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スキー・スノーボードのワックスは、雪質に合わせたものや、形状が異なるものなど、さまざまな種類があります。そのため、なにを基準に選べばよいのか、悩んでしまいますよね。そこで本記事では、ワックスの選び方やおすすめの商品を紹介します!

スキー・スノーボードにワックスを使用するメリット

スキー・スノーボード ワックス

スキー・スノーボードにワックスを塗ると得られるメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 滑りやすくなる
  • ソールを保護してくれる

それぞれ詳しく説明します。

滑りやすくなる

ワックスを塗る1つ目のメリットは、スキー・スノーボードが滑りやすくなることです。

スキー・スノーボードの裏面である、ソールの表面がなめらかになるため、ずらしながら滑る練習がしやすくなります。速度域を上げたいのであれば、より滑りやすくなるワックスを塗りましょう。

ソールを保護してくれる

2つ目のメリットは、摩擦や汚れからソールを保護できることです。

スキー・スノーボードで雪上を滑ると摩擦が起きます。その摩擦が影響し、少しずつソールが削れて毛羽立ってしまうと、滑りが悪くなってしまうのです。

ソールの摩耗や毛羽立ちがひどくなると、修理が必要になることもあります。そうならないためにも、定期的にワックスを塗り、保護しましょう。

スキー・スノーボードのワックスの選び方

スキー・スノーボード ワックス

適したワックスの選び方は下記のとおりです。

  • 雪質・雪温に合わせて選ぶ
  • ワックスのタイプで選ぶ

どのような環境で滑るかによって、最適なワックスは変わります。ワックスの選び方について詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

雪質・雪温に合わせて選ぶ

雪質・雪温の状態を見て、適したワックスを選びましょう。雪温が低い環境なら、氷点下に対応したものを選びます。シャーベット状の雪が多い環境では、0℃以上に対応したワックスか確認してください。

ワックスのタイプで選ぶ

ワックスの種類は、おもに下記の4つあります。

  • 固形タイプ
  • ペーストタイプ
  • スプレータイプ
  • リキッドタイプ

それぞれのタイプ別の塗り方や、おすすめポイントを紹介します。

固形タイプ

ソールにしっかりと染み込み、剥がれにくいのが特徴です。

固形タイプには、ホットワックスとじか塗りワックスの2種類があります。

ホットワックスは、アイロンの熱を利用し、ソールの細かい凸凹に浸透させる塗り方が一般的です。摩擦の少ないソールをつくり、滑走ワックスをなじみやすくするベースワックスとなります。しっかりと効果を発揮するためにも、数十回塗るようにしましょう。

滑る際は、その上から滑走ワックスも塗るため、2~4日ほど滑りやすさが持続します。

一方、じか塗りワックスは、固形のワックスをソールに直接塗り、コルクやスポンジでなじませるものです。ホットワックスよりも簡単に塗れますが、ソールの奥までワックスが染み込みにくいというデメリットがあります。

ペーストタイプ

ポケットに入れて、ゲレンデでの塗り直しができるワックスです。

固形タイプよりもやわらかく、塗りやすさがあります。専用のスポンジを使い、ソールに直接塗りこみましょう。

スプレータイプ

ワックスのなかで最も手軽に塗れるタイプです。その日の天候や、雪の状態に合わせてソールに噴きかけるだけなので、初心者でも使いやすいワックス。しかし、持続性が低いという欠点をもちます。

リキッドタイプ

ホットワックスのような浸透性がある、リキッドワックス。固形タイプに比べて手軽に塗れ、ペーストタイプよりも効果が持続しやすいのがメリットです。

塗る際に必要なものは、スポンジやウエスと、フェルト付きのナイロンブラシなど。100円均一のフェルトをブラシに巻いて使っても問題ありません。スポンジやウエスにワックスを付け、ソールに塗り込みます。

