鳥取県にある中国地方最高峰の大山。自然豊かな大山は四季折々の姿を見せてくれるスポットとして、地元の人からも親しまれています。冬はスキーやスノーボード、夏は新緑を楽しむことができる大山。今回は、秋に向けて大山の紅葉スポットをご紹介します。

豪円山のろし台

大山 紅葉

 

豪円山のろし台は大山も望むことができるおすすめスポットの1つです。

秋になると紅葉と大山北壁の雄大な自然が混じり合い、美しいコントラストを見ることができます。

のろし台の足元にはまだ雪を被っていないゲレンデがあらわになっており、そのゲレンデの緑がまたよい味をかもし出している絶好のビュースポットです。

豪円山のスキー場ゲレンデから山道を15分ほど歩いた先には息を呑むほどの絶景が待っています。

正面に望む大山北壁とは反対側に振り返ると、晴れた日には日本海も一望することができるんです。

訪れる人はさほど多くはなく、隠れた穴場的なスポットなのでゆったりと紅葉や写真撮影を楽しむことができます。

空が近く感じるここのスポット、はランドスケープ写真を撮るのにも絶好の場所です。非常に綺麗な写真を撮ることができるので、カメラをお持ちの方はぜひカメラを持って訪れてみてください。

 

 

所在地:鳥取県西伯郡大山町大山

アクセス:豪円山スキー場から徒歩15分

 

 

大山寺

大山 紅葉

 

西日本随一の規模を誇る大山のブナ樹林。

大山寺エリアにはお店があったり紅葉狩りと合わせて楽しむことができたり、そのままお寺に参ることもこともできます。

整備された参道ののぼり坂はゆるやかで、少し歩くと見えてくるのが大山寺の山門です。

ブナ樹林が色づく季節に合わせて大山秋色週間というイベントが開催され、期間中は秋のご縁日もあり、当日は稚児行列も行われ太鼓やホラ貝の音などでにぎやかになります。

また期間中には、絵灯篭の献灯や山門のライトアップなども行われるので、秋色週間のイベント期間に合わせて大山寺に訪れてみることをおすすめします。

大山寺エリアは、前述した豪円山のろし台からも比較的近く、駐車場である博労座などからも綺麗な紅葉を望むことができるため、周辺散策もしながら紅葉狩りを楽しむことができるのでおすすめです。

大山寺周辺エリアは散策に適しているので、自分の好きな紅葉スポットを探すような楽しみかたもできるので、ぜひカメラ片手に周辺散策をしてみてください。

 

 

所在地:鳥取県西伯郡大山町大山9

アクセス:米子道米子ICから博労座駐車場まで車で15分

 

桝水高原

 

桝水高原は前述した2つとは少し離れたエリアにありますが、車で行く場合は大山寺エリアに行った帰りに桝水高原経由で帰ることもできます。

桝水高原から見ることのできる西日本随一のブナの樹林はこちらもやはり圧巻です。

大山の中腹あたりの標高700m〜900mに位置する桝水高原は大山を正面から望むには大変適したスポットのなっており、写真撮影のスポットとしてもおすすめできます。

中でも桝水高原のおすすめポイントは天空リフトです。

天空リフトで標高900mほどのところまでのぼることができ、紅葉を足元にみおろすことができます。

くわえて、晴れた日に桝水高原の上から望むことができる日本海も本当に絶景なのでおすすめです。

リフトも小人700円、大人800円と比較的安価で利用することができるので、ぜひリフトに乗ってあがってみてください。

絶景があなたを待っています。

 

 

所在地:鳥取県西伯郡伯耆町大内1067-2

アクセス:米子駅から車で約35分

 

 

鍵掛峠

 

大山の南壁を望むことができるスポットとして有名なのが鍵掛峠。

大山の南壁を見ると崩壊が進んでいることがよくわかるほど、岩壁がむき出しになっていますが、その雄大さはまさに圧巻です。

崩壊によって無数の沢が生まれ、その沢が集まってできた大きな沢が一の沢、二の沢、三の沢と呼ばれています。

自然が作り出した雄大な風景は息を呑むほど美しく、紅葉の時期になるとそれは顕著です。

紅葉の季節になると岩壁の色と、赤や黄色などに色づいた木々とのコントラストが大変美しく、絶景を望むことができます。

大山の絶景を望むことができる最高のロケーションなので、鍵掛峠は大変おすすめです。

 

 

所在地:鳥取県日野郡江府町

アクセス:米子道江府ICより奥大山方面へ車で約20分

 

 

大山登山でも紅葉を楽しめる

大山で人気があるのはやはり大山登山。

紅葉の季節になると、大山登山と一緒に紅葉狩りを楽しむことができます。

登山好きな方はもちろん、体力にあまり自信のない方も1合目や2合目あたりまで登って、紅葉を楽しんでみてください。

西日本随一のブナ樹林が紅葉で色づく姿はまさに圧巻の景色です。

そして、大山の紅葉は見頃が2回訪れます。

紅葉が終わりかけ、色づいた木々の色が深くなってくるタイミングで、例年大山の初冠雪が見られ、終わりかけて深い色になった紅葉と、薄っすら白く積もった雪とのコントラストも絶景です。

大山登山をしながら各々の絶景ポイントや撮影スポットを探すという楽しみ方もできるので、登山好きの方はぜひ、紅葉の時期にも大山登山に訪れてみてください。

 

大山という山そのものが、見る方向によって姿が変わるため、紅葉を見ることができるスポットもそれぞれ違う味があります。大山の紅葉は2度見頃を迎えるため、紅葉のピークを逃してしまった場合にも2度目の見頃には間に合うかもしれません。今回紹介しきれないスポットも多くあるため、好みの紅葉スポットを見つけるなど、西日本随一のブナ樹林が色づく大山で紅葉狩りを楽しんでみてください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。