マラソンでふくらはぎに起こるトラブルについて
ランニングをするとき、ふくらはぎは非常に重要な役割をしています。それだけにマラソンなどの長距離を走りふくらはぎが疲弊すると、さまざまなトラブルを引き起こす要因になることも。
具体的にどういったトラブルが起こるのか解説します。
ふくらはぎの肉離れ
マラソンなどの長距離を走ると、ふくらはぎの筋肉が硬直して、場合によっては筋肉が断裂することがあります。これが肉離れという症状です。
ふくらはぎの筋肉痛
走るとき、ふくらはぎは休むことなく伸縮を繰り返しているため、長距離を走ると筋肉痛になりやすくなります。
とくにつま先で着地して走るフォアフット走法の場合は、ふくらはぎへの負担が大きいといわれています。
マラソンにおけるふくらはぎサポーターの役割
マラソンでふくらはぎにサポーターを装着する役割について説明します。
- ケガの予防
- 疲労を抑える
- パフォーマンスを高める
役割①:ケガの予防
サポーターで適度に締めつけることで、ふくらはぎの筋肉を正常な位置にとどめ、肉離れなどのケガの予防に役立ちます。
役割②:疲労をおさえる
サポーターを装着することで、ふくらはぎの無駄な動きを少なくできるため、筋肉疲労を最低限におさえることができます。
また、ふくらはぎサポーターは、体温調節の機能もはたします。冬場は寒さからふくらはぎの筋肉を守って筋力低下をおさえ、夏場は効率良く汗を蒸発させて体温の上昇を防いでくれます。
役割③:パフォーマンスを高める
ふくらはぎサポーターを装着することで、筋肉疲労や疲労物質の蓄積をおさえることができるので、ランニングのパフォーマンスを高めることにつながります。
とくにマラソンのような長い距離を走る場合、ふくらはぎサポーターがあるのとないのとでは、大きな違いが生じるので、重要なアイテムといえるでしょう。
マラソンのときに装着するふくらはぎサポーターの選びかた
ふくらはぎサポーターの選びかた①:サポート力
適度な締めつけ力でしっかりふくらはぎの筋肉をサポートするサポーターを選ぶようにしましょう。締めつけ力が強すぎても弱すぎてもいけません。
ふくらはぎサポーターの選びかた②:素材
すばやく汗を吸って蒸散させる素材を選ぶことが大切。マラソンに使用するカーフタイツのほとんどは、吸汗速乾性能にすぐれたポリエステル素材で作られています。
ふくらはぎサポーターの選びかた③:つけ心地
マラソンコースの42.195kmを走破してもズレたり、外れたりしない、つけ心地の良いサポーターを選ぶことも重要です。
おすすめの膝サポーターもこちらでご紹介しているのでご参考ください。
マラソンにおすすめのふくらはぎサポーター
上記のマラソンにおけるサポーターの役割や選びかたをふまえて、おすすめのアイテムを紹介します。
スキンズ A400 パワーカーフ タイツ
ふくらはぎのポンプ機能を高めるために開発されたハーフタイツ。筆者もマラソンで使用したことがありますが、締めつけ力があり、ふくらはぎの筋肉をしっかりとサポートしてくれます。
ザムスト(ZAMST) 段階式着圧ストッキング カーフコンプレッション
ザムストは、医療メーカーとして整形外科向けの商品を開発してきたブランド。スポーツ向けのケアサポートに特化しています。
シーダブリューエックス/ワコール ふくらはぎ用 スピードモデル サポーター
女性下着メーカーであるワコールならではの開発力によって、サポートラインの縫い目をなくし、快適な履き心地を実現しています。
ゴールドウイン カーフスリーブ
一般医療機器として研究開発された段階着圧設計のカーフスリーブ。適度な締めつけ力(コンプレッション)により、マラソンにおけるパフォーマンスの向上をはかります。
吸汗速乾性能にすぐれたナイロンベースの素材を採用し、肌面には滑り止めの作用がある生地を使用。マラソンなどの長時間の運動に最適です。
ミズノ バイオギア BGカーフ ふくらはぎ用
サブ3やサブ4といったマラソン上級者向けに開発されたBG8000IIの機能を受け継いだバイオギアシリーズ。マラソンなどの長距離走におすすめです。
ライター
Greenfield編集部
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