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テント泊登山では、テントマットが欠かせません。しかし素材や種類がさまざまあり、選ぶのが大変です。そこで今回は、荷物を軽量化したい人に向けて、おすすめのテントマットを紹介します。選び方のポイントもありますので、ぜひ参考にしてください。

登山向け軽量テントマットを選ぶコツ

2023年 登山用軽量テントマット

テントマットは、登山時に背負って運ぶため、軽量かつコンパクトなタイプが向いています。ここでは、軽量のテントマットを選ぶポイントを4つ紹介します。

①収納時のサイズで選ぶ

登山で使用するテントマットは、収納時のサイズをチェックして選びましょう。登山では、コンパクトに収納できるエアーマットがおすすめです。空気を抜いて小さく折りたためるので、ザック内のスペースをそれほど必要としません。

ただし、厚さ・長さがあるタイプは、収納時のサイズが意外と大きくなります。寝心地を考慮しながら、サイズを選ぶとよいでしょう。

②空気の入れ方で選ぶ

エアーマットの場合、空気を入れて使いますが、種類によって入れ方が異なります。空気を入れる方法には、おもに次の2つがあります。

  • 直接空気を吹き込んで入れるタイプ
  • 付属の袋がエアポンプになっているタイプ

それぞれのメリットとあわせて、ひとつずつ説明します。

直接空気を吹き込んで入れるタイプ

口で直接吹き込むため、追加のポンプや袋が不要です。装備を最小限に減らせるところがポイント。また、ポンプの取り付け・取り外しなどの手間がかからないため、初めて使う人でも簡単に扱えるでしょう。

ただし、自力で空気を入れるので、テント場で少し労力が必要な点がデメリットといえます。

付属の袋がエアポンプになっているタイプ

ポンプや付属の袋を使用して、空気を入れるタイプです。作業がラクになり、時短できるところがメリット。登山中は、時間や体力が貴重な資源です。登山中の疲労を軽減したい人に、おすすめのタイプといえるでしょう。

③防寒性をあらわす「R値」で選ぶ

寒がりな人は、保温性を考慮してマットをチョイスしましょう。地面からの冷気を、どれだけ遮断できるかの指標となるのが「R値」です。この値が高いマットほど、保温性に優れているといえます。

以下に、一般的なR値の範囲をまとめましたので、参考にしてください。

R値

想定季節 用途
1.0以下 夏季 暖かい気候や小屋泊での使用
1.0〜3.0 3シーズン 春から秋までのテント泊・小屋泊
3.0〜5.0 冬季 冬季のテント泊(厳冬期のぞく)
5.0以上 厳冬期 寒冷地や雪山でのテント泊

なお、これらのR値はあくまでひとつの目安です。寒さの感じ方は人それぞれでしょう。寝袋やシュラフとの組み合わせや、地面の温度・湿度などによっても、実際の快適さは異なります。

登山をする環境や季節、自分の寒がり度合いを考慮して、適切なR値のマットを選びましょう。寒い季節には、R値が高いマットと断熱性に優れた寝袋との組み合わせがおすすめです。

④耐久性の高さで選ぶ

登山用軽量テントマット

耐久性を重視する場合には、クローズドセルマットをチョイスしましょう。なぜなら、クローズドセルマットは発泡素材で作られているため、軽量ながらも丈夫で長もちしやすい特徴があるから。広げるだけで使えるので、設置と撤収もスムーズです。

万が一、枝や尖った岩に引っ掛けて穴があいても、マットとしての使用に大きな影響はありません。しかしエアーマットほど、コンパクトにならないところがデメリットといえます。

エアーマットは、軽量さと収納のしやすさから人気がありますが、穴開き・破損しやすいのが気になるところ。利用シーンや荷物の量によって、適切なマットを選ぶとよいでしょう。

なお、テントマット以外にも、登山装備を軽量化するコツがあります。以下の記事も、ぜひ参考にしてみてください。

登山装備を軽量化する方法!安全に繋げるためのテクニックを詳しく紹介

登山におすすめの軽量テントマット5選

登山用軽量テントマット

登山にぴったりのエアーマットを、5つピックアップしました。登山用エアーマット選びのご参考にどうぞ。

①THERMAREST(サーマレスト) ネオエアーウーバーライト Sサイズ

非常に軽量でコンパクトなエアーマットです。Sサイズは重量が約170gで、収納サイズは約15×8cmと登山にぴったり。R値は2.3ほどあり、春・夏・秋の3シーズンに対応しています。

