寒さが厳しい北海道の冬、子どもたちが外で安全に楽しく遊ぶためには、適切な装備と準備が欠かせません。冬の外遊びは楽しい反面、低体温症などの危険も伴います。本記事では、北海道の冬遊びに適した装備や注意点を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
冬の北海道を満喫!外遊びのアイデア
冬の北海道を少しでも満喫するために、おすすめの外遊びのアイデアをご紹介します。子どもと一緒に、思う存分冬の外遊びを楽しみましょう。
ママお手製のソリで!「ソリ遊び」
北海道の冬を満喫するのに欠かせないのがソリ遊びです。北海道には大半の公園に雪山があるので、気軽にソリ遊びを楽しむことができます。もちろん、スキー場に行ってもOKですが、スキー場によってはソリが使用できないこともあるので気をつけましょう。
ソリを購入するとなると、躊躇してしまう方が多いのではないでしょうか。また、一般的なソリは車の中や交通機関を使う際にはかさばってしまいます。
そこでおすすめなのが「米袋で作るそり」です。北海道の保育園や幼稚園では、必須アイテムとして知られています。大きめの鞄に入れれば持ち運びにも便利ですし、家にあるものだけで作ることができますよ。
作り方はとても簡単。10キロの空の米袋にタオルで包んだ段ボールをいれて、ガムテームを貼り、持ち手にするすずらんテープをつければOKです。手軽に作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。
親子で本気対決!「雪合戦」
子どもが大きくなれば、雪合戦で思う存分楽しむのも一つの手です。子どもと本気で戦う雪合戦は、忘れられない思い出になるでしょう。
雪質によっては雪玉が固くなってしまうことも多いので、「顔はなし」などのルールを設けておくことをおすすめします。怪我に気をつけながら、雪合戦を楽しみましょう。
小さい子でも楽しめる「雪でお絵描き」
雪が降ったあとに楽しめるのが、雪でお絵描きです。冬になると家の前には雪だるまやかまくら、そしてお絵かきがある家庭も多く見られます。保育園や幼稚園では、冬になると薄めた絵の具をじょうろに入れて、カラフルにお絵描きするところも。
カラフルなお絵描きは場所が限られますが、雪の上から指でなぞってお絵描きするだけでも十分に楽しめます。上手に描くために手袋を脱いで描く方もいますが、その後指が大変なことになるので気を付けてくださいね。
冬の外遊びの必須アイテム
ここでは、冬の外遊びの必須アイテムをご紹介します。北海道の冬を思う存分楽しむには欠かせないアイテムばかりなので、ぜひ参考にしてください。
スキージャンパー
雪遊びを思い切り楽しむならスキージャンパーは欠かせません。地域によっては、「つなぎ」や「シャカシャカジャンパー」などともいいます。子どもはもちろんのこと、大人も着ておくと躊躇なく楽しめますよ。
北海道の冬では、大人も着ている人がほとんどです。スキージャンパーがないと、全身が濡れてしまうので大人の分も用意しておくと良いでしょう。
手袋や帽子
雪遊びのとき、手袋は必ず着けておくようにしましょう。毛糸の手袋は雪がついてしまうため、防水タイプの手袋がおすすめです。
手袋は紛失してしまうことも多いアイテムです。とくに子供用の手袋は、ひも付きのものを用意しておくとなくす心配がないでしょう。帽子は必須ではありませんが、かぶっておくと安全面や髪の毛が濡れずに防寒対策になります。
ただし、子どもは雪遊びをしている最中に汗をかいてしまい、途中で帽子を脱いでしまうこともあるでしょう。そんなときのために、タオルやハンカチなども持参しておくと安心です。
スノーブーツ
雪遊びをする際は、ムートンなどの靴ではなくスノーブーツを用意しておくことをおすすめします。スノーブーツは丈が長く、靴の中に雪が入るのを防いでくれます。
また、スノーブーツにつける雪カバーをつけておくと、靴のなかに雪が入るのを完全に防ぐことが可能です。雪カバーは、北海道の幼稚園や保育園では必須のアイテムで、子どもの冬遊びには便利です。
ソリ
雪遊びをする際に欠かせないのが「ソリ」です。ソリを持って公園に行けば、飽きることなくずっと子どもたちは遊んでくれます。
近年では、さまざまなタイプのソリが販売されており、ハンドルや背もたれが付いているものも。公園などに行くと、変わったソリを持っている子もいて、見ているだけでも楽しめます。
ソリの形状によってはNGな公園もあるので、事前に確認しておくようにしましょう。
雪玉製造機
雪玉製造機は、簡単に雪玉を作ることができるアイテムです。近年は100円均一でも購入でき、多くの方が持っています。
シンプルなものや可愛らしい見た目のものなど、幅広い種類が販売されています。ちなみに、筆者はまだ購入できていませんが、子どもにせがまれているため購入する予定です。
冬の北海道で外遊びをする際の注意点
最後に、冬の北海道で外遊びする際の注意点についてお伝えします。
手足のしもやけ対策をする
雪遊びをする際は、手足のしもやけ対策をおこないましょう。しもやけの要因は「湿気」です。雪遊びをして濡れたままにしておくと、水分が蒸発して冷え血行が悪くなってしもやけが起きます。
一番の対策は、靴の中に雪が入らないようにすることと、防水性のあるものを身につけることです。また、遊び終わったらすぐに着替えをして、体をしっかりと温めることも忘れてはいけません。
着替えを持参する
雪遊びを思いきり楽しんだ後、子どもが風邪を引いてしまうこともしばしば。風邪を引かせないためには、汗をかいたあとなるべく早めに新しい服に着替えさせてあげることが大切です。
遊んでいる最中は、汗をかいて暑いかもしれません。しかし、その後も濡れたままの服でいると、体が冷えてしまいます。汗をかくことを前提に、着替えを用意しておきましょう。
重ね着のしすぎに注意する
北海道の冬は寒いと思い、何着も重ね着をしようと思う家庭も多いのではないでしょうか。体温調節機能がまだ未熟な小さな子どもは、気温によって体温が変動しやすいので、適度な防寒は必須です。
しかし、厚着をしてしまうと、熱がこもって体温が上昇しすぎるリスクもあります。また大人と異なり、子どもは運動量が活発です。気温が1桁台であっても、雪遊びで体を動かせば体温が上昇しやすくなります。
大人が寒いと感じる気温であっても、子どもは暑いと感じることも多いため、重ね着のしすぎには気をつけましょう。どうしても気になる場合は、脱ぎやすいパーカーなどを選び、体温調節がしやすい服装にすることをおすすめします。