秋からのサーフィンのススメ
たくさん海で遊んで、水着でサーフィンができた夏が終わって、なんだか寂しい気分になっていませんか。
サーフィンの季節はまだまだ終わってはいません。
実は秋からがサーフィンのスキルをアップさせるには絶好の季節なのです。
秋になると海水浴場も終了して、夏のような賑やかさはなくなります。
海へ遊びに来る人も天気がすごく良ければ9月頃までは海水浴に来る人もいますが、9月以降は天気があまり良くない日は海にいる人はまばらになります。
サーフィンの練習には混雑している海よりも、空いている海の方がいいものです。
波が良くて、人が少ないなら、たくさんの波に乗って練習することができます。
そして、秋は何より一般的に嫌われ者の台風が多くやって来る季節になります。
台風は直撃するのは問題がありますが、やって来る前や、去って行った後に入る波のうねりが良い波を作ってくれることが多いのです。
もちろん、波のサイズがあることが考えられるので、スキルに合わせて波乗りをするポイントを選ばなくてはいけませんが、サーフィンの練習ができる波がある可能性があります。
必要な道具とは
秋からのサーフィンで夏とは違うところは、ウエットスーツです。
夏は水温も暖かいので、水着や、タッパ、スプリングでもサーフィンするには問題ありません。
しかし、秋になると外気が下がり、時間差で水温も下がってきます。
この時間差とは、その年にもよりますが約2ヶ月ほど水温が下がるまでタイムラグがあります。
一般的には認知度は低いですが、サーファーの間では常識ですね。
ここで必要なのが、ロングスリープスプリング、シーガル、そしてフルスーツになります。
ロングスリープスプリング、いわゆるロンスプは、長袖半ズボンのスタイルです。
外気が涼しくなっても、水温が暖かい時に使うことができます。
シーガルは、半袖長ズボンのスタイルです。
足元から冷えやすい人は、ロンスプの時期もシーガルを選ぶといいでしょう。
また、サーフィンは腕でパドルするので、袖が短い方がやりやすいものです。
サーファーはロンスプよりもシーガルを選ぶ人が多いかも知れません。
出典:GO!ISLAND
そして、フルスーツは長袖長ズボンのスタイルですが、水温がかなり冷たくなる12月くらいまで使うことができます。
また、関東以南では、4月頃から使うことができ、もっともよく使うウエットスーツともいえます。
出典:surf media
他に必要なのは、やや太めのリーシュコードです。
波が大きくなると力が強くなります。
小さい波なら比較的力がないので細めのリーシュコードでも問題ありませんが、大きめの波だと力があるので細いものだと切れてしまう危険があります。
リーシュコードは命綱だと思って、新しくて、しっかりとしたものを使うようにしましょう。
サーフィンのはじめ方
秋から初めてサーフィンをはじめるなら、必ずサーフショップに行くようにしましょう。
今はインターネットでも道具を揃えることができますが、初心者には初心者が波に乗りやすいように工夫された道具があります。
それはインターネットを見ただけの情報ではわかりません。
サーフショップでは波乗りの先輩として道具のことや波のことなどを必ず親身に教えてくれるので、遠慮なく訪ねるようにしましょう。
単独で道具を揃えて海に行くよりも、サーフショップを訪ねてアドバイスしてもらうこと、そして、初心者に合わせた道具からはじめて、情報を聞く方が早く上達します。
秋からのサーフィンの楽しみ方
秋からのサーフィンは、夏のような騒がしさや盛り上がりはないかも知れませんが、夏よりも着る服が増える為ファッションも楽しむことができますね。
また、寒い日には海上がりの冷えた体に温かいラーメンなどのグルメが体に染み渡ります。
サーフポイント周辺のご当地グルメも、夏の混雑が嘘のように名店の食事にスムーズにたどり着けます。
海の雰囲気も波も風も、夏には感じない秋特有の感覚が感じられるようになります。
そして、日が短くなる分、一日中海で過ごすことができる日は、朝日から夕日までの景色の変化も楽しむことができるでしょう。
秋は、夏のように思いっきり楽しむということよりも、ゆっくり時間の流れを楽しむというような大人な感覚で楽しむ季節なのかもしれません。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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