、サイズや厚みがスキー板への使用にちょうど良く作られています。
使用後はリムーバーやお湯できれいにキープしておくと次に作業しやすくなります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。