十分なクッション性があり、薄くて軽い素材のため、荷物の軽量化を最優先に考える人におすすめです。

重量 約170g
収納サイズ 約15×8cm
使用時サイズ(横幅×長さ×厚さ) 約51×119×6.4cm
THERMAREST(サーマレスト)ネオエアーウーバーライト Sサイズ
THERMAREST ネオエアーウーバーライト Sサイズ

②Gear Doctors(ギア ドクター) エアーマット Apollo air

持ち運びのしやすさと、丈夫な素材が特徴のエアーマット。表面には、コンテナ船の底にも使用される「ELAST-O-COAT」という素材が使われています。水に強くて丈夫なため、万が一、穴があいても、自分で直せるキット付きなのがうれしいポイントです。

また、折りたたむと、ペットボトルサイズほどコンパクトになるのが便利!付属のポンプ袋によって、大量の空気を一度に吹き込めるところもGOODです。軽くてかさばらず、丈夫なマットを探している人にぴったりのアイテムです。

重量 約475g
収納サイズ 約21.5×10cm
使用時サイズ(横幅×長さ×厚さ) 約56×183×8.1cm
Gear Doctors(ギア ドクター) エアーマット Apollo air
Gear Doctors エアーマット Apollo air

③FIELDOOR(フィールドア) ウルトラライトエアーマット

低価格ながらも、頑丈で撥水性のある商品です。素材には、耐久性に優れたリップストップナイロンを採用し、TPUコーティングによって雨や泥にも強いのが魅力。簡単にお手入れしやすいのがポイントです。

また、吹き込んだ空気が逆流しないよう、バルブには逆止弁が付いています。寝心地を確保しつつ、コストパフォーマンスに優れたエアーマットを探している人に向いているでしょう。

重量 約520g
収納サイズ 約10cm×22cm
使用時サイズ(横幅×長さ×厚さ) 約56×196×6cm
FIELDOOR(フィールドア) ウルトラライトエアーマット
FIELDOOR ウルトラライトエアーマット

④WOLF WALKER(ウルフウォーカー) エアーマット

ゆったりスペースで、寝心地は抜群!膨らませたときのサイズは、約190×60×5cmと、大人1人が十分に横になれる広さです。表面が凹凸状で、体圧を均等に分散するため、快適な睡眠環境を求める人におすすめです。

収納サイズは、直径約10cm・長さが約27cmとコンパクト。携帯性だけでなく、通気性や防水性も重視する人には、選択肢のひとつとなるでしょう。

重量 約450g
収納サイズ 約10×27cm
使用時サイズ(横幅×長さ×厚さ) 約57×185×5cm
WOLF WALKER エアーマット
WOLF WALKER エアーマット

⑤THERMAREST(サーマレスト) Zライトソル Rサイズ

耐久性に優れた、クローズドセルマットです。パッと広げて、ジグザグに折りたためるので、設置も収納も簡単!登山だけでなく、キャンプや車中泊などでも活躍すること間違いなしです。

また、表面にアルミを蒸着しているのが特徴で、アルミ無しのマットと比較すると、断熱性が約20%高いのがポイント。春・夏・秋と、これひとつで3シーズンに対応できるのが魅力です。

快適な寝心地を感じやすいよう、凹凸形状のエッグクレート構造によって、体圧を分散させる工夫もGOODです。

重量 約410g
収納サイズ 約51×13×14cm
使用時サイズ(横幅×長さ×厚さ) 約51×183×2cm
THERMAREST(サーマレスト) Zライトソル Rサイズ
THERMAREST Zライトソル Rサイズ

 

登山用の軽量テントマットには、商品によって異なる特徴やメリットがあります。軽量なテントマットを選ぶコツは、収納時のサイズ・空気の入れ方・防寒性や耐久性などです。なにを重視するかを考慮して、自分のスタイルや使用する環境にあったものを選びましょう。本記事を参考に、お気に入りのテントマットを見つけてください。夜間にしっかり睡眠がとれれば、翌日も元気いっぱいに山歩きを楽しめるでしょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。