冬キャンプでは寒さ対策が欠かせません。なかでも地面からの冷気を遮断してくれる断熱マットは必須アイテムです。この記事では、冬キャンプ用のマットの選び方とおすすめ商品を紹介します。断熱性に優れたマットを使用して、万全の底冷え対策を行いましょう。
冬キャンプ用のマットを選ぶポイント
冬キャンプ用のマットを選ぶときのおもなポイントは、以下の3つです。
- R値が高いものを選ぶ
- 厚みのあるものを選ぶ
- 重ねて使用できるものを選ぶ
それぞれについて、チェックしていきましょう。
R値が高いものを選ぶ
できるだけR値の高いものを選びましょう。冬キャンプの睡眠時は、地面からの底冷えを防ぐことが大切です。
どの程度の断熱性があるのかを見極める際に、参考になるのがR値です。これはマットの断熱性を数値化したもので、値が高いほど断熱性が優れているとされています。冬キャンプで使用する場合は、R値4以上を目安に選ぶとよいでしょう。
R値について詳しく知りたい人は、こちらも参考にしてください。
厚みのあるものを選ぶ
厚みのあるマットを選べば、地面からの冷気を感じにくくなります。
厚さ10cmを超える商品も販売されています。厚みがあるものは、サイズが大きくなりますが、その分寝心地は抜群。寝床がラグジュアリーな空間になるでしょう。また、車中泊では、シートの凹凸を軽減して安眠しやすくなります。
重ねて使用できるものを選ぶ
重ねて使用できるものは、断熱効果を調節しやすくなります。厳冬期や寒冷地では、ひとつのマットでは寒くて寝られないこともあるかもしれません。
そんな時は、マットを重ねて使うのがおすすめです。断熱効果が上がり、快適に眠れるでしょう。とくに寒い時期のキャンプでは、重ねて使いやすいクローズドセルタイプのマットがあると重宝します。
冬キャンプにおすすめの断熱マット6選
冬キャンプにおすすめのマットを紹介します。
①EXPED(エクスペド) Ultra 7R
R値が7.1のスリーピングマットです。対応下限温度が-30℃と、冬キャンプでも十分すぎるほどのスペックとなっています。
内部に700フィルパワーの高品質ダウンが入っているため、保温性に優れています。厚みが約9cmあり、地面の凸凹を軽減できるのもうれしいポイント。
ポンプバックが付属しており、口で膨らませなくても、手軽にすばやく空気を充填できます。厳冬期のキャンプはもちろん、冬山登山用のマットを探している人にもイチオシの商品です。
②THERM‐A-REST(サーマレスト)ベースキャンプ
高品質なスリーピングギアを提供する、サーマレスト社製のインフレータブルマットです。バルブを開くと自動的に空気が入って膨らみます。
R値6.0の十分な断熱性によって、底冷えを防いで快適な睡眠が確保できるでしょう。また、今季からクッション材に安定性の高いソリッドフォームを使用していて、寝心地のよさがアップしています。
冬に使用できるマットとしては低価格なため、コスパに優れたマットを探している人はぜひチェックしてみてください。
③NEMO(ニーモ)テンサーアルパインレギュラー マミー
オールシーズン使える、R値4.8のスリーピングマットです。内部の空気の対流を抑制する独自構造で、断熱性と保温性に優れています。
空気を入れたあとにも、バルブを押すことで簡単に硬さの微調整が行えるのが特徴。エアマット特有の不安定感も抑えられていて、快適な眠りにつけます。
本体重量が475gと軽量で、収納サイズは径8cm×長さ20cmとコンパクトに収納できるのも魅力です。バッグパックに収納できるので、荷物をできるだけ少なくしたい人の有力候補となるでしょう。
④WAQ(ワック)RELXING CAMP MAT(S)
R値6.3と、冬キャンプに適したマットです。マット内部には厚さ約10cmのウレタン、表面には伸縮性のある素材を使用しています。自宅で使うマットレスのような寝心地を味わえるでしょう。
また、横70×縦200cmと余裕のあるサイズで、ゆったりと眠れます。比較的リーズナブルなので、コスパと快適さの両方を求める人におすすめです。
⑤EXPED(エクスペド) MegaMat 10 LXW
R値8.1、対応温度は-40 °Cのハイスペックなマットです。厳冬期のキャンプでも底冷えを感じずに安眠できます。
ショルダーバックとしても使える収納袋が付属していて、持ち運びに便利です。全体がフラットな構造で、厚みが10cmあるため、地面の凹凸を感じることなく眠れます。冬キャンプや車中泊で快適な寝床を追及したい人にぴったりの商品といえるでしょう。
⑥THERM‐A-REST(サーマレスト)Zライトソル
折りたたんで収納できる、クローズドセルタイプのマットです。表側はアルミでコーティングされていて、断熱性に優れています。
R値は2なので、これ1枚での冬キャンプは厳しいですが、ほかのマットと併用することで断熱効果を高められます。すでにマットを所有していて、重ねて使えるタイプのマットを探している人は、ぜひチェックしてみてください。