基本は動きやすい服装!
登山メーカーやクライミングメーカーでは、クライミング用のTシャツやパンツなどが売られていますが、値段が高めです。
クライミングジムで着ていた動きやすい服装でも応用できますが、具体的にどんな服装が外岩クライミングに向いているのか、順を追って見てみましょう。
手持ちのトップスで応用
山登りは長時間行動による汗冷えが致命的で、乾きにくい綿素材のTシャツは避けるべき素材と言われています。
一方、外岩クライミングはエリアまでの道のりが比較的短いところも多く、山登りのように汗冷えを心配することが少ないため、綿素材のTシャツで応用できます。
また、外岩クライミングで登っている時間も短いため、動きやすいものであれば普段着ているTシャツで大丈夫です。速乾性素材のTシャツなら、登った後の衣服内の暑さや蒸れを軽減できます!
動かしやすいボトムスでハイステップも楽々
クライミングジムと同じように、外岩クライミングも足を大きく曲げたり開く動きが多いため、足の動きを妨げないように伸縮性のある動きやすさ重視のパンツが必須です。ユニクロのパンツは伸縮性が良く、安価で気軽に買いやすいのでおすすめです!
デザインは、ブーツカットやワイドパンツのように裾が広がり過ぎないものを選びましょう。登っている時に足元が確認できるように、裾が細めのパンツがベスト。
またクライミング用のパンツは、動きやすくて普段でも履けるデザインのものが沢山あります。
股下にマチ(ガゼットクロッチ)が付いたもの、膝が立体裁断になっているもの、膝とお尻の生地が別の素材になっているものなど、足を自由に動かすことができて耐久性の高い作りになっています。
また足元がよく見えるように、裾が紐でしぼれるジョガータイプのパンツもあります。ルートクライミングを楽しむ時は、パンツのウエストがハーネスのウエストに干渉しすぎないデザインがおすすめです。
クライミング用のパンツは、ウエストがゴム製のものや紐、バックルで調節するものがあり、ハーネスとパンツのウエスト部の重なりでごわつかないデザインになっています。
怪我から肌を保護しよう!
外岩クライミングは、自然の気候をそのまま肌で感じながら登ります。特に春から秋の気温が高い日には、半袖やハーフパンツになりたくなりますよね。
でも肌を露出したまま登ると、硬い岩でぶつけた時に擦り傷ができてしまいます。岩から降りたら、いつの間にか腕や足に擦り傷ができていた、なんてこともざらにあります。
怪我から肌を保護するために、半袖Tシャツの下にはインナーTシャツを重ね着すると安心です。紫外線対策をかねてアームカバーを付けるのもおすすめ。またハーフパンツの下には、タイツやスパッツを履きましょう。
アウターで体の冷えを防ごう!
空調が整ったクライミングジムとは反対に、外岩クライミングでは急な雨など天候の変化によりアウターが必要です。そして、山の中のクライミングエリアは平地より標高が高くなるとともに、気温も低くなります。
雨や風を防ぐレインウェア、また特に気温が低い日は、フリースやダウンジャケットなどで体温の調節をしましょう。登り始める前や登り終ったあとに待機している時も体が冷えるので、アウターを一枚着ましょう。
滑りにくい靴で安全に移動
クライミングエリアまでは山道を歩きます。滑りやすい木の根やゴツゴツした岩の上を歩くこともしばしば。サンダルなど指先やかかとが覆われていない靴では、足元が汚れたり怪我をする可能性があるため、スニーカーを履くのが賢明です。
そんな道中を歩くのに力を発揮するのがアプローチシューズです。アプローチシューズは、クライミングエリアまでの道のりを安全に歩くために作られたもの。
グリップ力が高いソールで道中の簡単な岩場も登れ、深いソールパターンは悪路でも安定して歩けます。防水透湿性素材のゴアテックス®を採用しているモデルもあるので、水分を防ぎながら蒸れずに快適な履き心地。
アプローチシューズはいろいろなアウトドアに使えて、カジュアルな私服にも合います。一足持っていると便利ですよ!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。