奄美大島はこんなところ
奄美大島は、鹿児島県と沖縄の間に位置する奄美群島にある島です。
奄美群島のなかでもっとも大きな奄美大島は、本州をのぞく離島のなかで5番目の面積を有しています。
年間を通して気温の変化の少ない亜熱帯気候で、年平均気温は20度強。
そんな奄美大島ではマリンスポーツが盛んで、とくにサーフスポットやダイビングスポットとしての人気が高く、多くのサーファーやダイバーが集まるエリアです。
ほかにもホエールウォッチングやマングローブカヌー、原生林トレッキングなど、奄美の大自然を満喫できるアクティビティを豊富に楽しむことができます。
奄美群島が国立公園に指定
環境省は2017年に奄美群島を34番目の国立公園に指定し「奄美群島国立公園」が誕生しました。
奄美群島は奄美大島のほか、加計呂麻島、与路島、請島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の8つの有人島から構成されるエリアです。
国内最大規模の亜熱帯植物の樹林。
特別天然記念物の指定されているアマミノクロウサギを代表とするたくさんの固有動植物。
サンゴ礁の美しい海。
奄美地方に伝わる伝統文化などが、国立公園にふさわしいと判断されたのです。
奄美大島の行き方
かつて奄美大島へ行くには鹿児島や那覇から飛行機を乗り継ぐか、フェリーを使って渡る方法が一般的でした。
しかし、2014年から羽田空港や伊丹空港からLCC(格安航空会社)の直行便が就航されるようになり、アクセスがとても便利になりました。
東京からだと片道2時間半程度で行くことができ、沖縄に代わる穴場のリゾート地として注目を集めています。
奄美大島の人気アクティビティ
奄美大島は日本版「天国に一番近い島」と呼ばれることもあり、その魅力は国立公園に指定されたほどの手つかずの自然です。
さまざまなアクティビティを通して奄美大島がもつ大自然のすばらしさを再確認できるでしょう。
マングローブカヌーツアー
奄美大島の住用村には71ヘクタールもの広さを誇るマングローブ原生林があります。
そして、さまざまな種類のマングローブが無数に生い茂る杜のなかでカヌーツアーを楽しむことができます。
ツアー出発前にパドルの漕ぎ方のレッスンがあるので、カヌーに乗るのが初めてという人でも安心してツアーに参加できます。
原生林トレッキング
奄美大島には、手つかずの亜熱帯広葉樹が多数残っている金作原(きんさくばる)原生林があります。
樹齢数百年をゆうに超える巨木の数々、そして杜のなかには国指定天然記念物の稀少な生物も多数生息しています。
金作原原生林トレッキングをするときは、貴重な自然環境を破壊しないためのローカルルールを厳守し、必ずガイド付ツアーを利用しなければいけません。
ナイトツアー
ナイトツアーでは、奄美大島に生息するアマミノクロウサギやイシカワガエルなどの珍しい天然記念物や夜行性動物などを4WDのジープに乗って見に行きます。
「東洋のガラパゴス」と呼ばれる奄美大島の自然を体験できるツアーです。
また、天気が良ければ、天の川(ミルキーウェイ)や南十字星(サザンクロス)まで見ることができます。
その他
そのほかにも奄美大島には人気の観光スポットや人気の郷土料理がたくさんあります。
ハートロック
赤尾木集落にある、干潮のときにだけ姿を現すハート型の潮だまりが「ハートロック」です。
撮った写真を携帯の待ち受けにすると恋が叶うという噂が広がり、恋愛のパワースポットとして話題になりました。
龍の目(ドラゴンアイ)
龍郷町にある「かがんばなトンネル」に、春と秋の数日間だけ夕日がすっぽりと入る神秘的な光景を見ることができます。
シルエットが龍のように見えることから「龍の目(ドラゴンアイ)」と呼ばれ人気のパワースポットになっています。
鶏飯(けいはん)
鶏飯(けいはん)は、奄美地方で親しまれている郷土料理のひとつです。
白いご飯に、ほぐした鶏肉、錦糸卵、シイタケ、パパイヤ漬けなどの具材をのせ、鶏肉のだし汁をかけて食べる料理です。
奄美大島の地酒である黒糖焼酎を飲んだあとでも、お茶漬けのようにサラっと食べられます。ぜひ召し上がってみてください。
奄美大島のマリンスポーツ
奄美大島はサーフィンやダイビングといったマリンスポーツがとても盛んなエリアです。
サーフィン
奄美大島の手広海岸には、過去に世界大会が開催されたコンディションの良いサーフスポットがあり、全国から多くのサーファーが訪れます。
トイレやシャワーといった施設も併設されており、ローカルのサーフショップでは体験レッスンやボードレンタルもできます。
運が良ければサーフィン中にウミガメに出会えることもあります。
※以下の動画は手広海岸のサーフスポットをドローンで撮影したものです。
ダイビング
奄美大島を含む奄美群島はダイビングスポットとしても非常に人気の高いエリアです。
奄美大島ではサンゴ礁が豊富で、最近では新種の「アマミホシゾラフグ」が描くミステリーサークルが話題になりました。
内海では流れもほとんどなく、初心者や体験ダイビングも安心して楽しむことができます。
また、ホエールウォッチングも盛んで、クジラと一緒に泳げるホエールスイムも楽しめます。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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