スキムボードに必要なもののひとつがワックス。快適に楽しむためにワックスは大切なアイテムなのです。ベストなワックスを使うことで、上達するスピードもアップします。今回はスキムボードのワックスの種類や選び方、おすすめのワックスを紹介します。

スキムボードのワックスとは?

スキムボード ワックス

スキムボードには、異なる目的で2種類のワックスが必要です。それぞれのワックスの役割や特徴について詳しく解説していきます。

表面のデッキ部分に塗るワックス【滑り止め】

スキムボードの表面には、足を乗せるデッキパッドがあります。走りながらテイクオフするとデッキパッドから足がずれてしまうことも。

濡れている足でつるつるしているボードに飛び乗ると滑ってしまい思わぬ怪我に繋がることもあります。スキムボードのデッキには滑り止めのために必ずワックスを塗るようにしましょう。

デッキ部分のワックスはトップコートとベースコートの2種類があります。

ベースコートはトップコートを剥がれにくくするためのもの。そのため、毎回塗る必要はありません。トップコートはスキムボードをする前に毎回塗り込む必要があります。

初心者は、どこに足がつくかまだ定まっていないため、デッキパッド以外の部分にまんべんなく塗ることをおすすめします。

トップコートを塗ることでグリップ力が増し、滑りにくくなります。

裏側に塗るボトムワックス【滑走用】

スキムボードはサーフィンやボディボードと違い、裏面で摩擦が起きやすく、ボードの保護のためにも裏側(ボトム)にもワックスを塗ることが大切です。

波打ち際の砂や薄い水面に対応できるように、ボトムワックスはしっかり塗りましょう。ボトムワックスを塗ることでさらに水面を滑りやすくなり、届かなかったなみまで行けることも。

スムースなライディングのためにボトムワックスは欠かせません。

スキムボードのワックスのタイプは3種類

固形タイプ

固形タイプはグリップ力をアップさせるデッキ面で主に使われます。

ベースコートは通年使用可能ですが、トップコートは季節や水温に合わせて使い分ける必要があります。

季節や水温にあったものを選ばないと、ベトベトになってしまったり逆に滑りやすくなってしまうので、その時に適したものを使うようにしましょう。

ベースコートはトップコートがしっかりつくように、均等にワックスのダマを作っていくのがポイント。この工程が、グリップ力をよくする鍵になります。

トップコートはベースコートの上からその都度塗り広げます。

スプレータイプ

スプレータイプのワックスも主にデッキ面に使うワックスとして使用されます。持ち運びも簡単で、ボードにスプレーを数回かけるだけで完了するので、手軽さが魅力の一つです。

ペーストタイプ

ペーストタイプのワックスは主にスキムボードのボトムワックスとして使用されます。半練り状なので扱いやすく、コスパがいいのでおすすめです。

 

スキムボードのワックスのかけ方

スキムボード ワックス

固形タイプの塗り方 

初めてワックスを塗る場合や季節の変わり目には、ベースコートを先にデッキ面に塗ります。

ベースコートは格子状に線を引くように塗り広げ、その後円を描くように上からワックスを重ね塗りしていきます。この時、均等にダマを作ることがポイントです。

トップコートは、ベースコートの上から円を描くように塗りましょう。トップコートは、その都度塗るのでベースコートの1/3ほどの量で大丈夫です。

スプレータイプの塗り方

スプレータイプはよく振り、20〜30㎝ほど離れたところから2、3回吹き付けて柔らかい布などで伸ばしていきます。

ペーストタイプの塗り方

柔らかい布やウエスなどで円を描くようにボトム面に塗り込みます。ワックスを一度を塗布して乾かした後、もう一度塗るとワックスの持ちがアップしますよ。

前回塗ったワックスは剥がすべき?

表面のトップコートはボードに乗っている間に取れてしまいますが、ベースコートは残っているので定期的にベースコートを剥がしメンテナンスをすることが大切です。

ベースコートも時間が経つと剥がれたり汚れが付着することでグリップ力が弱くなります。

前に塗ったワックスを剥がさず上から塗ってしまうとゴツゴツしてしまい剥がす作業も大変になってしまうので、塗り直す時はスクレーパーで削り取り、リムーバーを使用して拭き取りましょう。

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Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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