国産爪楊枝の製造工程で生まれる白樺の削り粉をアップサイクルした、100%天然植物由来のお香「白樺と除虫菊」が発売されました。開発したのは、大阪で国産爪楊枝を製造する菊水産業と、お香ブランド「クリスタルインセンス」。これまで十分に活用しきれなかった素材を生かし、日本のものづくりや伝統技術を未来へつなぐ新たな取り組みとして注目を集めています。

爪楊枝づくりから生まれた「削り粉」に新たな価値

 

北海道産の白樺を使った国産爪楊枝は、一本一本を削り出して製造します。その過程では、どうしても細かな木粉(削り粉)が生まれます。

これまでも別用途での活用は行われてきましたが、安定した活用先を見つけることは簡単ではありませんでした。しかし、この削り粉も爪楊枝と同じ白樺から生まれた大切な素材です。

「自然の恵みを余すことなく使い切りたい」。

そんな思いから誕生したのが、今回発売されたお香「白樺と除虫菊」です。国産爪楊枝メーカー・菊水産業と、日本の伝統技術を生かしたお香づくりを手がけるクリスタルインセンスが共同開発し、白樺の削り粉を100%天然植物由来のお香へと生まれ変わらせました

国産爪楊枝メーカーだからこそ生まれたコラボレーション

今回の取り組みには、日本のものづくりを取り巻く現状も関係しています。

現在、丸軸の国産爪楊枝メーカーは国内にわずか2社。その一社である菊水産業は、1960年の創業以来、大阪・河内長野市で国産爪楊枝をつくり続けています。海外製品との価格競争が続くなかでも、「素材を最後まで使い切る」という考えを大切にし、新たな価値づくりに取り組んできました

一方、クリスタルインセンスは、日本各地に残る伝統技術の継承をブランドのテーマに掲げています。福岡県八女市で、水車だけを動力として杉粉を挽く昔ながらの製法を受け継ぐ職人とも連携し、天然素材を使ったお香づくりを続けています

今回のコラボレーションでは、両社が共通して持つ「自然への敬意」と「職人技を未来へつなぎたい」という思いが重なり、新たな商品開発につながりました。

白樺と除虫菊が生み出す、夏に寄り添う香り

「白樺と除虫菊」は、化学添加物を一切使用せず、白樺の木粉と天然除虫菊、福岡県産の椨(タブ)粉を原料に製造されています

白樺は油分が少なく、お香として成形することが難しい素材とされますが、数か月に及ぶ試行錯誤を経て、無添加でありながら十分な強度と安定した燃焼性を実現したといいます。

香りは一般的なお香のような華やかさや甘さではなく、白樺本来のウッド調の香りに、日本の夏を代表する植物である除虫菊を合わせた落ち着きのあるブレンドです。どこか懐かしさを感じるスモーキーな香りが広がり、静かに自分と向き合う時間を演出します。

創業66周年を記念した数量限定商品

「白樺と除虫菊」は、菊水産業の創業66周年を記念した数量限定商品として販売されます。

価格は6,600円(税込)。約60本入りで、燃焼時間は約15分です。購入者には、本商品の原料にもなっている国産爪楊枝「きくすいしらかば楊枝袋入(45本入り)」が数量限定でプレゼントされます。販売はクリスタルインセンスおよび菊水産業のオンラインショップで行われています。

爪楊枝づくりから生まれた削り粉を、新たな価値を持つお香へと生まれ変わらせた今回の取り組み。素材を余すことなく使い切る発想と、日本各地に受け継がれる職人技が出会うことで、日々の暮らしに寄り添う新しいプロダクトが誕生しました。

商品概要

商品名:【限定コラボ】お香「白樺と除虫菊」約60本入
発売日時:2026年7月1日(水)20:00〜
価格:6,600円(税込)
内容量:60本入り
燃焼時間:約15分
原材料:北海道産白樺木粉、天然除虫菊粉末、福岡県産椨(タブ)粉末
製造国:日本(福岡県)
販売場所:
クリスタルインセンス オンラインショップ
菊水産業 公式オンラインショップ

まとめ

国産爪楊枝の製造工程で生まれる白樺の削り粉をアップサイクルした、100%天然植物由来のお香「白樺と除虫菊」が7月1日に発売されました。開発したのは、大阪で国産爪楊枝を製造する菊水産業と、お香ブランド「クリスタルインセンス」。これまで十分に活用しきれなかった素材を生かし、日本のものづくりや伝統技術を未来へつなぐ新たな取り組みとして注目を集めています。

Greenfieldニュース編集部

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