眠れない原因その①テントの立地が悪い
キャンプでぐっすり眠るためには、まずテントを張る場所選びが重要です。確認する点は以下の3つ。
- 傾いていないか
テントを張る場所は、なるべく平らな場所を選びましょう。どうしても少し傾斜がある場合は、高い方を頭にして寝るようにします。
- 石などでゴツゴツしていないか
石や木の根っこなどなどが下にあると、寝心地が悪いです。取り除ける石はよけて、地面をフラットにならしましょう。
- 人が頻繁に通る場所ではないか
炊事場やトイレ近くのサイトは、利便性が高いため人気の場所ですが、夜中に他のキャンプ客がトイレに行くたびに目が覚めてしまうということも多いようです。
人や車の通路からは、少し離れた場所を選んだほうがいいですよ。
眠れない原因その②地面からの冷気・熱を遮断できていない
初心者にありがちなのが、断熱をおろそかにすること。寒い季節は、地面からの冷気、暑い季節は地熱をどれだけ遮断できるかで、快適さが変わってきます。
テントの下には必ずグランドシート(ブルーシートでOK)を敷き、シュラフの下にマットを敷きます。全体に銀マットなどを敷き、さらにその上にシュラフマットを敷くぐらいの方がいいです。
マット選びは寝心地に直接関わります。コアなキャンパーほど、シュラフよりもマットにこだわるのはそのためです。
柔らかく極上の寝心地を求めるのなら、エアマットやインフレーターマットが最高ですが、いつのまにかどこかに穴が開いて(それもどこに開いているのか見つけにくい)膨らまなくなってしまうのが難点。
長く使えて断熱効果が高く、それなりに寝心地がいいウレタンマットがバランスが良いと思います。
簡易ベッドのように使えるコットを使うのもおすすめ。
眠れない原因その③シュラフが合っていない
冬に夏用のシュラフでは寒いですし、夏に冬用では暑すぎます。考えれば当たり前のことなのですが、シュラフは割と高価なものでもあるので、1個で年中済ませちゃおうと考えている人が多いような気がします。
シュラフも家の布団と同じく、季節によって使い分けましょう。キャンプを1年中するのであれば、真夏以外は割と寒い状況で寝ることが多く、寒さが原因で眠れないことがほとんどと言っても過言ではありません。
そのため、ひとつは多少値が張っても、とにかく温かく、熱が逃げにくいマミー型のシュラフを持っておくこと。
そして、暑い季節は安い封筒型の化繊のものでOKです。
眠れない原因その④枕がない
よく、枕が変わると眠れないという話を聞きますが、キャンプではその枕すらないということが多いかもしれませんね。
寝心地が悪い、寝苦しいと感じているなら、キャンプ用の枕を導入してみてはいかがでしょうか。首や頭の疲労感が全然違いますよ。
荷物を増やしたくないシーンでは、ザックやダウンジャケットを丸めたものなんかを枕代わりにするといいでしょう。
眠れない原因その⑤虫が気になる
夏のキャンプで問題なのが、虫。「プ〜ン・・・」とどこからともなく聞こえる羽音が気になって眠れないということもあるのでは?
夏キャンプに虫除けスプレーや蚊取り線香などは必須アイテムですが、長袖長ズボンで肌を守ることも大切です。
また、水辺の近くは虫が発生しやすいため、川や池などからは離れたところにテントを張るようにしてください。
テントから少し離したところに明るいランタンを置いておくと、虫が光に寄ってくるので、テントへの侵入を減らせますよ。
殺虫機能の付いたランタンもあります。
眠れない原因その⑥風の音が気になる
暑さ寒さの次に睡眠妨害の原因とされる風。風が強いとテントがバタバタ揺れて眠れないんですよね。
風が強くなりそうな日は、吹きさらしの原っぱよりも、風を遮ってくれる林間サイトなどをえらびましょう。
テントはしっかりとペグダウンし、風のあおりを最小限に抑えます。
眠れない原因その⑦キャンプに慣れていない
装備が不十分でも、キャンプに慣れている人は関係なく寝れたりします。
初心者のうちは、寝苦しさなのか夜の怖さなのか、誰でも熟睡できないもの。そんな方には、「2泊してみる」という克服方法をおすすめします。
1日目が眠れなければ眠れないほど、2日目は疲労で爆睡できます(笑)。そして不思議なことに、一度キャンプで熟睡できると、次からもちゃんと眠れるようになるんですよ。是非お試しあれ!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。