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雪深い北陸地域には標高の高い名峰と、自然にあふれたトレッキングスポットが数多く存在しています。厳しい自然の中で育まれた、絶景と澄んだ空気を感じに北陸の山へ足を運んでみませんか。そこで今回は北陸エリアの夏におすすめの山と、難易度を紹介していきます。

富山県

夏山 おすすめ 北陸
 

薬師岳:標高2,926m

気品のあるたたずまいの薬師岳は「北アルプスの貴婦人」とも呼ばれています。山頂では360度の大パノラマが広がり、槍ヶ岳、穂高、剱岳、立山といった北アルプスのそうそうたる名峰に加え、日本海まで見渡せる贅沢な眺望を楽しめます。

氷河の地形”薬師岳圏谷カール”は国の特別天然記念物にも指定されている圧巻のみどころです。

おすすめコース (中級者以上)折立~太郎山~薬師岳
登り所要時間 約9時間

 

立山(雄山):標高3,003m

富山県を代表する立山連峰の主峰「雄山」は標高3,003m。初心者はいっけん尻込みしてしまいそうな高さです。登山口の室堂(標高2,450m)までは交通手段を利用してアクセスできるので初心者でも日帰り登山を楽しめます。

登山ルートでは立山ならではの貴重な高山植物、国の特別天然記念物の”雷鳥(らいちょう)”など、一期一会の出会いがあるかもしれません。

険しい道のりを歩いた先の山頂には、富士山まで見渡せる壮大な景色が待っています。自然のパワーを体いっぱいに感じてみましょう。

おすすめコース (初級者)室堂~一ノ越~雄山
登り所要時間 約3時間弱

 

美女平:標高977m

森林浴や野鳥の声を楽しみながらトレッキングを楽しみたい方には「美女平」がおすすめです。

立山杉や原生林が生い茂る森には60種を越える野鳥が生息しています。森林浴の森100選にも選ばれた遊歩道をのんびりと歩くコースは、登山とはひと味違った自然を満喫することができます。

天然の木々から発せられる”マイナスイオン”を感じながら、夏でも清涼感のある空気を楽しめるでしょう。

美女平遊歩道コース (初級者)内回り・中回り・外回り
所要時間 約1時間~2時間30分

 

石川県

夏山 おすすめ 北陸

白山:標高2,702m

富士山、立山にならぶ日本三霊山のひとつ「白山」は、石川県、富山県、福井県、岐阜県の4県にまたがっています。自分のレベルに合わせてコースが選べるので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる山です。

日本有数の花の山として”白山固有の植物”も群生しているので、可愛らしいお花を愛でながらの登山を楽しめるのが魅力のひとつ。6月~8月にかけてクロユリ、ハクサンコザクラ、チングルマなど高山植物が見頃を迎える季節は特におすすめです。

おすすめコース (初級者 砂防新道)
別当出合~甚之助避難小屋~白山室堂~御前峰山頂               

(上級者 加賀禅定道)
別当出合~甚之助避難小屋~白山室堂~御前峰山頂~翠ガ池~奥長倉避難小屋~ハライ谷登山口

登り所要時間 (初級者)約5時間弱

(上級者)1泊2日(白山室堂泊)

 

別山:標高2,399m

「別山」の名前の由来は、白山から少し離れた場所にあることから名付けられています。白山が花の百名山として人気の中で、別山は穴場的な存在。白山の賑わう登山者を避け、高山植物を静かに観賞しながらマイペースに山登りを楽しみたい方にはおすすめの山です。

おすすめコース (中級~上級者 三ノ峰登山道)
上小池~三ノ峰避難小屋~~三ノ峰~別山平~別山
登り所要時間 約6時間

 

三方岩岳:標高1,736m

白山国立公園内に位置している「三方岩岳」は気軽にトレッキングを楽しむにはちょうどよい低山といえます。名前の通り3つの大きな岩が悠然とたたずむ光景は威風堂々たるもの。

汗をかきながら到着した山頂では、白山や北アルプスの荘厳な光景が出迎えてくれるでしょう。

おすすめコース (初級者 三方岩岳登山道コース)
三方岩駐車場~分岐点~三方岩岳
登り所要時間 約1時間弱

福井県

夏山 おすすめ 北陸

赤兎山:標高1,629m

初夏にはニッコウキスゲの群生が見頃となる「赤兎山」は、福井県で唯一の高層湿原”赤池”があります。池の周辺には木道が真っ直ぐに伸び、繊細な高山植物が登山者の目を楽しませてくれるコースになっています。

ウサギのような丸みを帯びた山容姿から名前の由来がついたともいわれている赤兎山。優しい山あいの木道を、風に吹かれてゆっくりと歩くトレッキングは極上の時間です。

おすすめコース (初級~中級者)
赤兎山登山口~小原峠~大舟分岐~赤兎山~赤兎平避難小屋)
登り所要時間 約2時間

 

荒島岳:標高1,523m

日本百名山のひとつ「荒島岳」は別名「大野富士」とも呼ばれ、長いあいだ信仰の山として崇められてきました。

標高があまり高くないため初心者には登りやすい山ですが、”もちが壁”という名物の難所があるので侮れません。鎖やはしご、ロープのある急な岩場を乗り越えられる脚力と体力が必要です。

美しいブナの原生林とシャクナゲの色彩は、夏の暑さを忘れさせてくれる涼やかさです。新緑に癒やされながらの登山道を存分に堪能できるでしょう。

おすすめコース (初心者 勝原コース)
駐車場~元リフト終点~シャクナゲ平~荒島岳
登り所要時間 約3時間30分

 

夏と冬の寒暖の差が激しい北陸の山あいには、貴重な植物が群生しているスポットがたくさんあります。雄大な山々の光景と、ひたむきに咲く高山植物の両方を楽しめる登山は短い夏のシーズンだけです。日常では味わうことのできない”絶景のパノラマ”を見つける登山へぜひ出かけてみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。