滑るその前に、動的ストレッチを!
準備運動の大切さは、子供の頃から様々なシーンで学んできました。プールで泳ぐ前には準備体操、部活でもまずは準備運動から。
もちろんスキーも同じ、準備運動はケガを防ぐために重要です。準備運動といえば、ストレッチ!筋肉を伸ばして、しばらくキープ、可動域を広げます。
でもこのストレッチ、最近ではちょっと違った方法がより効果的だと言われています。
じわっと伸ばすストレッチは「静的ストレッチ」と呼ばれ、伸ばした筋肉が元通りの収縮性を取り戻すのに少し時間がかかるんだとか。
だから運動する直前に行っても、ケガを予防する効果はあまりないんだそうです。
その場でもも上げしたり、軽くランニングしたりして身体をほぐし、温める「動的ストレッチ」がウォーミングアップにはいいそうですよ。
サッカーやフィギアスケートの選手が試合直前に走ったり飛んだりしているのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
準備運動の順番としては、静的ストレッチ→動的ストレッチの順でするのがベストなんだそうです。
運動前にこれだけほぐしておけば、ケガの予防はもちろん、滑り始めからのパフォーマンスも期待できそうですね!
ヘルメット人口増加中!
ヘルメット、被っていますか?
なんだか大げさで気が引ける、という方もいるかもしれません。ジャンプもレースもしないし、急斜面には行かないし必要がないかも………
でもヘルメットはどこでも被った方がいいんです!
緩斜面で転倒したときと急斜面で転倒したとき、緩斜面の方がより「痛い!」と感じたことはありませんか?斜度がない分、転んだときの衝撃が斜面に逃げていかないのです。
バーンの凸凹に足を取られたり、エッジが引っかかったり、不意に緩斜面で転倒して頭を打つことって結構あります。
頭を打つと、そのときは大丈夫だと思っていても、後になって重篤な症状が出ることもありますし、怖いですね。
大事な頭部を守るのがヘルメットの一番の仕事ですが、意外と他にもいいことがあります。
ゴーグルが曇りにくいし、雪が降っているときも髪が濡れなくて暖かい!軽いモデルを選べば、被っていて首が疲れるなんてこともありません。
何より、暖かいですね。ウエアに合わせて色や形を選ぶ楽しみもありますね。
お好みのステッカーを貼って自分だけのオリジナルヘルメットにしちゃうのもいいかもしれません。
スノースポーツが盛んな国から日本に滑りに来た外国人スキー客は、かなりの確率のヘルメット装着率です。日本でもこれからもっとヘルメット人口は増えていくでしょう!
各種プロテクターでハートも強くなる?!
大事な頭部はヘルメットで守れますが、ボディはどうでしょう?背中、お尻・・・色々なプロテクターがあります。
脊椎パッド、バックプロテクターは亀の甲羅のような形状で背骨を守ってくれますし、お尻はヒッププロテクター、いわゆるケツパッドが尻餅をついても痛さや冷たさから守ってくれます。
フカフカの雪ならともかく、アイスバーンで転ぶと本当に痛くて嫌になりますよね。転ぶのが怖くて腰が引けてしまって、いつもならスムーズにできるはずのターンで引っかかって、また転んで悪循環になってしまったり。
プロテクターを装着していると、そんな無用な恐怖心を薄めてくれます。
転ばない、が一番ですが「転んでも痛くない」というのは、スキー上達、そして新しいチャレンジへのハードルを少しだけ下げてくれるのかもしれません。
同じ部位を守ってくれるプロテクターでも、ウレタン素材のソフトタイプや、プラスティックでがっちりガードしてくれるハードタイプ、長さや形状も商品によって少しずつ違いがあります。
装着してみると窮屈さや動き辛さを感じることがあるかもしれませんので、色々試着して自分好みのものを探してみてはいかがでしょうか?
運動後のクールダウンには静的ストレッチと優しくマッサージを
スキーした次の日、日常生活に支障があるほどの筋肉痛になることはありませんか?運動前の準備運動はケガの予防だけでなく、筋肉痛の予防にもなります。
そして準備運動と同じくらい大切なのが、運動後のクールダウンです。スキーの後は、反動をつけずにじっくりと伸ばす静的ストレッチをして、筋肉をクールダウンさせてあげましょう。
スキー後は温泉へ直行!という方も多いのではないでしょうか?スキーの後は、ぬるめのお湯に浸かって、優しく、気持ちがいい程度にマッサージするとよいでしょう。
筋肉が炎症を起こしていたり損傷したりしていた場合、熱いお湯や強すぎるマッサージでは悪化させてしまうことも。
あとは、筋肉の主成分タンパク質、疲労回復効果のあるビタミンB1やクエン酸等が含まれた食事や飲み物を摂れば、きっと何日間も続く辛い筋肉痛とは無縁でいられるでしょう!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。