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愛用のスノーボードを長く使うためにも、チューンナップは欠かせません。でも、難しそうだからと、なかなか挑戦できない方も多いでしょう。今回は、自分でも可能なスノーボードのチューンナップ方法を紹介。必要な理由と、お手入れのタイミングも説明します。

スノーボードのチューンナップが必要な理由

スノーボード チューンナップ方法

チューンナップとは、スノーボードの性能を維持・改善するための作業のことです。

下記に、チューンナップが必要な理由を2つご紹介しますね。

滑走性能を引き出せる

チューンナップをすると、板がもっている滑走性能を引き出せます。よりスムーズに滑れるようになり、操作性が向上しますよ。

本来のライディングができるため、レベルアップにもつながるでしょう。

板が長もちする

チューンナップを定期的に行うと、板が長もちします。とくに、ボードに傷や割れがある場合は、早めの修復が大切。濡れたまま放置すると、水が芯まで浸み込んで、スノーボードが劣化してしまいます。

長く使うためにも、板の両面をチェックして、傷んだ部分がないかをチェックしましょう。具体的なメンテナンス方法については、後述しますので確認してみてください。

スノーボードのチューンナップをするタイミング

スノーボード チューンナップ方法

「チューンナップはいつ行うのだろう?」そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。

シーズン中の定期的なメンテナンスに加えて、チューンナップを行うべきタイミングを説明します。

【新品】プレチューンナップを行う

プレチューンナップとは、新品のスノーボードに行う作業のこと。ワックスやエッジ調整といった、基本的なチューンナップを行います。未実施の場合、ボードがもつ本来の滑走性が発揮できないでしょう。

なお、メーカーによっては、プレチューンナップ済みの状態で販売されています購入時のサービスとして、ショップが行ってくれる場合もあるでしょう。新品を購入するときは、プレチューンナップ済みかどうか、忘れずに確認してくださいね。

【シーズン前】快適に滑るために行う

シーズン前のお手入れは、ボードの性能を取り戻して、快適に滑るために行います。シーズンインに備えて、サビ落とし・ワックス塗布・ビンディング調整・エッジ研磨などのチューンナップをしましょう。

事前にメンテナンスしておけば、スキー場のオープンにあわせて、いつでもゲレンデに行けますね。

【シーズンオフ】スノーボードの保護のために行う

シーズンオフに入ったら、板を保護するためにチューンナップします。傷・割れなどを放置すると、スノーボードの劣化が早まるため、保管前にボード全体をチェックしてくださいね。

とくに、エッジに付いた汚れは要注意!サビ・汚れをしっかり落として、サビ止めを塗っておくのがおすすめです。メンテナンスをしてから保管することで、大切な板を劣化から守り、性能を維持できるでしょう。

自分でもできる!スノーボードのチューンナップ方法

スノーボード チューンナップ方法

チューンナップは特殊な道具を使用したり、職人の技術が必要だったりと思いがち。しかし、なかには自分でできる方法もありますよ。

ここからは、お手軽なスノーボードのチューンナップ方法を5つご紹介します。お手入れをする理由とあわせて、チェックしてください。

①トップシートを掃除する

まずはトップシートの手入れをしましょう。トップシートとは、スノーボードの板の表側のことで、ビンディングが付いているほうの面をさします。

トップシートが汚れていると、雪が付着しやすくなることも。滑走にはあまり影響しませんが、ボード上の雪をはらう手間を省くため、ときどき掃除をしましょう。

お手入れに必要な道具は、リムーバーとタオルだけです。掃除をする前に、ドライバーでビンディングを外しておくのがおすすめ。準備ができたら、トップシート全体にリムーバーを吹きかけ、しばらく置いたら、タオルで拭き取ってくださいね。

もしビンディングのネジ穴に砂や汚れが詰まっていたら、取り除いておきましょう。

マツモトワックス スノーボードリムーバー
マツモトワックス スノーボードリムーバー

②エッジのサビを取る

エッジのサビを取るのも大切なチューンナップです。サビがついたままだと、スピードが出にくくなります。ターンの際に雪面に引っかかり、逆エッジの原因になることも。また、サビを放置すると、広がって落としにくくなるくなるため、こまめにサビ取りやサビ止めを行いましょう。

まず作業の前に、こすったカスで床が汚れないよう、新聞紙を敷いておきます。次に、ヤスリを使ってサビを落としてください。最後に、サビ止めをエッジ全体に塗り、乾くまで置いたら完了です。

スキーゴー Q4エッジ・サビ止め
スキーゴー Q4エッジ・サビ止め

③ソールの傷を補修する

ソールに傷を見つけたら、必ず補修しましょう。傷をそのまま放置すると、水が浸み込み、板の芯材が腐ってしまう可能性があります。傷が小さく浅い場合は、自分で補修できますが、大きくて深いときは、無理せず専門業者に頼んでくださいね。

自分で修復する場合は、リペアキット・スクレーパー・サンドペーパーを用意しましょう。

はじめにリペアキットをライターなどで溶かし、傷口に垂らして、固まるのを待ちます。固まったら、凸部分をスクレーパーで削り、平らにしましょう。凸が残るようなら、サンドペーパーでならすときれいに仕上がりますよ。

TOKO リペアキャンドル
TOKO リペアキャンドル
GALLIUM スクレーパー
GALLIUM スクレーパー
GALLIUM サンドペーパー #150
GALLIUM サンドペーパー #150

ソールの汚れを落とす

ソールの汚れ落としも行っておきましょう。普段より滑りが悪いと感じたら、ソールが汚れている可能性があります。
軽度の汚れなら、ソールをタオルで拭くだけでOK!落としにくい汚れはスクレーパーやブラシを使って、こすり落としましょう。

それでも汚れが目立つ場合は、専用リムーバーを使うのがベスト。スプレーして布で拭くだけで、簡単に汚れが落とせますよ。快適に滑走するためにも、ソールはきれいにしておきましょう。

UNIX 滑走面メンテナンス用 上質馬毛ブラシ
UNIX 滑走面メンテナンス用 上質馬毛ブラシ
UNIX スキー・スノーボード用 リムーバー
UNIX スキー・スノーボード用 リムーバー

⑤ワックスを塗る

板の滑りをスムーズにするために、ワックスを塗ります。スノーボード用のワックスには、おもに次の4種類がありますよ。

  • 固形タイプ
  • ペーストタイプ
  • スプレータイプ
  • リキッドタイプ

はじめての方には、手軽に使えるペーストタイプがおすすめ。使い方は、板の汚れを落としてから、専用のスポンジを使って、ソール全体に塗っていくだけと簡単です。ポケットサイズのワックスなら、ゲレンデでも塗り直しができるのがうれしいですね。

なお、ワックスの効果を持続させたい方は、専門業者にホットワックスを依頼しましょう。

GALLIUM GENERAL ペーストワックス
GALLIUM GENERAL ペーストワックス

スノーボード用のワックスについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
スキー・スノーボードを長持ちさせるワックスの選び方と使用方法

今回は、自宅で手軽にできる、スノーボードのチューンナップ方法を紹介しました。チューンナップを怠ると、買ったばかりの板でも劣化が早まります。また、普段どおりの滑りができず、技術向上の妨げになることも。快適にスノーボードを楽しむなら、こまめにメンテナンスしましょう。この記事を参考に、ぜひチューンナップに挑戦してみてくださいね。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。