ワックスが浸透したら、フェルトで圧着してください。ブラシで余計なワックスをかき出したあと、最後にもう一度フェルトで磨き上げたら完成です。

おすすめのスキー・スノーボードのワックス6選

スキー・スノーボード ワックス

スキー・スノーボード用のおすすめワックスを紹介します。持続力があるものや、手間を省けるものなどがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

効果を長持ちさせたいときに|固形ワックス2選

ホットワックスのなかでも、短時間で塗れるもの、手入れがラクになるものを紹介します。

DOMINATOR 「RENEW GRAPHITE 400g」

ワックスがけの工数が短縮できるベースワックス。

数十回必要とされるホットワックスを利用したベースワックスがけですが、このアイテムは2~3回の塗布で大丈夫です。やわらかい成分と硬い成分がミックスされており、少ない回数でソールの表面から深部まで浸透します。

短時間でホットワックスをかけたい人は、試してみる価値があるでしょう。

DOMINATOR(ドミネーター) RENEW GRAPHITE 400g
DOMINATOR(ドミネーター) RENEW GRAPHITE 400g

ハヤシワックス 「RMU(レースミッション ユニバーサル)」

マイナス20℃~0℃の雪温に対応したベースワックスです。静電気が発生しにくい滑走剤のため、ソールを保護するだけでなく、汚れやゴミの付着も減らします。滑り終えたあとの手入れを簡単にしたい人は、ぜひお試しください。

HAYASHIWAX ハヤシワックス レースミッションユニバーサル BW-07 ネイビー 80g
HAYASHIWAX ハヤシワックス レースミッションユニバーサル BW-07 ネイビー 80g

楽に仕上げたいときに|簡易ワックス2選

塗るのも手入れも楽に仕上げたい人におすすめできる、簡易ワックスを紹介します。

マツモトワックス 「極楽Paste All Temp」

ポケットに入れておきたい、コンパクトなタイプ。専用のスポンジは、やわらかい面と硬い面の2層でできており、使い分けながら、なじませられます。すべての雪温に対応しているので、ひとつは持っておきたい商品です。

マツモトワックス 極楽ペースト  EASY&SIMPLE WAX
マツモトワックス 極楽ペースト  EASY&SIMPLE WAX

SWIX 「XF SNOWBOARD FLUORO UNIVERSAL XF0220J」

全雪に対応した、リムーバーとワックスが一緒になっている、スプレータイプのワックスです。水気の多い雪上でも滑りやすくなる、フッ素が入っています。ソールが汚れやすい春シーズンに、とくに使いたい商品です。

SWIX(スウィックス) スキー スノーボード ワックス フッ素エアゾール220ml
SWIX(スウィックス) スキー スノーボード ワックス フッ素エアゾール220ml

初めて使う人に|ワックスセット2選

スキー・スノーボード ワックス

ワックス初心者でも使いやすいワックスセットを紹介します。

GALLIUM 「TRIAL WAXING SET」

ホットワックスの塗布に必要なものがすべて入っている、お得なセットアイテムです。アイロンやスクレーパー、3種類の固形ワックスやペーパーなどの消耗品がセットになっています。付属のナイロンブラシは、滑り終えたあとの手入れにも使える便利なアイテムです。

ガリウム Trial Waxing Set
ガリウム Trial Waxing Set

GALLIUM 「GENERALペーストセット」

ペーストワックスに、コルクとリムーバー、ナイロンブラシも付いているセットアイテムです。

ワックスは、塗ることに意識がいきがちですが、滑ったあとの手入れも忘れてはいけません。手入れも重視するなら、まずはこのアイテムの購入を検討しましょう。

GENERAL ペースト Set SX0005
GENERAL ペースト Set SX0005
スキー・スノーボードのワックスを選ぶ方法を紹介しました。ワックスは、滑る日数や雪温、手入れできる時間や環境に合わせて選ぶことが大切です。スキーやスノーボードを長持ちさせるためにも、ぜひ自分の使い方に適した専用のワックスを選びましょう。板を長く大切に使用することで、より愛着が湧き、スキーやスノーボードが楽しくなりますよ。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。